15時41分 終局
106手 4八金まで、△西山女流二冠 の勝ち
2022年3月14日 17時19分
将棋の第33期女流王位戦挑戦者決定戦が14日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、西山朋佳女流二冠(26)=女王、白玲=が渡部愛女流三段(28)に106手で勝ち、里見香奈女流王位(30)=女流王座、女流王将、倉敷藤花=への挑戦権を獲得した。
西山は「渡部さんは一手一手読みを入れて指しているなという印象があって、今日も警戒して指すように心がけていました」と振り返った。
昨年4月に奨励会を退会して女流棋士に転向した西山にとって、女流王位戦は今回が初参戦。4月5日から開幕する第15期マイナビ女子オープン五番勝負では里見が挑戦者として西山に挑み、4月26日から開幕する第33期女流王位戦五番勝負では西山が挑戦者として里見に挑むことに。併せて“十番勝負”になるが、「上を目指すに当たって避けて通れない方。毎回盤を挟む度に自分に足りないものがわかると感じている」と西山は話す。
8つの女流タイトルのうち6つを分け合う里見と西山の2強の構図が際立つが、「大変な相手だなと思いますが、あまり深くは考えず、楽しむ気持ちで。それでいて一局一局に悔いのないように挑みたいなという気持ちです」と目の前の盤を見つめる。
各地で対局を行う女流王位戦五番勝負。5月には北海道札幌市での一局が控える。「タイトル戦は移動がひとつの醍醐(だいご)味。その中でも北海道に行けるのは初めてだと思うので、純粋に楽しみですね」と笑顔を見せた。(瀬戸 花音)
情報源:西山朋佳女流二冠が里見香奈女流王位に挑戦 挑戦者決定戦で渡部愛女流三段下す : スポーツ報知
終局直後
【挑戦を決めた西山白玲・女王の談話】
――本局を振り返って。
西山 お互い堅い構えで、難しい展開が続いていたかなと思います。お互い急所を攻め合いましたが、どちらが速いか分かっていない部分があったので、考えながら指し進めていました。――終盤、手応えを感じたのはどの辺りか。
西山 △8六桂(80手目)と打てて、これより厳しそうな反撃が見当たらなかったので、そこで少しよくなったかなと思いました。――挑戦権を獲得したことについて。
西山 出場してみたかったタイトル戦の一つなので、すごくうれしいです。年度始めのタイトル戦ということで、心機一転、準備して挑めたらいいなと思います。――里見香奈女流王位とは(第15期マイナビ女子オープン五番勝負と)2つ並行してのタイトル戦。10番勝負を戦うことについては。
西山 技術面が問われるシリーズになるのかなと思っています。あとは日程も結構、ハイペースで進むと思うので、体調面に気をつけて挑みたいなと思います。【敗れた渡部女流三段の談話】
――本局を振り返って。
渡部 ちょっと銀(39手目▲8六銀)がやり過ぎだったといわれたらしょうがないんですけど、自分らしく攻めようと思っていたので。端の突き合いが入っていたので、このような展開にしてみました。――飛車角交換(72手目)になって激しい展開になったが、その辺りの形勢は。
渡部 ずっと難解かなと思って指し進めていたんですけど、途中で誤算があって。中盤の指し手で反省点が残るかなと思います。敗れた渡部愛女流三段は「(序盤での)▲1五銀はやりすぎだったかもしれないが、自分らしく指してみようと思った。
中盤での指し手に反省点が残る対局だった」と振り返っていました。明日の東京新聞朝刊には、女流王位リーグの回顧記事が、また4月には開幕直前の特集記事が掲載予定です。(樋) pic.twitter.com/YN6FUl3cHY
— 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】 (@chunichishogi) March 14, 2022
女流王位挑戦決定戦で西山朋佳女流二冠に敗れたもの、体調不良から復帰し、対局に臨んだ渡部愛女流三段。
終局後のインタビューで、「将棋を指せる喜び噛みしめた」と語りました。
両者へのインタビューと感想戦です。https://t.co/TeAVEjLZeD
— 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】 (@chunichishogi) March 14, 2022
インタビュー
感想戦終了後、改めて西山白玲・女王にインタビューが行われました。
【西山朋佳白玲・女王インタビュー】
