▲糸谷哲郎八段〇-△斎藤慎太郎八段●
▲豊島将之九段-△菅井竜也八段(千日手)
▲広瀬章人八段〇-△羽生善治九段●
▲佐藤康光九段●-△佐藤天彦九段〇
▲永瀬拓矢王座〇-△山崎隆之八段●
▲菅井竜也八段●-△豊島将之九段〇
2022/03/03 21:50
将棋の順位戦A級・最終9回戦が3月3日に行われ、糸谷哲郎八段(33)が斎藤慎太郎八段(28)に87手で勝利した。既に名人挑戦を決めていた斎藤八段だが、史上5人目となるA級全勝を目前に、最終局で敗北。一方、糸谷八段は今期の成績を6勝3敗とし、来期は「2位」という好位置から初の名人挑戦を目指すことになった。
先手の糸谷八段が得意の角換わりを選んで始まった一局は、序盤・中盤と互角に進み、夜戦に入ったところでは、斎藤八段がやや指しやすいかと見られていたが、終盤に差し掛かる駒のぶつかり合いのところで糸谷八段がすっと抜け出し、そこから優勢に。形勢が傾いたところからはパタパタと早く手が進み、一気に決着がついた。
糸谷八段は「始めはわからない形になってしまった。相手にゆだねる将棋になってしまったので、先手番としてはおもしろくなかった。ただ、だんだん堅くなったので戦える形かなと思いました」と振り返ると、今期については「負け方がよくないものが多かったので、来期はそれを減らせれば。挑戦争いに最後まで絡みたかったですが、力は及ばなかったです」と語った。
また、斎藤八段は「どこまで行ってもまとめにくくて、ちょっと作戦的にまずかった。途中から神経を使いすぎて、最後あっさり負けてしまう道を選んでしまった」と敗因を語ると、2期連続での名人挑戦を決めた今期については「リーグ戦の前半から中盤くらいまでは、集中して一局ずつやれていた。最後2局は集中力を欠いた内容だったので、リーグ戦は難しいですし、反省も多いところ。一応、挑戦という形にはなったのでよかったです」とコメントした。また名人戦七番勝負については「昨年課題を多く感じましたし、今日の将棋も途中で失敗してしまいましたので、そういうところを改善して一番いい状態で臨みたいです」と抱負を述べた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:斎藤慎太郎八段、史上5人目のA級全勝ならず 糸谷哲郎八段、6勝3敗で来期は「2位」からスタート/将棋・順位戦A級 | ニュース | ABEMA TIMES
2022年3月3日 22:42
将棋の渡辺明名人(37)=棋王との2冠=への挑戦権を争う第80期名人戦のA級順位戦最終局は3日、静岡市「浮月楼」で一斉に指され、すでに名人挑戦を決めていた斎藤慎太郎八段(28)は糸谷哲郎八段(33)に87手で敗れ、史上5人目のA級での全勝による名人挑戦を逃した。A級全勝は1971年度の中原誠十六世名人(74)、03年度の森内俊之九段(51)、11年度の羽生善治九段(51)、19年度の渡辺が達成していた。
「どこまでいってもまとめにくく、作戦的にまずかった。途中から神経を使いすぎた」。70手目、手筋と思われた垂れ歩が緩手となり、そこまでほぼ互角の熱戦を損ねた。斎藤は終局後、「ひどい錯覚」と悔いた。斎藤の後手で戦型は角換わり。お互い王を早々に3筋に囲い、午後からは長考合戦に突入した。
糸谷が昼食休憩を挟んで41手目に1時間30分、43手目に1時間9分。対する斎藤も48手目に1時間41分、夕食休憩明けの56手目に1時間24分。6時間あった持ち時間と陣形も共に削り合い、糸谷が19分を消費した47手目時点で2時間14分、斎藤が5時間22分と3時間以上の持ち時間差がついた。
そこからの逆転負けに11、12年度の羽生以来、10年ぶりの名人連続挑戦への喜びは失せた。
「リーグの前半、中盤にかけては集中して指せた。でも最後2局は集中力を欠いた。リーグ戦は難しい」
