羽生善治九段「さらに前に」前人未踏の公式戦1500勝達成の喜び語る

第81期順位戦B級1組1回戦 対局結果

第81期順位戦 B級1組 1回戦
▲千田翔太七段-△中村太地七段
▲丸山忠久九段-△三浦弘行九段
▲佐々木勇気七段-△澤田真吾七段
▲山崎隆之八段-△羽生善治九段


朝日新聞

9時45分~

後半


2022/06/16 21:22

羽生善治九段、前人未踏の公式戦通算1500勝達成 順位戦B級1組開幕戦で山崎隆之八段を破る

将棋の羽生善治九段(51)が6月16日に行われた順位戦B級1組開幕戦で山崎隆之八段(41)に勝利し、史上最多の公式戦通算1500勝を達成した。通算成績は1500勝654敗、勝率は.696。この結果で、日本将棋連盟から「特別将棋栄誉敢闘賞」が贈られる。

将棋界の歴史に新たな記録が刻まれた。公式戦での勝利数は、すでに2位の大山康晴十五世名人の1433勝781敗を大きく上回っているが、未放送分も含めて節目の1500勝を達成。四段昇段後36年5カ月、51歳8カ月で前人未踏の大記録を打ち立てた。この結果で、日本将棋連盟が2022年4月に新設した「特別将棋栄誉敢闘賞」が贈られる。なお、歴代で9人しか達成していない1000勝は2007年12月に最年少で記録。大山十五世名人を超える史上最多1434勝は2019年6月に達成していた。

終局後、取材に応じた羽生九段は「ひとつひとつの積み重ねの中でひとつの節目を迎えることができて嬉しく思っています。ずいぶん長く棋士をやってきたんだなあということも感じました」とコメント。さらに「これで終わりということはないので、変わらずに前を向いて進んでいけたらと思っています」とすぐに次なる戦いを見据えていた。

この日、羽生九段は順位戦B級1組で山崎八段と対戦。名人9期を含めて29期在籍した順位戦のA級から昨期陥落を喫しており、今期は30年ぶり2度目となるB級1組に戦いの舞台を移して新たなるスタートを切った。山崎八段の先手番で横歩取りの戦型となった本局は、中盤戦から羽生九段がリードを築き快勝。A級返り咲きに向けて好発進を遂げた。

久しぶりのB級1組の開幕戦を白星で飾った羽生九段は「昔過ぎて覚えていませんが、新たな気持ちで臨みました。良いスタートが切れてよかったです。ただ、順位戦は長丁場なのでまだまだこれからだと思っています」と柔らかく微笑んだ。

一方、敗れた山崎八段は「序盤からずっと苦しかったかなと思っています。一瞬難しい場面もあったので、そこで打開があったのかもしれなかったですが、駒が前に出ていかない手を選んでしまって自分の実力が出てしまったかなと。節目の対局なのに形も作れなかったので申し訳なかったなという気持ちです」と悔やんだ。次戦に向けて「B級1組もA級同様に強敵揃い。勢い良く指せるようにしないと戦えないので、これから少しづつ改善していかなければと思っています」と前を向いた。

<歴代通算勝数記録>
1位:羽生善治九段 1500勝654敗2持将棋/勝率.696
2位:大山康晴十五世名人 1433勝781敗2持将棋/勝率.647
3位:谷川浩司十七世名人 1364勝902敗3持将棋/勝率.602
4位:加藤一二三九段 1324勝1180敗1持将棋/勝率.529
5位:中原誠十六世名人 1308勝782敗3持将棋/勝率.626

◆羽生善治(はぶ・よしはる) 1970年9月27日、埼玉県所沢市出身。1982年に奨励会入りし、1985年12月に四段に昇段。加藤一二三、谷川浩司に次ぐ史上3人目の中学生プロ棋士に。1989年に初タイトルを獲得し、1996年に史上初の「七冠独占」達成、2017年には7つのタイトルで永世称号の資格を得る「永世七冠」に。師匠は二上達也九段。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

情報源:羽生善治九段、前人未踏の公式戦通算1500勝達成 順位戦B級1組開幕戦で山崎隆之八段を破る | ニュース | ABEMA TIMES


2022/06/16 20:58

将棋の羽生善治九段(51)が6月16日に行われた順位戦B級1組1回戦で、山崎隆之八段(41)に勝利、将棋界初となる公式戦通算1500勝の快挙を達成した。1985年12月に四段昇段、プロデビューして以来36年5カ月、51歳8カ月で節目の大記録を樹立。七冠独占、永世七冠、タイトル通算99期など、数々の記録を作り上げてきたレジェンドが、また一つ金字塔を打ち立てた。なお日本将棋連盟からは、今年4月に新設された「特別将棋栄誉敢闘賞」が贈られることになった。羽生九段の成績は2156局で1500勝654敗(タイトル戦の持将棋2、未放映の対局を含む)。

