19時15分 終局
128手 8五桂まで、△藤井聡王位 の勝ち
藤井聡太王位の史上最年少・最速でのタイトル10期獲得、おめでとうございます
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2022/09/06 19:42
将棋の藤井聡太王位(竜王、叡王、王将、棋聖、20)が、9月5、6日に行われた第63期お〜いお茶杯王位戦七番勝負第5局で挑戦者の豊島将之九段(32)に勝利し、タイトル防衛と3連覇を達成した。シリーズ成績は4勝1敗。この結果で、通算タイトル獲得数は史上最速・最年少で10期に到達した。
今シリーズは、3連覇を目指す藤井王位に、2期連続の挑戦で4期ぶりの王位奪還を狙う豊島九段との激突なった。先勝を飾ったのは豊島九段。しかし、藤井王位はその後3連勝を飾り、一気に挑戦者を追い詰めた。全5局で「角換わり」の戦型を志向。本局は出だしから互いに慎重な序盤戦をたどり、早々に前例を離れた。1日目は、中盤の難所で藤井王位の手番で指し掛けに。2日目に入ると、藤井王位は前日の受けの姿勢からは一転、猛攻を開始した。
後手は積極的に戦線を拡大。自玉の延長戦には先手の飛車が待ち受けていることも構わず、激しい戦いを仕掛けていった。しかし、豊島九段も簡単には倒れない。一見動きが制限されそうな自陣深くに角を打ち込み均衡を保った。激しい攻防戦となった終盤戦では、後手が1筋に角を打ち込む一手に、ABEMAの中継に出演した広瀬章人八段(35)は「名手。発見しにくい手」とコメント。先手は細かい技を多数繰り出し藤井王位に迫ったが、後手はじわじわとポイントを積み上げリードを拡大。最後は飛車を走った一手から先手を討ち取り、大きな勝利を手にした。
大一番を制した藤井王位は、「中盤以降は常に玉が薄くて自信がない将棋でしたが、崩れずに指すことは出来たのかなと思います」と激戦を振り返った。シリーズは4勝1敗で防衛を達成。「すべて角換わりの将棋でしたが、どの将棋も中盤が難しくて、長考してもわからない場面が多かった」と総括した。
一方、2期連続で挑戦を阻まれた豊島九段は「あまり思わしい順が見つからなかったが、いろいろ手段はあったと思う。早い段階で悪くなってしまう将棋が多く、内容も良くなかった」とコメントした。
七番勝負開幕時には19歳だった藤井王位は、期間中の7月19日に20歳の誕生日を迎えた。この王位防衛が藤井王位にとって20代となって初めてのタイトル。2020年度の棋聖挑戦以来、一度としてタイトル戦での敗退がない藤井王位は、史上最速&最年少で節目の10期到達となった。歴代最多99期の羽生善治九段(51)の10期達成は23歳4カ月。初タイトルの棋聖獲得からの到達は4年1カ月を要した。さらに到達までには2度敗退しているだけに、藤井王位の偉業が際立つ。通算獲得数は歴代9位をキープ。連続記録がどこまで伸びるか、今後ストッパーは現れるのか、ますます目が離せない。
藤井王位は、10月には今年度3つ目の防衛戦となる竜王戦七番勝負が開幕。竜王経験者でもある広瀬章人八段(35)を挑戦者に迎えるとあり、気の休まる間は無い。さらには、年度内六冠獲得に向けた棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメント、最年少名人を目指す順位戦A級でのリーグ戦と、ファンにとっても見どころは目白押し。藤井王位の今後の戦いに期待は高まるばかりだ。
◆藤井 聡太(ふじい・そうた) 2002年7月19日、愛知県瀬戸市出身。中学2年生時の2016年10月に史上最年少で四段昇段、史上5人目の中学生棋士となる。2020年度の第91期棋聖戦でタイトル初挑戦。渡辺明棋聖(当時)を破り、17歳11カ月で最年少タイトルホルダーとなった。以降、竜王1期、王位3期、叡王2期、王将1期、棋聖3期と、獲得と防衛を重ねて通算10期。棋戦優勝は5回。通算成績は278勝56敗、勝率は0.8323。趣味は鉄道、チェス。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:藤井聡太王位、タイトル戦敗退なし最速&最年少で通算10期達成 羽生善治九段より3年早い到達 | ニュース | ABEMA TIMES
終局直後
【藤井王位の談話】
――序盤の駒組みを振り返って。
「△4四歩(36手目)から△4一飛は、この形になればやってみようかなと思っていたんですけど、そのあとがよく分からなくて。△5三金(52手目)と上がったんですけど、▲3五歩から▲5六歩と仕掛けられてみると、かえって当たりが強いような形になっているので、自信がない展開だなと思っていました」――▲9八角(81手目)の辺りは。