斎藤は昨年、渡辺に初の名人挑戦をして1勝4敗で敗退した。再挑戦の舞台が見え始めてからのメンタルコントロールの難しさを物語った。
その経験を踏まえ「昨年課題を多く感じた。きょうも途中で失敗した。改善して一番いい状態で臨めればと思います」。奈良市出身、「西の王子」は勝って出直しを誓った。
情報源:斎藤八段 2期連続の名人挑戦を5人目のA級全勝で飾れず 糸谷八段に87手で敗れ快挙逃す― スポニチ Sponichi Annex 芸能
2022/03/03 23:44
将棋の順位戦A級・最終9回戦が3月3日に行われ、羽生善治九段(51)は広瀬章人八段(35)に敗れ、今期の成績を2勝7敗で終えた。前回の8回戦終了時点で、降級となる下位2人が確定していた羽生九段だが、名人9期を含む29期連続していたA級での最終局を勝利で飾ることはできなかった。
既に負け越し、降級も決まり、今年度の締め括りと来期に向けての意地を見せたい羽生九段だったが、苦しむ今年度を象徴するように、この一局でも苦しい時間が続いた。角換わりで始まった一局は、序盤・中盤と互角に渡り合っていたが、夜戦に入り広瀬八段にリードを許すと、そこからはじりじりとその差を広げられた。最終盤には入玉を目指して上部脱出を狙ったものの、チャンスを逃さない広瀬八段に寄せ切られた。
羽生九段は、初のA級昇級から永世名人の条件を満たす名人9期を含み、29期に渡りA級以上を維持してきた。ただ今年度は、プロ入りしてから初めて勝率が5割を切るなど苦戦が続いた。若手棋士の台頭、将棋ソフト(AI)による研究の進化に対して、来期以降どこまで巻き返してくるかが関係者、ファンも注目をするところだ。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:羽生善治九段、最終局勝利で飾れず敗戦 来期は30期ぶりにB級1組降級 | ニュース | ABEMA TIMES
2022年3月4日 0時19分
「将棋界の一番長い日」と称される第80期将棋名人戦・A級順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の最終9回戦5局が3日、静岡市葵区の料亭「浮月楼」で一斉に指され、十九世名人の資格を持つ羽生善治九段(51)は広瀬章人八段(35)に99手で敗れた。B級1組への降級が決まっていた羽生九段は、最終戦を白星で飾れなかった。今期の成績は2勝7敗となった。
羽生九段は名人9期を含めてA級の座を連続29期守っていた。対局後、来期の順位戦に向けてのコメントを求められると、「今期の将棋をしっかり総括しないといけない。まずは9局をしっかり振り返りたい」と話した。
羽生九段に勝ち、5勝4敗と勝ち越して今期を終えた広瀬八段は「来期はより厳しいメンバーになると思う。開幕までにいい状態に持って行って、また頑張りたい」と話した。
定員10人のA級は、その地位にあること自体がトップ棋士の証しとなる。過去の永世名人資格者の中には、A級から陥落後、順位戦を指さない「フリークラス」に転出する棋士もいた。今回A級から陥落となった羽生九段も、順位戦を指し続けるのかどうかが注目されている。(村瀬信也)
情報源:最終戦黒星、A級陥落の羽生善治九段 来期へ「今期をしっかり総括」:朝日新聞デジタル
2022/3/4 08:44(最終更新 3/4 08:44)
第80期名人戦A級順位戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)の最終9回戦5局が行われている静岡市葵区で3日、大盤解説会が行われている。渡辺明名人(37)が登場し、上村亘五段(35)や石本さくら女流二段(23)らとともに、軽妙なトークで将棋ファンを楽しませた。
