藤井聡太棋聖「状態良い」永瀬拓矢王座「フルセットに繋げるためには頑張らないと」第4局を前に両者が意気込み語る／将棋・棋聖戦五番勝負 | ニュース | ABEMA TIMES

ABEMAの放送は8時30分～（対局は9時開始）

開幕式（産経新聞YouTube）

2022/07/16 20:19

将棋の藤井聡太棋聖（竜王、王位、叡王、王将、19）に永瀬拓矢王座（29）が挑戦しているヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第4局があす17日、愛知県名古屋市の「亀岳林万松寺」で指される。シリーズは藤井棋聖が2勝1敗。この第4局で防衛を決めるか、永瀬王座が初の棋聖奪取に向けてタイに戻すか。16日には両者が現地入りし、対局場の検分を行った。

シリーズはいよいよ終盤戦。藤井棋聖は勝てば3連覇、永瀬王座は勝ってフルセットに持ち込むべく、両者にとっては絶対に負けられない勝負所の第4局となる。藤井棋聖は王位戦七番勝負も同時進行しており、札幌で行われた第2局から中2日とハードスケジュールの真っ最中。「しっかり休めましたし、状態としては良いかなと思っています。対局が続くので、地元で開催して頂けるのはありがたいことだと思っています」と名古屋開催を感謝した。あすの第4局が10代最後の対局。「19日が誕生日ですが、それに関して特別意識することはないので、いつも通りに臨めたらと思います」と自然体だった。

挑戦者の永瀬王座にとって、名古屋は「第2のホーム」だという。対局相手であり、研究パートナーである藤井棋聖との練習のために幾度となく通っているため「土地勘もある」と話した。さらに対局場の万松寺は2020年7月に行われた叡王戦七番勝負の開催地で、第3局は207手で持将棋、第4局は232手で白星と、異例の大熱戦の舞台としてファンには強く印象に刻まれている。永瀬王座にとっては「縁起の良い場所」と笑顔で語った。

永瀬王座はここまでに1勝2敗だが、第1局では2度の千日手があったことから都合“5局”を経験。「ここまで3局指して収穫もたくさんあって、藤井さんがなぜ強いのかもわかってきた。自分なりに普段の勉強法に取り入れて、少しでも棋力が上がるようにと意識して毎日を過ごしてきました」。第4局では先手番。「フルセットに繋げるためには頑張らないといけないと思っている。ファンの皆様に一局でも多くお見せしたいと思うので頑張りたい」と意気込みを語った。
（画像提供：日本将棋連盟）

【動画】第3局で解説者を唸らせた藤井聡太棋聖の「美しくカッコいい詰み」

解説者を唸らせた藤井聡太棋聖の「美しくカッコいい詰み」ファンも「さす聡」「ビューティフル賞」と驚き／将棋・棋聖戦五番勝負第3局

藤井聡太棋聖、防衛に王手！永瀬拓矢王座を破りシリーズ2勝1敗に／将棋・棋聖戦五番勝負第3局

情報源：藤井聡太棋聖「状態良い」永瀬拓矢王座「フルセットに繋げるためには頑張らないと」第4局を前に両者が意気込み語る／将棋・棋聖戦五番勝負 | ニュース | ABEMA TIMES

2022年7月17日 05:30

棋聖戦第4局開幕式での藤井聡太棋聖（左）と永瀬拓矢王座（撮影・我満　晴朗）

将棋の第93期棋聖戦5番勝負第4局は17日、名古屋市中区の亀岳林・万松寺で第4局が指される。タイトルホルダーの藤井聡太棋聖（19）＝王将、竜王、王位、叡王含む5冠＝2勝、挑戦者・永瀬拓矢王座（29）1勝で迎える今局、藤井が勝てば3連覇。両者は前日の16日、現地で対局場検分、開幕式に出席した。

13、14日に札幌市で行われた王位戦7番勝負第2局以来、中2日でタイトル戦をはしごする藤井。相変わらずのハードスケジュールにも「ゆっくり休めましたし、状態としてはいいかと思います」と現状を説明した。2年前の7月には中1日でタイトル戦をこなした経験もある。勝者の宿命だけに四の五の言っていられない。