「本譜は3二金が浮く形なので、▲9八角と打たれることはあるのかなと思っていました」――△1三角(94手目)と打った局面の手応えは。
「先手からピッタリした受けは難しいのかなと思っていましたが、▲7九歩と受けられたときに方針が分からなくなってしまって。本譜は▲8四金(97手目)と打たれてまた自信がない感じになったと思いました」――▲4一角(111手目)の辺りは。
「本譜では苦しくてもおかしくないと思ったんですけど、流れからして、仕方がないと思って進めていました」――そのあと手応えを感じたのは。
「△6八成銀(110手目)から△6九飛と打つ手が間に合う形になって、なんとか攻めの形を作れたのかなと思っていました」――一局を振り返って。
「常に中盤以降は玉が薄くて、自信のない将棋だったんですけど、崩れずに指すことはできたのかなと思います」――シリーズを振り返って。
「王位戦はすべて角換わりの将棋でしたけど、どの将棋も終盤が難しくて、長考しても分からない場面が多かったなと思います」【豊島九段の談話】
――駒組みの辺りは。
「▲4五歩(39手目)と仕掛けられないと、あまり自信がない変化に合流してしまうので。仕掛けたあと、(再び)駒組みになったときに、あまりよくない手を指してしまったかもしれないです」――1日目が終了したところは。
「▲5五歩(59手目)の局面は後手から手段が多そうなので、あまり自信なかったですね」――△5七歩(62手目)の辺りは。
「嫌みを突かれて、こちらがまとめづらい感じかなと思っていました」――▲9八角(81手目)の辺りは。
「▲9八角を打つと、相当使えない展開になるので……。でも、打たない手がちょっと分からなかったですね。▲5七飛(69手目)から▲8六銀のところも、何かあると思ったんですが、代わる手が分からない感じでした」――▲7九歩(95手目)の辺りは。
「△1三角(94手目)がかなりきつくて、ダメかなと。▲7五歩と打つ攻め筋がなくなるのでつらいかなと思いました」――▲4一角(111手目)の辺りは。
「△6四金(114手目)のときに何かあるかどうかですが、何かチャンスがあるとしたらそこかなと。ただ、どうやっても負けの順になってしまような気がしたので」――▲5八金は強手(117手目)でしたが。
「ダメだと思いました」――一局を振り返って。
「あまり思わしい順が見つからなかったです。いろいろ手段はあったと思うので、微妙に悪手をやっているんだと思います」――シリーズを振り返って。
「早い段階で悪くなってしまう将棋が多くて、内容的にもよくなかったと思います」
藤井聡太王位に豊島将之九段が挑戦する お~いお茶杯第63期王位戦七番勝負第5局が、9月5、6日(月・火)に静岡県牧之原市の「平田寺」にて行われ、藤井王位が128手で豊島九段に勝ち、対戦成績を4勝1敗として王位防衛を果たしました。
藤井王位は王位戦3連覇となります。
詳しくは、ABEMA、王位戦中継サイト、日本将棋連盟ライブ中継をご覧ください。
情報源:藤井聡太王位VS豊島将之九段 お~いお茶杯第63期王位戦七番勝負第5局 藤井聡太王位が勝利し防衛|将棋ニュース|日本将棋連盟
日程
藤井聡太王位、タイトル戦敗退なし最速&最年少で通算10期達成 羽生善治九段より3年早い到達 | ニュース | ABEMA TIMEShttps://t.co/1nh0VWLBgC
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村)王位戦第5局は藤井聡太王位が豊島将之九段に勝ち、対戦成績4勝1敗でタイトルを防衛しました。藤井王位は王位3連覇を達成。歴代9人目のタイトル獲得10期を史上最年少(20歳1カ月)で達成しました。10月からは竜王の防衛戦に臨みます(写真は2日目開始時、日本将棋連盟提供) pic.twitter.com/p68xjsx1Mn
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村)タイトル獲得10期の達成は、羽生善治九段でも23歳4カ月の時。20歳1カ月という記録が今後破られる未来は、今のところ想像がつきません。
藤井聡太王位が3連覇 歴代9人目のタイトル10期、史上最年少で:朝日新聞デジタル https://t.co/9ambZlsRnr— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) September 6, 2022