記録達成に際し、日本将棋連盟会長の佐藤康光九段(52)、谷川浩司十七世名人(60)がそれぞれコメントを発表し、前人未到の記録を祝福した。

◆佐藤康光会長のコメント

この度は通算1500勝達成、誠におめでとうございます。心よりお慶びを申し上げます。1つ1つ丁寧に積み上げた中での前人未到のとてつもない大記録であり、7割弱という高勝率の中での達成は同世代の1人として、敬服の至りです。今後も将棋界のトップランナー、先駆者として益々のご活躍を祈念いたします。

◆谷川浩司十七世名人のコメント

前人未到の1500勝達成、おめでとうございます。羽生九段の素晴らしいのは、相手に力を出させないのではなく、盤上の真理を追究し、お互いにベストを尽くした中で勝ち星を積み上げたことです。羽生さんにとっては通過点だと思います。これからも将棋界を牽引しながら、名局、熱戦で将棋ファンを魅了し続けて下さい。

(ABEMA/将棋チャンネルより)

情報源:羽生善治九段、史上初の通算1500勝達成 佐藤康光会長「とてつもない大記録」谷川浩司十七世名人「羽生さんにとっては通過点」 | ニュース | ABEMA TIMES


終局後のインタビュー

――後手番で横歩取りになった。
羽生 予定の作戦で、これでいこうと思っていました。ただどういう展開になるかはやってみないと分からないと思いながら指していました。似たような将棋を指したことがあったので、それに沿って考えていました。

――52手目☖2六歩☗2八歩の2手が入ってからはペースに見えた。
羽生 いや、ただ58手目☖7八飛と打ち込むかは躊躇がありました。ほかの手も狙っていなかったこともあり、思いきって踏み込んだのがよかったのかもしれないです。

――久々のB級1組、初戦勝利について。
羽生 前回のことは昔すぎて覚えていないので、新たな気持ちで迎えました。よいスタートを切れてよかったです。ただ長丁場なので、まだまだこれからだと思っています。

――公式戦通算1500勝に到達した。
羽生 ひとつひとつの積み重ねの中で、ひとつの節目を迎えることができてうれしく思っています。勝てば1500勝だと事前に知ってはいましたけど、自然体で臨みました。

――1000勝から1500勝までの思い。
羽生 随分長く棋士をやってきたんだなぁ、ということを実感しています。

――谷川浩司十七世名人より「羽生九段の素晴らしいところは、相手に力を出させないのではなく、盤上の真理を追求し、互いにベストを尽くした中で勝ち星を積み上げられたことです」とのコメントがある。
羽生 ありがたい限りで、非常に励みになります。

――続けて「羽生九段にとっては通過点だとも思います」とも。
羽生 これで終わりということではないので、変わらずに、前を向いて進んでいければと思います。

――本局を振り返って。
山崎 序盤からずっと苦しかったかなと思います。一瞬、難しい場面もあったかというところで、そこで駒が前に出ていかない手が出てしまいました。羽生先生にとって節目の対局で、形も作れなかったことを申し訳なく思います。

――B級1組は残り11局の長丁場。
山崎 B級1組は強敵ぞろいですので、勢いよく指せるようにしていかないと戦えないので、これから少しずつ改善していかなければと思います。


2022/06/16 23:03

羽生善治九段「さらに前に」前人未踏の公式戦1500勝達成の喜び語る

将棋の羽生善治九段(51)が6月16日、順位戦B級1組の開幕戦で山崎隆之八段(41)に勝利し、将棋界初となる公式戦通算1500勝の快挙を達成した。七冠独占、永世七冠を含むタイトル通算99期など数々の記録に新たな金字塔を打ち立てたレジェンドは、「大きな節目を迎えることができて嬉しい。さらに前に進んでいかなければいけないなという思いも強くした」と喜びを語った。羽生九段の成績は2156局で1500勝654敗(タイトル戦の持将棋2、未放映の対局を含む)。会見の内容は以下の通り。

