18時23分 終局
114手まで、△藤井聡竜王 の勝ち
インタビューと感想戦(アーカイブ)
0:00 藤井聡太竜王 インタビュー
5:45 渡辺明王将 インタビュー
9:00 感想戦
2022/02/12 18:23
将棋のALSOK杯王将戦の七番勝負第4局が2月11、12日に行われ、藤井聡太竜王(王位、叡王、棋聖、19)が渡辺明王将(名人、棋王、37)に勝利、シリーズ無傷の4連勝で王将奪取に成功した。この結果、藤井竜王は史上4人目となる五冠を、最年少19歳6カ月で達成。従来の記録を1年以上上回り、初の「10代五冠」を成し遂げた。
偉大な大先輩たちと肩を並べ、さらには上回るような快記録をまたも打ち立てた。8タイトルのうち四冠保持者と三冠保持者がタイトル戦でぶつかるという史上初の「頂上決戦」となったが、終わってみればスコアは藤井竜王の4勝0敗というストレート勝ち。その強さがさらに際立つ形となった。過去の五冠達成者は故・大山康晴十五世名人(五冠独占)、中原誠十六世名人(74)、羽生善治九段(51)という、永世名人にもなった3人だけ。さらに羽生九段が保持していた五冠の最年少記録、22歳10カ月を1年以上も上回っての五冠だけに、その突き抜けた力を誰もが認めざるを得ない状況になった。
王将奪取に王手をかけた第4局は渡辺王将が先手番から矢倉に向かうところ、藤井竜王が後手番から雁木で迎え撃った。1日目の午前中はお互いの研究範囲でもあったのか、午前9時の開始から昼食休憩までの3時間30分で61手目までハイスピードで進むことになった。ただ、休憩明けの午後1時30分からは封じ手の午後6時まで10手しか進まず、72手目を藤井竜王が封じ手。1日目から終盤に突入する激しい展開になった。
明けて2日目は、持ち時間でリードしていた渡辺王将が指しやすいかと思われたが、渡辺王将が受けに回ったタイミングで藤井竜王がグッと踏み込むと、ここからペースは徐々に藤井竜王に。渡辺王将もなんとか巻き返そうと蓄えていた時間をつぎ込み長考を入れたものの、その差は縮まることなく最終盤に突入。駒損よりも速度を重視した藤井竜王の攻めが、粘る渡辺王将を振り切る形で寄せ切り、力強い勝利を収めた。
8つあるタイトルのうち、ついに過半数の五冠を達成した藤井竜王。前人未到の八冠独占も、いよいよ夢ではなくなってきた。1996年に羽生九段が当時7つだったタイトルを全て保持する「七冠独占」を達成したが、それから四半世紀が経った今、大記録に突き進んでいる。残すタイトルは名人、王座、棋王の3つ。3月9日に行われる順位戦B級1組の最終戦で来期のA級入りを決めれば、来年度にも全冠制覇の可能性が生まれる。今がピークではなく、課題を見つけて強くなりながら勝つ令和の天才棋士には、油断や奢りは微塵も見られない。
(写真提供:日本将棋連盟)
情報源:藤井聡太竜王、史上4人目・最年少で五冠達成!渡辺明王将からストレートで王将奪取 初の「10代五冠」に | ニュース | ABEMA TIMES
2022年2月12日 18:27
第71期ALSOK杯王将戦七番勝負第4局(東京都立川市「SORANO HOTEL 」)
藤井聡太竜王(19)=王位、叡王、棋聖含む4冠=が渡辺明王将(37)=名人、棋王含め3冠=に114手で勝利し、4連勝で自身初の王将位を獲得した。
藤井竜王が対局後に選んだ「勝者この一手」は76手目の△4四銀だった。
「直前まで自身がない局面だったが、△4四銀から△4三金左と逃げる手順を発見して、少し難しくなったのかなと思いました」
情報源:勝者この一手「△4四銀」【棋譜速報】第71期ALSOK杯王将戦七番勝負第4局 渡辺明王将VS藤井聡太竜王― スポニチ Sponichi Annex 芸能
終局直後の様子
【藤井聡太新王将インタビュー】
――一局を振り返ってください。
藤井 序盤から常にこちらの攻めを催促する形でした。常に忙しい展開でしたが、中盤△4四桂(62手目)に▲7四歩が見えていなかったので…。どう指せばいいかわからなかったので、封じ手のあたりは少し自信がないのかなと思いました。――2日目、好転したのはどのあたりでしたか。
藤井 △4四銀(76手目)から△4三金左として、少しこちらの玉も耐久力がある形なのかなと思っていたのですが、▲8六角(85手目)からかなり迫られる形になってよくわからなかったです。――終盤まで難しい将棋だという実感でしたか。
藤井 形勢判断ができない場面が多かったなという気がします。――4連勝という結果についてはいかがですか。
藤井 終わったばかりなのでまだ。実感がないところもありますが、今回の番勝負は8時間という長い持ち時間で対局して、あらためて勉強になる部分が多かったので、今後に生かしていければと思います。――中村修九段の記録を4年ほど塗り替える最年少王将になりました。
藤井 そのことは全く意識していなかったのですが、王将はとても歴史のあるタイトルなので今回獲ることができてうれしく思います。――4人目の五冠になりました。意義や価値についてどう受け止めていますか。