#藤井聡太 王位が王位防衛V3 最年少&最速でタイトル獲得10期達成 豊島将之九段を下す https://t.co/lhuZwkYl5F #芸能ニュース #ニュース pic.twitter.com/MGLzGIoNH8
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👏🏻3連覇おめでとうございます👏🏻
藤井聡太王位が第5局で豊島九段下し王位戦3連覇 20代初戴冠と史上最年少でのタイトル獲得10期に到達― スポニチ Sponichi Annex 芸能 https://t.co/WBreVehzhR
— スポニチ王将戦【公式】 (@sponichi_ohsho) September 6, 2022
藤井聡太王位 最速&最年少で10期到達 豊島将之九段との大熱戦制す「崩れずに指せた」/芸能/デイリースポーツ online https://t.co/dQRj9SxUIW #DailySports
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【王位戦】藤井聡太、128手で豊島九段破る、4勝1敗で王位3連覇、最年少&最速タイトル10期 :中日スポーツ・東京中日スポーツ https://t.co/pf8ezcdzvm
— 中日スポーツ (@chuspo) September 6, 2022
#藤井聡太 王位の勝利
【お~いお茶杯第63期 #王位戦 七番勝負第5局】
○藤井聡太王位 VS ●豊島将之九段
お~いお茶杯第63期王位戦七番勝負第5局が9月5、6日(月・火)に行われ、藤井王位が128手で豊島九段に勝ち、対戦成績を4勝1敗として王位防衛を果たしました。 https://t.co/PeVrCgrMSD
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) September 6, 2022
手数が入っていませんでした。大変申し訳ありませんでした。以下に再投稿します。#王位戦 第5局は、後手の藤井聡太王位が128手で挑戦者の豊島将之九段に勝ち、シリーズ4勝1敗で防衛し、王位3連覇を果たしました。タイトル獲得数は10期となりました。
— 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】 (@chunichishogi) September 6, 2022
豊島九段:(駒組みは)後手陣が手厚くなり、あまり良くなかったかも。(9八角は)打つと相当使えない展開だが打たない手が分からなかった。(1三角を取って馬を作って)一時期より難しくなっているかもと思ったが、6四金のときに負け筋しか見えず。結構早い段階で悪くなってしまう将棋が多かった pic.twitter.com/vZnjV6LqBi
— 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】 (@chunichishogi) September 6, 2022
藤井聡太王位
豊島将之九段
第5局終了直後インタビュー https://t.co/kr2bVPikEB pic.twitter.com/Zk4CyvpZqt
— 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】 (@chunichishogi) September 6, 2022
ABEMAの中継に見入っていて出遅れましたが、王位戦第5局は藤井聡太王位が勝って、4勝1敗で防衛を果たしました! 藤井王位、おめでとうございます㊗️豊島九段、お疲れ様でした👏 それにしても、20歳でタイトル10期? これは現実でしょうか?🤔
— 将棋情報局編集部 (@mynavi_shogi) September 6, 2022
▲豊島将之九段-△藤井聡太王位(棋譜中継)
この局面で豊島は1分使い、投了を告げた。終局時刻は19時15分。消費時間は、☗豊島7時間59分、☖藤井7時間51分。 勝った藤井はシリーズ成績を4勝1敗とし、王位3連覇を達成した。 投了以下は☗8五同銀☖7七竜☗同桂☖8六金☗同玉☖7五金☗9七玉☖8六金打☗8八玉☖7八金打までの詰みとなる。
19時15分 終局
128手 8五桂まで、△藤井聡王位 の勝ち
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これで決めるか、待ったをかけるか?
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