――女流棋士となって女流王位戦は初めての参加で、予選からの挑戦となりました。無敗でここまで来られて挑戦権を獲得されましたが、今期の戦いを振り返っていただいていかがでしたか。
「予選から出させていただいて、凄く新鮮な気持ちで対局させていただいていたというのが一番にあります。リーグ戦はそうそうたるメンバーの中で戦って、1局1局学びがあって、成長させていただいたなと思っています」――白組リーグはタイトル経験者が集まってハイレベルな戦いでした。そこを5戦全勝で抜けたことについてはいかがですか。
「リーグ表を見たときは長い道のりになるなと感じました。反省点のある将棋も多かったのですが、なんとか勝ち進んで来られたので、運がよかった面もあるかと思います」――挑戦者決定戦は渡部愛女流三段との対戦でした。こちらは昨年の白玲戦と同じカードとなりました。本局を振り返っていただけますか。
「渡部さんは、事前の準備も凄くされている印象もありますが、一手一手読みを入れて指していらっしゃるなという印象もあって。今日も警戒して指すように心がけていました」――居飛車が早めに銀を繰り出して攻める展開になりましたが、この形は想定されていた形だったのでしょうか。
「実は全然想定していなかったです。(渡部女流三段が)序盤で10分ぐらい腰を落として考えたところがあったと思うのですが、そこで構想を練られていらした感じがしました」――これで里見香奈女流王位との五番勝負となります。昨年の秋から冬にかけても2つのタイトルを戦い、この春も本棋戦とマイナビ女子オープンの2つで連続して戦うことになります。里見さんと戦うことは、西山さんにとってどのような意味がありますか。
「上を目指すに当たって、避けて通れない方ですので。盤を挟むたびに、自分に足りないものなどが分かるな、ということを感じています」――これまでタイトル戦では6回戦って4勝2敗となっています。改めて10番勝負が始まることに、どのような覚悟を持って臨みますか。
「里見女流王位は成績も充実していて大変な相手だなと思います。10番勝負は、あまり深くは考えずに楽しむ気持ちで、それでいて1局1局に悔いのないように挑みたいという気持ちです」――女流王位戦といいますと、主催新聞社が各地にありまして。北は北海道、南は九州という形で。初戦は兵庫県から始まります。そういった対局場所についてはどう思いますか。
「移動が一つの醍醐味ではあるのですが、その中でも北海道に行くのは初めてだと思うので、そこは純粋に楽しみです(笑)。全国でいつも見ていた旅館で、いままでいろんな対局が行われてきた場所ですので、そこも楽しみたいなと思います」――昨年の里見さんとの連戦のときは、体力的にも大変だったというお話を以前お伺いしました。体力作りにも最近臨まれているということでしたが、この春も連戦が待っているということで、体力的な面ではいかがですか。
「前回のいろんな予定が重なっていたときの反省点を生かせているかなとは思っていて。日常面でも、次の日に響かないような生活を心がけています」【西山朋佳二冠】
「避けては通れない 」里見香奈女流王位に挑戦
対局終了後インタビューhttps://t.co/6I6c85b3cH
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五番勝負日程
第1局 4月26日(火)兵庫県姫路市「夢乃井」
第2局 5月11日(水)北海道札幌市「京王プラザホテル札幌」
第3局 5月25日(水)福岡県飯塚市「旧伊藤伝右衛門邸」
第4局 6月7日(火)徳島県徳島市「JRホテルクレメント徳島」
第5局 6月20日(月)東京都渋谷区「東京・将棋会館」以上で本日の中継を終了いたします。ご観戦ありがとうございました。
第33期女流王位戦挑戦者決定戦 西山朋佳白玲・女王VS渡部愛女流三段 戦が、3月14日(月)に東京・将棋会館で行われ、西山白玲・女王が106手で渡辺女流三段に勝ち、里見香奈女流王位への挑戦権を獲得しました。
西山は初の女流王位挑戦です。
五番勝負第1局は4月26日(火)に兵庫県姫路市「夢乃井」で行われます。
情報源:西山朋佳白玲・女王VS渡部愛女流三段 第33期女流王位戦挑戦者決定戦 西山朋佳白玲・女王が挑戦を決める|棋戦トピックス|日本将棋連盟
挑戦者決定戦
西山朋佳女流二冠が里見香奈女流王位に挑戦 挑戦者決定戦で渡部愛女流三段下す https://t.co/2RoBmnm8jh #芸能ニュース #ニュース pic.twitter.com/jC4gc6fjza
— スポーツ報知 (@SportsHochi) March 14, 2022
