今年2月の第71期王将戦7番勝負の第4局に勝利し、王将位を奪取した藤井聡太氏(写真:時事)

将棋界が「藤井人気」を生かせない3つの根本問題 | 特集 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース

他業種も参入してほしいけどな。


2022/05/05 6:00

藤井聡太五冠の人気で盛り上がる将棋界。一方、その人気を生かしきれていないという指摘も。今後の棋界発展に必要なこととは。

今年2月の第71期王将戦7番勝負の第4局に勝利し、王将位を奪取した藤井聡太氏(写真:時事)
今年2月の第71期王将戦7番勝負の第4局に勝利し、王将位を奪取した藤井聡太氏(写真:時事)

史上はじめて10代で将棋五冠を達成した藤井聡太氏の活躍で、ここ数年、将棋界が活気づいている。2016年のプロ入り以降、将棋界歴代単独1位となる29連勝という記録を打ち立てた。テレビは連日彼を取り上げ、「勝負飯」や対局途中のおやつにまでスポットを当てた。

その藤井氏も、いまや五冠(竜王、王位、叡王、王将、棋聖)となり、次は名人戦への挑戦権をかけてしのぎを削っている。まさに、野球界の大谷翔平氏と並ぶスーパースターといっていい。しかし、残念なことに、将棋界には「そのスーパースター誕生を生かしきれていない」という声があるのも事実。そこには「構造的な問題が潜んでいる」と指摘する関係者も少なくない。

様変わりした将棋をめぐる環境

そもそも将棋は日本の知的ゲームの代表的な存在であり、庶民が気軽に楽しめる、伝統のあるゲームだ。そんな将棋も、IT技術の発達で大きく変化しつつある。

例えば、ネットテレビの「ABEMA(アベマ)TV」では、AI(人工知能)によるリアルタイムでの予想勝率や評価値が表示されることで視覚的にわかりやすくなり、野球やサッカーなどと同じ感覚で「観る楽しみ」が実現している。

藤井氏が登場してブームになって以降は、スポーツ専門誌『NUMBER』(2020年9月3日発売号=文芸春秋)が将棋をスポーツと捉えて初めて「将棋特集」を組み、その号は23万部の大ヒットになったと言われる。

かつては将棋のスポンサーといえば新聞社と決まっていたが、最近では不動産大手のヒューリックをはじめとして、伊藤園や不二家といった企業も主催や特別協賛などの形で参加している。

とはいえ、近年その競技人口は大きく減少しているのも事実だ。2009年には1270万人(レジャー白書、日本生産性本部)だった将棋人口は2020年には530万人(同)にまで減少した。

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1社というか、1業界が主催と言うのを改善するべきだよな。
自動車産業とか、家電やITなんかがもっと関わってくればなぁ。
通信業愛とか。


  

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