――1500勝達成の今の心境を教えてください。

棋士もずいぶん長くやってきた中で、公式戦1500勝目を迎えることができてとても嬉しく思っています。
今日は順位戦の開幕戦ということもあって、記録ということよりも目の前の一局に集中してやっていこうという気持ちでいました。結果として大きな節目を迎えることができて嬉しく思っていますし、これを機にさらに前に進んでいかなければいけないなという思いも強くしたところです。

――中学生のプロ入りから36年5か月での1500勝到達となりました。

将棋の世界は勤続表彰が2回ありまして、1回目は25年で2回目は40年なんですが、だんだんそれが近づいてきているということもあります。大変ありがたいことに、棋士になってからたくさんの棋戦、トーナメントで対局することができた環境にも非常に恵まれているなということも思っています。最近は通算成績は気にしないで指していましたが、今日大きな節目を迎えることができて良かったなと思うところです。

――思い出の一局を挙げるとしたら何ですか?

強いてあげるならデビュー戦(宮田利男六段戦、肩書は当時)ですね。ずいぶん昔の話となりますが、私は記録係などもとっていなかったので、プロの公式戦がどういう風に行われているかという勝手もよくわかっていなかったですし、そこが最初の出発点というか原点でもありますので一番印象に残っています。

――今後の目標について教えてください。

1500勝を達成したからといって、これですべての目標が終わるということでもないですし、将棋そのものは本当に難しいもので進歩の余地もあるものだと思っています。ずいぶん長くはやってきましたが、これから先も自分なりに少しでも進歩して上達していけたらいいなと思っています。

――現在タイトル獲得数が99期ですが、今後100期獲得への思いを教えてください。

タイトル戦に関しては、まず挑戦者にならないと始まらない訳ですが、最近はその近いところまでも勝ち進めていないことが多いので、まずは自分なりにしっかり力を付けて、そういう場に出られるくらいの実力、棋力を充実させることが大事なのかなと思っています。今の時点では、現実味を帯びていないのかなというのが率直な感想です。

――今後のB級1組での戦い方について教えてください。

B級1組のメンバーも本当に強い人ばかりなので、一局一局が勝負で厳しい戦いになると思っています。自分なりにコンディションを整えて、充実させて残りの11局も向かって行きたいなと思っています。

――横歩取りや振り飛車なども採用されており、新しい将棋の可能性を探求されているように見えます。現在の将棋観を教えてください。

最近の将棋は非常に間口が広く、序盤もいろいろな可能性があって自分なりに試行錯誤しているところです。それを繰り返していく中で新たなスタイルを確立できればいいなと思っています。

――新たな試行錯誤について、具体的に取り組まれていることはありますか?

将棋はこれまでにかなりの数の実戦や分析が行われてきましたし自分自身でも2000局以上指してきましたが、まだ知らない形というか、自分なりに分析・研究が進んでいないものが結構あるんだなということを最近思いました。それを自分なりにいろいろトライしているというところです。

――若い世代の棋士の活躍について、どのように見られていますか?

藤井(聡太竜王)さんを代表として若い世代の人の活躍が著しいですが、例えば昨日行われた棋聖戦第2局も、ものすごく高度な内容でプロから見ても見ごたえのある内容でした。私自身も勉強になる、参考になることがたくさんあるというのが実情なのでそういう人たちの活躍は素直にすごいなと思っています。

――SNSを始めたきっかけを教えてください。

ABEMAトーナメントをきっかけに少しやる機会があったので、自分なりにやってみるのもいいかなと思って始めました。こちらも試行錯誤です。

――将棋の面白さについて教えてください。

無限ではないですが、いろんな可能性があるところです。わからないこともありますが部分的にわかるところもたまにある、というのがおもしろいところだと思います。解明するのは難しいですが、自分なりに「ここはわかった」や「発見があった」ということが時々ある、というのが一番おもしろいところだなと思います。

――体力作りの面で心掛けていることがあれば教えてください。

特別何か変わったことはしていませんが、極力自然体で過ごせたらいいなと思っています。無理して頑張ってしまうとそれを長い期間続けていくのは難しいので、自分が普通にできるというところで体調やコンディションを整えていくということは心掛けています。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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2022-06-16 第81期順位戦B級1組

羽生善治九段1500勝記者会見

☗山崎-☖羽生戦の局後インタビューと感想戦を終えて、別室で公式戦通算1500勝の記者会見が行われました。

――感想戦を終えて、改めて1500勝についてひと言。
羽生 棋士を随分長くやってきた中で1500勝目を迎えることができて、うれしく思っています。今日は順位戦B級1組の開幕戦ということもあって、その記録というよりもですね、目の前の一局を集中してやっていこうという気持ちでいました。結果として大きな節目を迎えることができてとてもうれしく思っていますし、これを機にさらに前に進んでいかなくてはいけないな、というような思いも強くしたところです。