大盤解説会は午後2時、浮月楼で始まり、将棋ファンら約70人が参加。渡辺名人はスクリーンに映し出された各対局を見ながら、現在の状況や指し手の狙いなどを解説した。
渡辺名人は、羽生善治九段(51)のA級在籍が29期連続でストップしたことについて触れ、「22歳ぐらいから29年間もA級にいることは本当にすごい」としたうえで「子供の頃からずっと羽生さんの活躍を見てきて、A級から落ちるのはなかなか考えられないことだった。一時代の終わりを見ているような思いがある」と話した。
一方、渡辺名人はこの日の昼食についても言及した。昼食は、浮月楼提供の静岡牛とミナミマグロのしゃぶしゃぶがメインの「将軍御膳」。渡辺名人は「タイトル戦の時は自分の部屋で食べるが、A級順位戦の最終一斉対局の時は同じ部屋でみんなで食べる。昼食時間が40分しかないなか、棋士たちがどういう雰囲気でしゃぶしゃぶしたのか。どんな時間だったか。誰かに聞いてみたい」と話すと、会場から笑いも起きた。【武内亮】
情報源:羽生九段の降級「一時代の終わりを見た思い」 渡辺名人が大盤解説会 | 毎日新聞
2022年3月3日23時41分
将棋の第80期順位戦A級の最終9回戦が3日午前9時、静岡市「浮月楼」で一斉に行われた。
すでに来期は1クラス下のB級1組への降級が決まっている羽生善治九段(51)は広瀬章人八段(35)に敗れ、2勝7敗でリーグを終えた。勝った広瀬は5勝4敗となった。
角換わりから後手の羽生は積極的に踏み込んだが、しっかり玉を囲った相手陣を攻めあぐねた。最後は、2018年(平30)12月の竜王戦でタイトルを奪われ、91年以来、27年ぶりの無冠に追い込まれた広瀬に屈した。
「ちょっとどうやっていいか分からなかった。細かいところでミスがあったような気がします」と対局を振り返った。今期についても、「やはり細かいところの判断が良くなかった」と反省した。
93年に羽生はB級1組からA級へと昇級すると、1期で名人戦挑戦権を獲得。50歳で名人戦防衛戦を迎えた故米長邦雄永世棋聖を4勝2敗で下し、初の名人を獲得した。名人獲得通算9期も含め、29期連続で在籍してきた、名人戦挑戦者を争うトップのA級から陥落する。
「今期の将棋をしっかり総括しないといけないと思いました」とだけ話し、今後の進退については明らかにしなかった。
A級から陥落した歴代名人のうち、22期連続で在籍した米長や、26期連続で在籍の森内俊之九段(51)は順位戦には参加しないフリークラスの道を選び、名人への道を断念した。
一方、76期にA級から陥落した渡辺明名人(棋王=37)は、77期にB級1組を12戦全勝としてA級に復帰した。それだけではなく、78期は9連勝で名人戦に初挑戦すると、時の豊島将之名人(現九段=31)から奪取。前期は斎藤慎太郎八段(28)の挑戦を4勝1敗で退け、初防衛を果たした。
ほかにも、83年に21歳2カ月の史上最年少名人となった谷川浩司九段(59)や、今期B級2組で8勝2敗としてB級1組昇級を決めた丸山忠久九段(51)のように、A級から陥落しても順位戦で指し続けている現役棋士もいる。加藤一二三・九段(引退=82)は最下級のC級2組に落ちても指し続けた。
タイトル獲得通算99期の羽生がどんな道を選ぶのか、注目される。
情報源:羽生善治九段、広瀬章人八段に敗れ2勝7敗でリーグ終える タイトル獲得99期、進退明らかにせず – 社会 : 日刊スポーツ
2022/3/4 00:08
将棋の第80期順位戦で、最上位のA級からの初陥落が決まっている羽生善治九段(51)は3日、静岡市葵区で指された最終9回戦で広瀬章人八段(35)と対戦し、99手で敗れた。羽生九段は終局後、「まずは今期の将棋をしっかり総括しなくてはいけない」と述べ、来期の順位戦は上から2番目のB級1組で指すかどうかの明言は避けた。