19日には20回目の誕生日を迎える。つまり今局が10代最後の公式戦。「それに対し意識することはないので、いつも通り臨みたい」とさらりとかわす。何歳になっても追い求めるのは盤上の真理だけ。求道者としての矜持（きょうじ）は相変わらず高レベルだ。

万松寺では4年前に開催された第76期名人戦第5局で検討室を訪れて以来という。「今回は対局者としてこられたことをうれしく思います」。節目の一戦は午前9時にスタートする。

情報源：藤井棋聖　3連覇へ「状態いい」、10代最後の公式戦も「いつも通り臨む」― スポニチ Sponichi Annex 芸能

2022/07/17 05:00

将棋の藤井聡太棋聖（１９）＝竜王など５冠＝が３連覇に王手をかけている「第９３期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」（産経新聞社主催）の第４局が１７日、名古屋市の「亀岳林　万松寺」で指される。藤井棋聖と永瀬拓矢王座（２９）は１６日、会場入りして必勝祈願を行った。１９日で２０歳となる藤井棋聖にとっては１０代ラスト対局。初の地元防衛へ、静かに闘志を燃やした。

信長ゆかりの地で〝天下取り〟だ！　２０歳の誕生日を目前に棋聖３連覇を果たすべく、濃紺のスーツに青のネクタイ姿の藤井棋聖はこの日午後、地元の愛知県瀬戸市から会場入りした。

織田信長の父・信秀が建立した万松寺で永瀬王座と成功祈願の祈禱（きとう）を受けた後、前日検分に臨んだ。２０歳になることについて問われると「特別意識することはないので、いつも通りに臨めたら」。同時進行の王位戦第２局の勝利から、中２日の強行軍。「しっかり休めたので状態としては良い。地元で開催していただけるのは、ありがたいこと」と自信をにじませた。

高校１年だった２０１８年、万松寺で初開催されたタイトル戦の名人戦（佐藤天彦名人対羽生善治竜王、いずれも当時）の第５局を見学した。４年後、五冠に躍進。検分後にファン約１５０人を集めて行われた開幕式では「対局者として再び来ることができてうれしく思います」と喜んだ。

万松寺では当日、３５０人参加の大盤解説会を開催予定。感想戦も見学できる最高額のプラン（１万５０００円）は１５人の枠に対して６５１件の応募があり、４３倍の高倍率だった。会場やオンラインでは５種類の記念グッズを販売している。

食事は同寺がある地元有数の商店街「大須商店街」の飲食店から調達。勝負めしはひつまぶし、みそ煮込みうどんなど名古屋グルメをはじめ７店から２２種類、おやつは４店から１０種類が用意された。〝地元〟の期待は高まるばかりだ。

かつて、同じく愛知出身の実業家、丹羽宇一郎氏（８３）＝伊藤忠商事元会長＝との対談企画の中で愛知にゆかりの深い戦国武将の信長、豊臣秀吉、徳川家康の３傑のうち誰が好きかを問われた藤井棋聖は、「織田信長」を挙げていた。将棋界の〝革命児〟が、地元愛知で勝ちどきを上げる。（小山理絵）

■亀岳林　万松寺（きがくりん・ばんしょうじ）　１５４０年、織田信長の父、信秀が織田家の菩提寺として建立。１６１０年、名古屋城築城にあたり、徳川家康の命により現在の場所に。名古屋の歴史的観光スポットとして知られ、境内には信長ゆかりの身代わり不動明王、毎日定時に姿を見せるからくり人形「信長」などがある。将棋のタイトル戦の対局は名人戦、竜王戦、叡王戦を開催し、今回で６度目。棋聖戦の対局は第９０期（２０１９年）以来３年ぶりとなる。

情報源：藤井聡太棋聖が１０代決着＆３連覇へ燃える　１７日ヒューリック杯棋聖戦第４局／将棋（1/2ページ） – サンスポ