――中学3年生からのプロ入りで36年5ヵ月、プロデビュー戦で初勝利を飾られてからですと36年4ヵ月、という歳月でこの1500の勝ち星を積み重ねられた。36年を振り返っての思いは。
羽生 将棋の世界は勤続表彰2回あって、1回目は25年、2回目は40年ですけど、だんだんそれが近づいてきているということもあります。大変ありがたいことにですね、棋士になってからたくさんの棋戦で対局することができました。環境に恵まれている、というようなことも思っています。最近は通算成績を気にせず指していましたけど、今日は大きな節目を迎えられてよかったなと思います。

――これまでの数々の名勝負、「この一局」というような思い出の一局は。
羽生 強いて挙げるとすればデビュー戦ですかね。随分昔の話になりますけれども。私はあまり記録係を経験してこなかったものですから、プロの公式戦がどういう風に行われているのか勝手が分からなかったですし、そこが原点でもあるので、いちばん印象に残っています。

――囲碁界では現在65歳の趙治勲二十五世本因坊が、今日時点で1571勝を挙げて現役を続けている。囲碁界にもそういう記録があることを念頭に、今後の目標や、何を目指して戦うか。
羽生 1500勝を達成したからといって、これですべての目標が終わりということでもないですし、将棋そのものは本当に難しいというか、いろいろ進歩の余地があるものと思っています。随分長くはやってきましたが、これから先も自分なりに、少しでも上達していければと思っています。それを今後のひとつの目標にしていければ。

――もうひとつ残された大きな節目「タイトル通算100期」にもファンの期待が寄せられている。
羽生 タイトル戦に関しては、まず挑戦者にならないと始まらないわけですけれども、最近はそこまで勝ち進めていないことが多いものですから。まずは自分なりにしっかりと力をつけて、そういう場に出られるぐらいの棋力を充実させることが第一なのかなと思っていますね。ただ、いまの段階ではあまり現実味を帯びていないのかな、というのが率直な感想です。

――順位戦A級復帰に向け、残り11局をどのように戦っていくか。
羽生 B級1組のメンバーは本当に強い人ばかりなので、一局一局が勝負というか、厳しい戦いになると思っています。自分なりにコンディションを整えて、充実させて、残りの11局にも向かっていければと考えています。

――本局もそうだが、今年に入ってから横歩取りを連採している。新しい将棋の可能性を探求されているという印象を受ける。現代将棋における羽生先生の将棋観は。
羽生 最近の将棋は間口が広いというか、序盤もいろんな可能性があるというところで、自分なりに試行錯誤しています。それを繰り返していく中で、新たなスタイルを確立させていけたらよいなと考えています。

――その試行錯誤について、具体的に取り組まれていることは。
羽生 これまでにかなり多くの対局や分析が行われてきて、自分自身も公式戦で2000局以上指してきましたけど、まだ知らない形、分析が進んでいない形、というのが結構あるんだなぁというのを最近思いまして。それを自分なりにいろいろトライしているところです。

――若い世代が台頭してきている。どのように捉えているか。
羽生 藤井さん(聡太竜王)を代表として、若い世代の活躍が著しいです。例えば昨日行われた第93期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第2局(☗永瀬拓矢王座-☖藤井聡太棋聖)も、物凄く高度というか、プロから見ても見応えのある内容で、私自身も勉強になったことがたくさんありました。というのが実情なので、そういう人たちの活躍は素直にすごいなと思っています。

――将棋って面白いな、と思われるいちばんは何か。
羽生 無限ではないですけど、かなりいろんな可能性があるというところ。分からないこともあるんですけど、部分的に分かることもたまにある。そこが面白いと思います。なので解明するというのは難しいと思いますけど、自分なりの発見がときどきある、というところが面白いです。

――パフォーマンスを維持するうえで気をつけていることは。
羽生 特別変わったことはしていないですが、極力自然体で過ごせたらとは思っています。無理をして頑張ってしまうと、それを長い期間続けていくことが難しいので、自分が普通にできるというぐらいのところでコンディションを整えていく、ということは心掛けています。


2022-06-17 第81期順位戦B級1組

本日の順位戦結果

本日の結果は以下の通りです。(名前左=先手、☆=大阪)