A級は基本的に10人の棋士で構成。優勝者が名人に挑戦できる「トップ棋士の証し」とされる。名人を8期獲得した森内俊之九段(51)はA級から降級後、名人戦に参加できないフリークラスへ転出する道を選んだ。29期連続で在籍したA級からB級1組に降級する羽生九段が来期、順位戦に参加するかどうか、注目が集まっていた。
A級はこの日で全日程を終了。羽生九段の最終成績は2勝7敗となった。
渡辺明名人(37)=棋王=への挑戦権は斎藤慎太郎八段(28)が2期連続で獲得している。
情報源:順位戦A級陥落の羽生九段、「まず今期の将棋を総括」 来期の明言避ける – 産経ニュース
2022/03/04 03:25
将棋の順位戦A級・最終9回戦が3月3日に行われ、全10人が一斉に対局した。名人挑戦を決めている斎藤慎太郎八段(28)、29期続けていたA級からの陥落が決まっている羽生善治九段(51)がいずれも敗れる中、この最終一斉対局の異名となっている「将棋界で一番長い日」を、そのまま実現したのが豊島将之九段(31)と菅井竜也八段(29)の2人だ。千日手もあり、午前9時から始まった戦いは、指し直し局が終わったのが翌4日の午前3時18分で、休憩を挟み実に18時間18分という「長い日」になった。
豊島九段は前局までに4勝4敗で本局に勝ち越しをかけ、菅井八段は3勝5敗で来期に向けて少しでも星を戻したいという一局だったが、豊島九段の先手番で始まると、菅井八段が角交換からの向かい飛車を採用。豊島九段は居飛車とし、対抗形で進んだ。お互いがっちりと穴熊に囲い合い持久戦になったが、終盤に入るところで盤面中央付近での主導権争いで両者が譲れなくなり、同一局面が4回出たことで午後10時42分に千日手が成立。30分間の休憩を入れて、午後11時12分から先後を入れ替えての指し直しとなった。
菅井八段の先手番にかわった一局は、菅井八段がゴキゲン中飛車、豊島九段が居飛車の対抗形に。中盤から終盤にかけては豊島九段がペースを握ったかに見えたが、激しい終盤になったところで菅井八段の穴熊の堅さと、豊島九段が上部に逃した玉のどちらが耐えるかという展開になった。一時は菅井八段の勝勢まで形勢は傾いたが、冷静に指し続ける豊島九段の粘りが功を奏し、両者1分将棋に入ってからついに逆転。その後も、時間がない中で確実に勝ちへと近づく手を重ねた豊島九段が、大熱戦にけりをつけた。
この戦いには、見守っていたファンからも「こんな激戦見られて幸せ」「両者すごいわ」「起きててよかった」と称える声が多数集まっていた。豊島九段は過去、叡王戦七番勝負で永瀬拓矢王座と4勝3敗・2持将棋、1千日手と、都合10局分指したことがある。また菅井八段も令和になって初の公式戦、2019年5月に木村一基九段(48)と317手にも及ぶ戦いを演じたことがある。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:「将棋界の一番長い日」今年は翌日午前3時18分に終了 指し直し含め対局開始から18時間18分 ファンも「こんな激戦見られて幸せ」 | ニュース | ABEMA TIMES
第80期順位戦A級で、一斉対局(5局)が3月3日(木)に静岡県静岡市「浮月楼」で行われ、結果は下記の通りとなりました。
情報源:第80期順位戦A級 9回戦一斉対局の結果|棋戦トピックス|日本将棋連盟
A級9回戦
現在進行中の第80期A級順位戦3日(木)は9回戦、5対局が行われました。
対局結果は以下の通りです。
静岡県静岡市「浮月楼」
▲糸谷哲郎八段〇-△斎藤慎太郎八段●(DB)
▲豊島将之九段-△菅井竜也八段(千日手)