女流王位戦の挑戦者決定戦が行われ、西山朋佳女流二冠が渡部愛女流三段に勝利し、女流王位を保持する里見香奈女流四冠への挑戦権を獲得しました。
対局後、西山女流二冠は「タイトル挑戦権を獲得できて良かったです」と、渡部女流三段は「途中で誤算がありました」と語りました。#西山朋佳 #渡部愛 pic.twitter.com/0ROF83tuMx
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女流王位戦の挑戦者となった西山朋佳女流二冠は感想戦の後、里見香奈女流四冠との番勝負について「上を目指すには避けて通れない相手です」と決然と語りました。「体調を整えて臨みます」とも。
春はマイナビ女子オープン、女流王位戦と西山-里見の「十番勝負」となります。#西山朋佳 #里見香奈 pic.twitter.com/7SQLoaCfFg
— 読売竜王戦【公式】 (@yomiuri_ryuo) March 14, 2022
先ほどのツイート、西山女流二冠は予選からの参加で、全勝で駆け抜けました。
— 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】 (@chunichishogi) March 14, 2022
4月26日開幕の女流王位戦 西山朋佳女流二冠が挑戦権獲得 徳島対局は6月7日|文化・芸能|徳島ニュース|徳島新聞電子版 https://t.co/AiG6fyRtQp
— 徳島新聞 (@tokushimapress) March 14, 2022
女流王位戦中継Blog: 西山白玲・女王が挑戦者にhttps://t.co/plo2mOGUpR
>第33期女流王位戦七番勝負は4月26日(火)、兵庫県姫路市「夢乃井」で開幕します。
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女流王位戦中継Blog: 終局直後https://t.co/9TUWMfYqyB
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女流王位戦中継Blog: インタビューhttps://t.co/kQy8FpRb8J
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#西山朋佳 白玲・女王が勝利
【第33期 #女流王位戦 挑戦者決定戦】
○西山朋佳白玲・女王 VS ●渡部愛女流三段
第33期女流王位戦挑戦者決定戦が3月14日に東京・将棋会館で行われ、西山白玲・女王が106手で渡辺女流三段に勝ち、里見香奈女流王位への挑戦権を獲得しました。https://t.co/LMAAf0K6E9
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) March 14, 2022
女流王位戦をご観戦いただきありがとうございました。9筋の突き合いがあったので銀冠から▲8六銀と積極的に動いてみましたがまとめ切る力がありませんでした。中終盤にかけて読みの精度が低くなってしまったのが残念でしたが、また少しでも強くなって挑戦者決定戦へ戻ってこられるよう精進します。
— 渡部 愛(わたなべまな) (@nanu_ke) March 14, 2022
体調は特に問題なく臨むことができました。引き続き再発させないよう気をつけます。
将棋の実力不足は薬や通院では治らないので、地道に頑張ります。笑
今週は大阪対局もあるので、少し身体を休めてまた頑張ります!— 渡部 愛(わたなべまな) (@nanu_ke) March 14, 2022
西山朋佳二冠が勝ち、挑戦を決めました。女流王位戦は里見さんと西山さんの頂上決戦ですね!注目です👀✨
挑決お疲れ様でした! https://t.co/TQN3wWp3V0 pic.twitter.com/7AG9Q0dUYb— 島井咲緒里 (@saori_shimai) March 14, 2022
女流王位戦、挑戦が決まりました(^^)初めて伺う場所や旅館を楽しみに頑張りたいと思います!関係者の皆様、宜しくお願い致します。ご注目頂けますと幸いです。
— 西山朋佳 (@TMK_0627) March 14, 2022
▲渡部愛女流三段-△西山朋佳女流二冠(棋譜中継・棋譜DB)
15時41分 終局
106手 4八金まで、△西山女流二冠 の勝ち
おめでとうございます。
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