[B級1組]
千田 翔太七段(0勝1敗)●-○中村 太地七段(1勝0敗)…20時46分
山崎 隆之八段(0勝1敗)●-○羽生 善治九段(1勝0敗)…20時56分☆
丸山 忠久九段(1勝0敗)○-●三浦 弘行九段(0勝1敗)…20時58分
屋敷 伸之九段(1勝0敗)○-●横山 泰明七段(0勝1敗)…22時35分
郷田 真隆九段(1勝0敗)○-●近藤 誠也七段(0勝1敗)…23時27分
佐々木 勇気七段(0勝1敗)●-○澤田 真吾七段(1勝0敗)…23時33分

※久保利明九段は抜け番です。

[C級2組]
堀口 一史座七段(0勝1敗)●-○井田 明宏四段(1勝0敗)…11時1分☆
服部 慎一郎四段(1勝0敗)○-●阿部 光瑠七段(0勝1敗)…17時49分☆
長岡 裕也六段(0勝1敗)●-○田村 康介七段(1勝0敗)…17時53分
井出 隼平五段(1勝0敗)○-●長沼 洋八段(0勝1敗)…20時15分☆
谷合 廣紀四段(1勝0敗)○-●青野 照市九段(0勝1敗)…20時46分
瀬川 晶司六段(0勝1敗)●-○島 朗九段(1勝0敗)…21時9分
冨田 誠也四段(1勝0敗)○-●佐藤 慎一五段(0勝1敗)…22時0分
富岡 英作八段(0勝1敗)●-○石田 直裕五段(1勝0敗)…22時42分
横山 友紀四段(0勝1敗)●-○池永 天志五段(1勝0敗)…22時55分☆
中村 亮介六段(0勝1敗)●-○岡部 怜央四段(1勝0敗)…23時7分☆
星野 良生五段(1勝0敗)○-●藤森 哲也五段(0勝1敗)…23時18分☆
伊藤 真吾六段(1勝0敗)○-●田中 悠一五段(0勝1敗)…23時21分
徳田 拳士四段(0勝1敗)●-○今泉 健司五段(1勝0敗)…23時35分☆
竹内 雄悟五段(0勝1敗)●-○森下 卓九段(1勝0敗)…23時37分
遠山 雄亮六段(1勝0敗)○-●村中 秀史七段(0勝1敗)…23時43分
杉本 和陽五段(0勝1敗)●-○山本 博志四段(1勝0敗)…23時58分

[B級1組成績一覧] ( )内は順位

【1勝0敗】羽生(1)、屋敷(4)、郷田(7)、澤田(11)、中村太(12)、丸山(13)
【0勝0敗】久保(10)
【0勝1敗】山崎(2)、千田(3)、佐々勇(5)、三浦(6)、横山泰(8)、近藤誠(9)

[C級2組成績一覧] ( )内は順位/*は降級点1つ/**は降級点2つ

【1勝0敗】森下(2)、田村(4)、服部(5)、遠山(13*)、山本(14)、池永(15)、冨田(21)、石田(24)、井田(32)、伊藤真(34*)、井出(37*)、島(42)、今泉(43)、谷合(45*)、星野(47**)、岡部(55)
【0勝0敗】佐藤秀(1)、豊川(3)、黒沢(6)、本田(8)、梶浦(10)、佐々大(11)、佐藤紳(12*)、斎藤明(17)、高野智(18)、八代(19)、小林(22)、牧野(23)、西川(25*)、渡辺大(29)、高田(33)、石川(36)、近藤正(39*)、安用寺(41)、矢倉(44**)、南(46*)、長谷部(48*)、上村(49**)、古賀(52)、狩山(54)
【0勝1敗】杉本和(7)、中村亮(9)、阿部光(16*)、長岡(20*)、田中(26)、村中(27)、瀬川(28*)、竹内(30*)、長沼(31*)、藤森(35)、佐藤慎(38**)、富岡(40*)、青野(50*)、堀口(51**)、横山友(53)、徳田(56)


羽生善治九段(51歳)が6月16日(木)に関西将棋会館で行われた第81期順位戦B級1組1回戦(対 山崎隆之八段)に勝ち、公式戦通算1500勝を達成しました。羽生九段の1500勝は将棋界初の快挙で、四段昇段後36年5カ月、51歳8カ月での達成となります。

また令和4年4月から新たに創設した「特別将棋栄誉敢闘賞」が贈られます。

羽生善治九段 通算成績(2022年6月16日現在)

対局数 勝数 負数 勝率
2156 1500 654 0.696

(タイトル戦の持将棋2を対局数に含む)