▲広瀬章人八段〇-△羽生善治九段●(DB・YouTube)
▲佐藤康光九段●-△佐藤天彦九段〇(DB・YouTube)
▲永瀬拓矢王座〇-△山崎隆之八段●(DB)
▲菅井竜也八段●-△豊島将之九段○(DB)
これらの対局の模様は、名人戦棋譜速報と日本将棋連盟ライブ中継、ABEMAでご覧いただくことができます。(ライブ中継は※の対局のみ)。
斎藤慎太郎八段、史上5人目のA級全勝ならず 糸谷哲郎八段、6勝3敗で来期は「2位」からスタート/将棋・順位戦A級 | ニュース | ABEMA TIMEShttps://t.co/ltkI3NPjNb
— kewpiehoney (@kewpie_honey) March 3, 2022
斎藤八段 2期連続の名人挑戦を5人目のA級全勝で飾れず 糸谷八段に87手で敗れ快挙逃す― スポニチ Sponichi Annex 芸能 https://t.co/q7GyTPqary
— スポニチ王将戦【公式】 (@sponichi_ohsho) March 3, 2022
羽生善治九段、最終局勝利で飾れず敗戦 来期は30期ぶりにB級1組から出直し | ニュース | ABEMA TIMEShttps://t.co/HERdED8ezZ
— kewpiehoney (@kewpie_honey) March 3, 2022
村)来期順位戦について問われた羽生九段は、「まずは9局をしっかり振り返りたい」と話しました。
最終戦黒星、A級陥落の羽生善治九段 来期へ「今期をしっかり総括」:朝日新聞デジタル https://t.co/2cVnDjLnIk— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) March 3, 2022
羽生九段の降級「一時代の終わりを見た思い」 渡辺名人が大盤解説会 https://t.co/F67KYQqBLn
— 毎日新聞ニュース (@mainichijpnews) March 3, 2022
羽生善治九段、広瀬章人八段に敗れ2勝7敗でリーグ終える タイトル獲得99期、進退明らかにせず #羽生善治九 #広瀬章人 #将棋 https://t.co/f79CKyTtLp
— 日刊スポーツ (@nikkansports) March 3, 2022
「将棋界の一番長い日」今年は翌日午前3時18分に終了 指し直し含め対局開始から18時間18分 ファンも「こんな激戦見られて幸せ」 | ニュース | ABEMA TIMEShttps://t.co/a57x26lndY
— kewpiehoney (@kewpie_honey) March 3, 2022
村)少ない持ち時間で指された指し直し局は激戦に。豊島九段は最後まで難しいと考えていたようです。菅井八段にとっては悔しい黒星となりました。
千日手指し直し、決着は午前3時18分 「将棋界の一番長い日」:朝日新聞デジタル https://t.co/tImfGVy8Sf #— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) March 3, 2022
【第80期 #順位戦 A級】
一斉対局が3月3日(木)に行われ、結果は下記の通りとなりました。
〇糸谷哲郎八段 vs ●斎藤慎太郎八段
〇豊島将之九段 vs ●菅井竜也八段
〇広瀬章人八段 vs ●羽生善治九段
●佐藤康光九段 vs 〇佐藤天彦九段
〇永瀬拓矢王座 vs ●山崎隆之八段https://t.co/rMXW9o1AXR— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) March 3, 2022