藤井 自分の実力を考えるとここまでは出来過ぎの結果なのかなと思いますし、今後なんとかそれに見合う実力をつけていけたらと思います。――今年度の対局が残り少なくなってきました。今後の対局に向けて。
藤井 順位戦も自分にとっては大きな対局ですので、悔いのないように指せればと思います。【渡辺明前王将インタビュー】
――カド番で迎えた本局は矢倉を採用しました。この一局をどう振り返られますか。
渡辺 封じ手のところはまずまずと思っていたのですが、手が広くなったところで間違えてしまったような感じですかね。――4連敗について、対局内容を振り返って。
渡辺 またストレートで負けてしまったことについては…。なんというか、残念というのもちょっと違うし。もうちょっとなんとかしたかったんですけど…。――今年度は大事な棋王戦も残っていますし、今後の対局に向けての豊富や気持ちは。
渡辺 この結果になってしまったのが残念なので…。そういう感じですね。
渡辺明王将に藤井聡太竜王が挑戦する第71期ALSOK杯王将戦七番勝負の第4局が、2月11、12日(金祝、土)に東京都立川市の「SORANO HOTEL」で行われ、藤井竜王が114手で渡辺王将を破り、七番勝負の成績を4勝0敗とし王将を奪取しました。
藤井は自身初の王将獲得となります。
また、藤井新王将は竜王・王位・叡王・王将・棋聖の5つのタイトルを合わせ持つ五冠となりました。
19歳6ヵ月での五冠達成は、羽生善治九段が1993年8月に22歳10ヵ月で達成した記録を更新する最年少記録となります。
情報源:渡辺明王将VS藤井聡太竜王 第71期ALSOK杯王将戦七番勝負第4局 藤井聡太竜王が王将奪取&最年少五冠に|将棋ニュース|日本将棋連盟
対戦成績
藤井聡太竜王、史上4人目・最年少で五冠達成!渡辺明王将からストレートで王将奪取 初の「10代五冠」に#将棋 #藤井聡太 #五冠
https://t.co/vU9sCECJ8P— ABEMA将棋ch(アベマ) (@Shogi_ABEMA) February 12, 2022
https://twitter.com/shogipremium/status/1492434056386347010
https://twitter.com/sponichi_ohsho/status/1492429186635821061
https://twitter.com/sponichi_ohsho/status/1492470117036269569
#藤井聡太 竜王が勝利
【第71期 #ALSOK杯王将戦 七番勝負第4局】
●渡辺明王将 VS ○藤井聡太竜王
第71期ALSOK杯王将戦七番勝負の第4局が2月11、12日(金祝、土)に行われ、藤井竜王が114手で渡辺王将を破り、七番勝負の成績を4勝0敗とし、王将を奪取しました。https://t.co/NUI5PQrAil
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) February 12, 2022
ALSOK杯王将戦中継ブログ : 藤井竜王が史上最年少五冠にhttps://t.co/YYttx20pvw
>第4局は藤井竜王が制しました。この結果、藤井竜王はシリーズを4勝0敗で制して初の王将位を獲得。同時に、羽生善治九段が持つ最年少五冠達成の記録を22歳10カ月から19歳6カ月に塗り替えました。
— kewpiehoney (@kewpie_honey) February 12, 2022
ALSOK杯王将戦中継ブログ : 終局直後の様子https://t.co/VOXjC4B2Fx
— kewpiehoney (@kewpie_honey) February 12, 2022
ALSOK杯王将戦中継ブログ : 感想戦https://t.co/m6lSxmEDk7
— kewpiehoney (@kewpie_honey) February 12, 2022
ALSOK杯王将戦第4局。 https://t.co/biJhfaKxpq
対局についてはブログに書きました。シリーズ全体の振り返りは明日以降に書きます。
— 渡辺 明 (@watanabe_1984) February 12, 2022
https://twitter.com/Iyemon_jp/status/1492438550968602624
https://twitter.com/fujiya_jp/status/1492430963242315776
https://twitter.com/sayuri_takebe/status/1492440051334017025
感想戦がエグい、という感想はマジでエグい。
— Daisuke Katagami (@shogidaichan) February 12, 2022
https://twitter.com/iomuu/status/1492484218764795909
タイムゴカン!