佐藤康光会長のコメント】
この度は通算1500勝達成、誠におめでとうございます。心よりお慶びを申し上げます。 1つ1つ丁寧に積み上げた中での前人未到のとてつもない大記録であり、7割弱という高勝率の中での達成は同世代の1人として、敬服の至りです。今後も将棋界のトップランナー、先駆者として益々のご活躍を祈念いたします。

谷川浩司十七世名人のコメント
前人未到の1500勝達成、おめでとうございます。羽生九段の素晴らしいのは、相手に力を出させないのではなく、盤上の真理を追究し、お互いにベストを尽くした中で勝ち星を積み上げたことです。羽生さんにとっては通過点だと思います。これからも将棋界を牽引しながら、名局、熱戦で将棋ファンを魅了し続けて下さい。

情報源:羽生善治九段が1500勝達成|将棋ニュース|日本将棋連盟


B級1組 1回戦

現在進行中の第81期B級1組順位戦16日(木)は1回戦、6対局が行われました。
対局の結果は以下の通りです

東京
千田翔太七段●-△中村太地七段○(DB
丸山忠久九段○-△三浦弘行九段●(DB
屋敷伸之九段○-△横山泰明七段●(DB
郷田真隆九段○-△近藤誠也七段●(DB
佐々木勇気七段●-△澤田真吾七段○(DB

大阪
山崎隆之八段●-△羽生善治九段○(DB

これらの対局の模様は、名人戦棋譜速報日本将棋連盟ライブ中継、ABEMAでご覧いただくことができます。(ライブ中継は※の対局のみ)。久保利明九段は抜け番です。

情報源:第81期名人戦・順位戦 B級1組



山崎隆之八段-△羽生善治九段

飛車をどこに逃げても☖6五銀で寄り形。中段玉だが狭い。

ここで山崎が投了した。終局時刻は20時56分。消費時間は☗山崎5時間5分、☖羽生4時間30分(持ち時間各6時間、チェスクロック使用、切れたら1手60秒未満の着手)。勝った羽生は1勝0敗、敗れた山崎は0勝1敗となった。
また本局の結果、羽生は前人未踏の公式戦通算1500勝を達成(未放映のテレビ対局を含める)。四段昇段後36年5ヵ月、51歳8ヵ月での達成となる。これにより、令和4年4月から新たに創設した「特別将棋栄誉敢闘賞」が贈られる。以下、局後インタビューを掲載する。

20時56分 終局
82手 9三角まで、△羽生九段 の勝ち


 

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千田翔太七段-△中村太地七段

五段目の飛車さえ盤上から消せば、先手玉は有効な受けがなくなる。
この局面で千田が投了した。先手玉の延命は困難で、後手玉に迫る適当な手段もない。終局時刻は20時46分。消費時間は☗千田3時間36分、☖中村5時間48分(チェスクロック使用)。勝った中村は1勝0敗、敗れた千田は0勝1敗になった。

20時46分 終局
△#中村太地七段 の勝ち


 

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丸山忠久九段-△三浦弘行九段

手堅い寄せ。(1)☖2三同飛成なら自陣の脅威が薄れる。そこで☗2四歩☖同竜☗4三銀成で一手一手の寄りだ。(2)☖2三同銀も☗4三銀成、(3)☖2三同玉も☗4三銀不成で受けが難しい。
この局面で三浦が投了した。終局時刻は20時58分。消費時間は、☗丸山5時間32分、☖三浦4時間5分。勝った丸山は1勝0敗、敗れた三浦は0勝1敗となった。

20時58分 終局
▲#丸山忠久九段 の勝ち


 

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佐々木勇気七段-△澤田真吾七段

第81期順位戦B級1組1回戦(主催・毎日新聞社、朝日新聞社)から、佐々木勇気七段-澤田真吾七段戦を中継する。対局は6月16日(木)に東京・将棋会館で行われる。対局開始は10時。持ち時間は各6時間(チェスクロック方式)。切れたら1手60秒の秒読み。先後はあらかじめ決まっており、先手は佐々木。
今月から、順位戦の各リーグが始まる。B級1組の両対局者は、佐々木は順位5位、澤田11位。両者の対戦はこれまで5局あり、佐々木3勝、澤田2勝。順位戦での対局はこれまで2局あり、澤田が全勝。
本局は名人戦棋譜速報、日本将棋連盟モバイルで同時に配信される。

23時33分 終局
△#澤田真吾七段 の勝ち


 

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1500勝おめでとうございます。


  

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