このあたり、左右反転すると振り飛車ミレニアムに似ている感じもするので、頭にその盤面を浮かべながら考えたりもしました。77手目▲36歩のあたりはこちらが満足な展開ですがリードを拡大する具体策が難しく、結局互角の終盤戦に。
— 佐藤 天彦 (@AMAHIKOSATOh) March 4, 2022
これで今期のA級順位戦は6勝3敗の3位で終了。名人失冠後は2期連続4勝5敗と負け越しでしたので、ここで勝ち越して順位を上げられたことは自信になりますし良かったです。来期も大変な戦いになると思いますが、上を目指して頑張ります。
— 佐藤 天彦 (@AMAHIKOSATOh) March 4, 2022
▲糸谷哲郎八段-△斎藤慎太郎八段
21時34分 終局
87手 6九玉まで、▲糸谷八段 の勝ち
2022-03-03 第80期順位戦A級
☗糸谷-☖斎藤慎 終局
☗糸谷-☖斎藤慎戦は、87手で糸谷八段が勝ちました。終局時刻は21時34分。消費時間は☗糸谷4時間57分、☖斎藤5時間32分。
勝った糸谷八段は6勝3敗、敗れた斎藤八段は8勝1敗で今期の順位戦を終えました。【勝った糸谷八段のコメント】
――途中は長期戦にも見えたのですが、どのような感じで指されていましたか。
糸谷 いちばん初めはわからない形になってしまって。カベ銀を作って相手に委ねるような将棋になってしまったので、先手番としては面白くないのかなと思っていたのですが、だんだんと(玉が)堅くなってきたのでけっこう戦える形になったかなと。――有利になったと思ったのはどのあたりですか。
糸谷 ☗3五歩(71手目)とたたけて☗4七桂が打てればと思ったのですが。――今期は6勝3敗でした。今期を振り返って。
糸谷 よくない負け方が多かったので、来期はそれを減らしていければと思っています。挑戦争いに最後まで絡みたかったのですが、力が及ばなかったです。――6勝3敗で来期は2位とだいぶ順位を上げますが。
糸谷 それは喜ばしいことですね。【敗れた斎藤慎八段のコメント】
――本局はどのような形で指されていましたか。
斎藤 あまり流行っていない後手としての対策なのかなと思ったのですが、結論が知りたくてやってみたという感じです。どこまでいってもまとめにくくて、やはりちょっと作戦的にまずかったか。難しいとは思っていたのですが、途中から神経を使いすぎて、最後はあっさり負けてしまう順を選んでしまったのが残念です。――控室では長期戦かといわれていましたが、☖3六歩(70手目)が……。
斎藤 そうですね。ひどい錯覚で。ただ、そのちょっと前になにか工夫をしたほうがよかったかなと。☖5三金とどこかで上がるしかなかったかなという感じですかね。本譜は思った以上にやりようがなくて……。――8勝1敗で挑戦です。初黒星となりましたが、今期を振り返っていかがでしょうか。
斎藤 リーグの前半から中盤戦ぐらいにかけては集中して一局ずつやれてたかなと思いますが、最後2局ぐらいは集中力を欠いた内容になってしまったと思うので。やっぱりリーグ戦は難しいというか、反省点も多いところではありましたが、一応挑戦という形にはなったのでよかったと思っております。――史上5人目となる全勝挑戦は目指していましたか。
斎藤 そうですね。どの対局も全力でと思っていたので、そのつもりではいましたが。――名人戦七番勝負に向けてはいかがでしょうか。
斎藤 昨年やはり課題を多く感じましたし、今日の将棋も途中で失敗してしまいましたので、そういうところを改善して、いちばんいい状態で臨めるようにというふうに思います。
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▲豊島将之九段-△菅井竜也八段
千日手局
111手 6四歩まで、22時42分 千日手成立
▲菅井竜也八段-△豊島将之九段
