えりりん
2022/03/24 11:00
将棋ファン待望の季節が、もうまもなくやってくる。早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」が4月2日にドラフト会議が放送され、そこから毎週、激戦の模様が放送となる。個人戦だった第1回大会から個人・団体4連覇を達成している藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、19)を筆頭に、トップ棋士から豪腕のベテラン、勢いのある若手などが集結するビッグイベントだ。第4回と第5回の間に行われた女流棋士の団体戦「第2回女流ABEMAトーナメント」に出場した山口恵梨子女流二段(30)は、この経験から、ドラフトでは2巡目に指名される棋士に着目。「チーム3番手の気持ちがすごくわかる」と語り、指名予想にも挑戦した。
山口女流二段は「女流ABEMAトーナメント」で、西山朋佳女流二冠(26)から2巡目で指名を受けてチーム入り。1巡目の上田初美女流四段(33)との3人で、準優勝という好成績を収めた。山口女流二段による勝って涙、負けて涙、応援して涙というシーンは、男性大会にも勝るようなインパクトを残した。団体戦経験者としては「チーム3番手」というポジションになる棋士の心境が、とても気になる。
山口女流二段 女流ABEMAトーナメントに出させてもらってから、チームの3番手の方にめちゃくちゃ注目するようになりましたね。「3番手の思いってこんな感じか」と。たぶんメンバー全員、思いが違うんですよ。たとえば3番手の人なら、自分が一番弱いから、足を引っ張っちゃいけないと思うし、2番手の人なら自分がエースだからしっかり勝たなきゃいけないと考える。リーダーはリーダーで、自分が作り上げたチームだから、構想がうまくいくかと、三者三様のプレッシャーがありますね。
目の前の一局に全力を尽くすことには違いないが、勝ち方・負け方で、次に出てくる棋士の心境はまるで違う。これが団体戦ならではの醍醐味だ。仮に3番手と見られた棋士が、相手のリーダーを討ち取る金星でも挙げようものなら、流れは一気に傾いてくる。
山口女流二段 私は弱いけど全然緊張しないタイプ、とか思っていたんですけど、本番は全然違いましたね(笑)。めちゃくちゃ緊張しました。だから今回の大会も、チームの1試合目の第1局に出る人は、絶対に大会やルールに慣れている人がいいと思います。経験がない人だと、自分の将棋が指しにくいと思いますよ。
さて、今回の第5回大会は、各チームどんな布陣で臨んでくるか。山口女流二段は、日本将棋連盟会長・佐藤康光九段(52)の指名を予想した。
山口女流二段 第3回、第4回と同じ(森内俊之九段、谷川浩司九段)だったので、さすがに今回は変えると思うんですよね。1人だけ変えるというのも、やりづらいと思うので、全とっかえだと思います。前回までがレジェンドだったので、今回は若手なんじゃないでしょうか。康光先生は優しいお人柄でもあるので、指名された若手も、康光先生の将棋を近くで学べる機会と思うんじゃないでしょうか。
若手の中から、どんなテーマで選ぶか。着目したのは趣味だ。
山口女流二段 康光先生はチェスやゴルフがお好きです。そういうので選ぶんじゃないですかね。チェスだったら、青嶋未来先生(六段)がお強いですよね。あとゴルフで言うと、中村太地先生(七段)が、将棋連盟のゴルフ部に参加したことがあると聞きました。
中村七段、青嶋六段ともに、大会経験者で実績十分。特に中村七段は前回、チーム羽生の一員として参加し、大会初の「3連投・3連勝」という離れ業もやってのけた。また青嶋六段は居飛車、振り飛車どちらも指しこなすオールラウンダー。独創的な指し手で知られる佐藤九段との3人組は、上位進出も期待できる強いチームになりそうだ。
ABEMAトーナメントは、大会後に公式戦でも活躍する棋士が出ることでも知られている。ドラフト指名も、リーダーとなるトップ棋士たちが、将来有望な若手の実力を、しっかりと見極めていることがよくわかる。
山口女流二段 伊藤匠先生(五段)は絶対に選ばれますよね。1巡目で競合してもおかしくない。渡辺和史先生(五段)も独自の形を持っていらっしゃって、連勝もしています。あと出口若武先生(五段)は、最新型をめちゃくちゃ研究していて、やっていることを真似するだけで、かなり棋力が上がるくらいすごいですよ。それに船江恒平先生(六段)も独自の研究をされている。横歩取りをフィッシャールールで出されたら、相手にとってかなり怖いんじゃないですかね。
過去2回のドラフトを振り返れば、確かに2巡目に指名された棋士がチームの鍵を握ることも多かった。今年はどんな棋士が選ばれ、旋風を巻き起こすか。
◆第5回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名を漏れた棋士がトーナメントを実施、上位3人がチームとなり全15チームで戦う。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選リーグ、本戦トーナメント通じて5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:山口恵梨子女流二段、ドラフト指名の注目点は2巡目「チーム3番手の気持ちがすごくわかる」/将棋・ABEMAトーナメント | ニュース | ABEMA TIMES
山口恵梨子女流二段、ドラフト指名の注目点は2巡目「チーム3番手の気持ちがすごくわかる」/将棋・ABEMAトーナメント#将棋 #ABEMAトーナメント #山口恵梨子 @erikoko1012
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4月2日(土)19時~
◤第5回 #ABEMAトーナメント
ドラフト会議◢\放送まであと9日!/#山口恵梨子 女流二段の予想は!?
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佐藤康光九段のチームを考えてみました。今回は若手から、ご趣味のゴルフとチェスで繋がりを持てる棋士を指名すると予想します。
ABEMAトーナメント楽しみ!!#将棋界最強チームはこれだ#ABEMAトーナメントドラフト予想#ABEMAトーナメントドラフト予想182261300
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誰を指名するのかな。
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