上村亘五段
2022/05/25 07:30
第7期叡王戦五番勝負第3局が24日、千葉県柏市内で指され、藤井聡太叡王(19)‖棋聖・竜王・王位・王将との5冠‖が挑戦者の出口若武六段(27)を109手で下し、開幕3連勝で初防衛を果たした。上村亘五段(35)が熱戦となった第3局を分析した。
見どころ満載の名局だった。先手番の藤井叡王は十八番の相掛かりの戦型に誘導。序盤の45手目で戦場から遠ざけた自玉を再び▲6八玉と戻すなど意表を突く指し回しで、この戦型への理解の深さを感じさせた。
互角の中終盤が続いたが、苦しい局面が続いても常に勝機を見いだせる強さを改めて感じた。相手からすれば、どこからでもシュートを打たれる可能性があるようなもの。息をつけない。
大善戦を見せた出口六段も勝機はあった。両者1分将棋の最終盤、102手目の△4二銀。相手の龍を弾く受けの手で、結果的に敗着となった。ここで△4二角と打っていれば勝ち筋だったが、1分将棋の中で発見するのは困難。5冠の牙城を崩すには針の穴を通すような手を指し続けなければいけない。クライマックスのシーソー劇を制した藤井叡王に、棋聖戦への不安はなさそうだ。(談)
情報源:棋聖戦へ不安なし! 藤井五冠の叡王防衛戦を上村五段が解説「苦しい局面でも勝機見いだす強さ」 – サンスポ
五番勝負の日程
今朝(5/25)のサンスポ紙に叡王戦第3局の記事が掲載されています。私の解説もあります。宜しくお願いします。https://t.co/3wskUv1tVM
— 上村 亘 (@kamimurawataru) May 25, 2022
昨日の叡王戦第3局の記事が載っています。解説は上村亘五段です。よろしくお願いします。 pic.twitter.com/HhgY3ZnOmG
— 飯島栄治 (@eijijima) May 25, 2022
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▲藤井聡太叡王-△出口若武六段(棋譜中継)
18時18分 終局
109手 4三金打まで、▲藤井聡叡王 の勝ち
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防衛か、待ったか。
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