指し直し局 23時12分 対局開始
初手は、▲菅井八段 5六歩、△豊島九段 8四歩
終局は4日の3時18分
166手 2二金まで、△豊島九段 の勝ち
2022-03-04 第80期順位戦A級
☗菅井-☖豊島 千日手指し直し局 終局
この局面で菅井八段が投了し、豊島九段の勝利となりました。終局時刻は3時18分。消費時間は、☗菅井5時間59分、☖豊島5時間59分。勝った豊島九段は5勝4敗、敗れた菅井八段は3勝6敗です。
◆豊島九段の談話
――千日手局も含めて、すごく長い戦いでした。感想をお願いします。
豊島 千日手局は、悪い局面が多かったかなと。指し直し局は二転三転して……。
――諦めかけたところもあったんでしょうか。
豊島 馬を切られて(113手目☗3二馬)、いきなり危ないですね。☗3九角で☖同金みたいになるのかなと思っていたんですけど、馬を切られて駄目にしてしまいました。
――どこで勝ちになりましたか。
豊島 最後のほうは、手が全然見えていないので。最後は端を突いた手(164手目☖1六歩)に☗同角でも分からないなと思っていたので。
――今期の順位戦を振り返って、いかがですか。
豊島 内容が悪い将棋が多かったです。
◆菅井八段の談話
――長い一日でしたが、いまの感想は。
菅井 指し直し局は勝ちだったんですけどね、段々と手が見えなくなってしまいました。
――最後のほうは時間もなかったと思いますが。
菅井 いやあ、ちょっともう、すごい悪い手をいっぱい指した気がします。
――今期の順位戦を振り返って、いかがですか。
菅井 終盤で逆転負けが多かったですね。
――来期については、いかがですか。
菅井 はい、頑張りたいと思います。
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▲広瀬章人八段-△羽生善治九段
18時30分~
23時10分 終局
99手 6八角まで、▲広瀬八段 の勝ち
2022-03-03 第80期順位戦A級
☗広瀬-☖羽生 終局
☗広瀬-☖羽生戦は99手で広瀬八段が勝ちました。終局時刻は23時10分。消費時間は☗広瀬5時間56分、☖羽生5時間59分。勝った広瀬八段は5勝4敗、敗れた羽生九段は2勝7敗で今期の順位戦を終えました。
【勝った広瀬章人八段へのインタビュー】
── 一局を振り返って。
広瀬 仕掛けはやってみたい形でしたが、早々に想定していた局面から外れてました。それで長考になったのですが、際どい変化が多く、形勢もよく分からないまま進めていました。☖3三同玉(78手目)の局面は何か勝ちがあってもおかしくないと思って長考したのですが、思いのほか手が難しくて、本譜の順でぎりぎりですが踏み込みました。── 勝ちを意識した局面は?
広瀬 ☗2三竜(95手目)と引いて銀を1枚使わせることができたので、勝ちになったかなと思いました。── 今期の順位戦を振り返って。
広瀬 終盤で間違えてしまった将棋も結構あったので、最後、勝ち越せたのはよかったですが、来期に向けての反省点が多いと感じる一年でした。── 来期に向けて。
広瀬 まだメンバーがそろっていませんが、より厳しいリーグになると思うので、開幕までにいい状態に戻して頑張りたいと思います。【敗れた羽生善治九段へのインタビュー】
── 一局を振り返って。
羽生 難しい変化だったと思いますが、長考して☖8六歩(68手目)と突いた辺りは、何が正しいかよく分からなかったですね。細かいところでミスがあったような気がします。── 今期の順位戦を振り返って。
羽生 やっぱり細かいところでのミスというか、判断がよくなかったのかなという感じがします。── 来期に向けて。
羽生 まずは今期の将棋をしっかり総括しないといけないなと思いました。── 総括して、また次に向けて?