oh
ヤッターマン!— 豊川孝弘 (@Toyokawa_shogi) February 12, 2022
2日制タイトル戦通算16勝1敗、ですか…
— 勝又清和 (@katsumata) February 12, 2022
四冠vs三冠がストレートで終わるとは、全く想像していませんでした。
藤井竜王は全4局ともに素晴らしい内容で、渡辺名人が良さを引き出してより強さを発揮しているのかもしれません。
— 遠山雄亮(将棋プロ棋士、棋士会副会長) (@funnytoyama) February 12, 2022
藤井聡太五冠
爆誕。
— つるの剛士 (@takeshi_tsuruno) February 12, 2022
藤井聡太竜王が勝ちました。
史上最年少5冠爆誕!!これからも藤井聡太5冠の伝説をみさせてもらいます!!
次は何が起こることやら。とんでもない19歳です!!
そして渡辺明名人の逆襲も絶対またみたいです!!#将棋#棋士すごすぎる#藤井聡太竜王#渡辺明名人
— 高橋茂雄 (@Shigeo0128) February 12, 2022
本日、第71期ALSOK杯王将戦七番勝負第4局で、藤井聡太竜王が渡辺王将に勝利。王将獲得により史上最年少での五冠達成、誠におめでとうございます。これまでの記録を大きく更新し、十代での五冠達成という前人未踏の偉業を成し遂げられたことに、心より敬意を表します。 pic.twitter.com/F5OD0kkrLR
— 大村秀章 (@ohmura_hideaki) February 12, 2022
藤井聡太竜王、渡辺明王将に4連勝で王将奪取。
19歳6ヵ月の史上最年少五冠が誕生。五冠になったのは大山康晴・中原誠・羽生善治以来4人目です。
そして羽生九段の22歳10ヵ月という記録を3年以上も更新しました。
また中村修九段の史上最年少王将記録も更新。この19歳を誰も止められないのか……
— 白鳥士郎 (@nankagun) February 12, 2022
藤井6級 49日
藤井5級 176日
藤井4級 29日
藤井3級 104日
藤井2級 202日
藤井1級 77日
藤井初段 252日
藤井二段 233日
藤井三段 349日
藤井四段 488日
藤井五段 16日
藤井六段 90日
藤井七段 790日
藤井棋聖 35日
藤井二冠 389日
藤井三冠 61日
藤井四冠 91日
藤井五冠←NEW( ゚д゚)・・・
— 白鳥士郎 (@nankagun) February 12, 2022
「藤井竜王の全冠制覇はいつ?」とよく聞かれます。
本年度は五冠でストップ。
9月の王座戦に挑戦・奪取すれば六冠。
来年2月の棋王戦に挑戦・奪取すれば七冠。
そして3月9日の順位戦でA級に上がって次の順位戦で名人挑戦・奪取できれば八冠。最短で来年5月。
無理と言い切れなくなってきた…— 白鳥士郎 (@nankagun) February 12, 2022
藤井五冠誕生も衝撃ですが…
あの渡辺明に2日制のタイトル戦で4連勝してしまうことが衝撃的過ぎる…
自分は渡辺竜王が羽生名人に3連敗してから4連勝した竜王戦に感動して『りゅうおうのおしごと!』を書いたけど、ここまで強すぎると将棋は本当にフィクションの題材にしづらくなるのでは…
— 白鳥士郎 (@nankagun) February 12, 2022
渡辺先生のブログ。いつものように敗戦であろうと淡々と将棋を振り返る姿勢は凄い。
タイトル戦の最中である棋王戦、そして挑戦者の決まった名人戦。戦いは続く。だから立ち止まらない。将棋は難しすぎてわからないけど、渡辺先生の生き方は少しでも見習っていきたい。
— 白鳥士郎 (@nankagun) February 12, 2022
▲渡辺明王将-△藤井聡太竜王(毎日棋譜中継・スポニチ棋譜速報・棋譜DB)
18時23分 終局
114手まで、△藤井聡竜王 の勝ち
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五冠おめでとうございます。
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