羽生 そうですね。まずは9局しっかり振り返りたいと思います。
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▲佐藤康光九段-△佐藤天彦九段
18時30分~
23時50分 終局
146手 1七香まで、△佐藤天九段 の勝ち
2022-03-03 第80期順位戦A級
☗佐藤康-☖佐藤天 終局
☗佐藤康-☖佐藤天戦は146手で佐藤天九段が勝ちました。終局時刻は23時50分。消費時間は☗佐藤康5時間59分、☖佐藤天5時間58分。勝った佐藤天九段は6勝3敗、敗れた佐藤康九段は4勝5敗で今期の順位戦を終えました。
勝った佐藤天彦九段
--本局を振り返って。
ひねり飛車模様から、かなりじっくりした将棋になりました。互いに主張があるような将棋で、中盤の☗5九飛(73手目)のあたりはまずまずかと思っていましたが、そこから具体的な指し方は難しくて最後までわからなかったです。最終盤の☗1三歩(139手目)あたりで、こちらの玉が寄らないはずですので、ようやく勝ちが見えました。--今期を振り返って。
黒星スタートではありましたが、なんとか立て直すことができました。名人を失冠してからは負け越しが続いていましたが、今期は上を目指して、という気持ちでやっていました。6勝3敗と星を積み重ねられたので、それを自信にして来期につなげられたらと思います。--来期に向けて。
ここ2期は順位を落とす苦しい戦いでした。その順位が上位に上がったことはうれしいですが、強敵しかいないA級ですし、今期3勝分勝ち越せたのを自信にして、さらに上を目指せるよう頑張りたいです。敗れた佐藤康光九段
--本局について。
苦しい時間が長い将棋なってしまったなと思っていました。最後はもう少し他の手も指してみたかったですが、本譜はぴったりと負けの手順に入ってしまいました。--ひねり飛車の採用は予定だったか。
いえ、予定ではなかったです。少しやってみたかったのですが、だめですよね、それでは。少し誘われている感じもあって、巧みに指されて作戦負けかなと思っていました。--今期を振り返って。
負けた将棋は中終盤で、もう少し違う手を指したかったなと。ほかの将棋も本譜よりいい手があったと思うので、その辺りが課題です。--来期に向けて。
自分なりの準備をして臨みたいと思います。
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▲永瀬拓矢王座-△山崎隆之八段
23時51分 終局
169手 3二銀まで、▲永瀬王座 の勝ち
2022-03-04 第80期順位戦A級
☗永瀬-☖山崎 終局
☗永瀬-☖山崎戦は169手で永瀬王座が勝ちました。終局時刻は23時51分。消費時間は☗永瀬5時間58分、☖山崎5時間59分。勝った永瀬王座は5勝4敗、敗れた山崎八段は1勝8敗で今期の順位戦を終えました。
【勝った永瀬王座のインタビュー】
ーー本局を振り返って。
中盤は難しいと思っていました。終盤は何とかしたい局面もあったのですが、☖5六歩(116手目)と打たれた手で、ちょっと着地の仕方がわからなくなってしまって。☗6六銀(115手目)と打ったところまでは順調と思っていたのですが。まだ難しいところがあった中で間違えてしまって。最後は詰まされてもおかしくないと思っていました。ーーA級1年目は5勝4敗で終えました。
今期は2連勝スタートだったのですが、そこで3連敗して苦しい戦いになってしまいました。4敗のうち3局が逆転負けなので、来期はそこを改善したいと思います。ーー来期に向けて。
1年を通して苦しい戦いでした。この経験を生かして少しでもいい成績を挙げたいと思います。【敗れた山崎八段のインタビュー】
ーー本局を振り返って。
ちょっと主張を作らないと苦しいかもしれないですね。もうちょっと意欲的に指さないといけないところで、ただ耐えていてずっと苦しい手順を選んでいたので。終盤は急にチャンスがきたかなという局面もあったと思うんですけど、しっかり指せなかったです。ーー今期を振り返って。
ちぐはぐな手が多くなって時間の使い方も中途半端で、それが指し手にも表れてしまって、チャンスをものにできないことが何局かあったので、実力がはっきり足りない1年だったなと。ーー来期に向けて。
来期までに向けて一局一局、勢いよく指すか、考え抜かないといけないところかを、もっと考えないと厳しいかなと思います。
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糸谷八段、2位で今期終了。
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