第29期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負第3局
里見香倉敷藤花の振り歩先、と金が3枚で加藤桃清麗の先手
初手は、▲加藤桃清麗 2六歩、△里見香倉敷藤花 3四歩
倉敷市公式YouTube
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2021年11月21日 18時17分
将棋の女流タイトル戦の一つ、第29期大山名人杯倉敷藤花(とうか)戦三番勝負(岡山県倉敷市など主催)の第3局が21日、倉敷市で指され、タイトル保持者の里見香奈倉敷藤花(29)=女流名人・女流王位・女流王将と合わせ女流四冠=が挑戦者の加藤桃子清麗(せいれい)(26)に110手で勝ち、シリーズ成績2勝1敗でタイトルを防衛し、女流四冠を堅持した。
7期連続、通算12期目の倉敷藤花獲得で、女流タイトルの通算獲得数は46期(清麗2期、女王1期、女流王座4期、女流名人12期、女流王位7期、女流王将8期、倉敷藤花12期)となり、自らが持つ歴代1位の記録を更新した。一方、加藤清麗は17日に里見当時女流五冠から清麗のタイトルを奪取したばかりだったが、連続でのタイトル奪取は成らなかった。
終局後、勝った里見倉敷藤花は「今回は他棋戦と並行してのタイトル戦でしたが、なんとか気力を振り絞って自分の全力を尽くすことが出来たかなと思います」、敗れた加藤清麗は「(三番勝負が)終わっちゃったんだなという悲しさがあって……。結果は残念ですが、仕方ないです。(自分の)力が足りなかった。里見さんが強かった」と話した。
女流将棋界の八つのタイトルを里見女流四冠、加藤清麗のほか、西山朋佳女流三冠(26)=白玲・女王・女流王座=の3人が分け合う形となっている。(佐藤圭司)
情報源:将棋の里見香奈倉敷藤花がタイトル防衛し、女流四冠を堅持:朝日新聞デジタル
2021年11月21日 16時18分
岡山県倉敷市の「倉敷市芸文館」で21日に指された女流将棋・第29期倉敷藤花戦三番勝負第3局で、挑戦者の先手・加藤桃子清麗(26)を110手で破り、7連覇を達成した里見香奈倉敷藤花(29)=女流名人、女流王位、女流王将=が終局後、大盤解説会場での感想戦で「一手一手、時間を使いながら全力を尽くすことができた」と満足そうに語った。
里見は振り駒で後手となり、「序中盤が分かりにくく、難しい展開」となったが「斬り合いになった後、こちら(の玉)は堅いですけど、駒損している分、難しいと思っていました。自分の力は出し切ることができた」と振り返った。
就位式では「他棋戦と平行してのタイトル戦でしたが、なんとか気力を振り絞った」と話した。
加藤は今月17日に里見から奪った清麗に続く二冠はならず。「序中盤は思い切って指しました。駒得でしたが、里見さんの美濃囲いの攻略が難しく、神経を使う将棋。だんだん自信がなくなった」と残念そう。「自分らしい将棋が指せた」と語る一方で「でも、悔しいですね。負けるのは。また挑戦できるよう努力していきたい」と倉敷市に集ったファンに雪辱を誓った。
情報源:里見香奈四冠死守に「全力を尽くすことができた」倉敷藤花V7 : スポーツ報知
2021年11月21日 15時5分
女流将棋の第29期倉敷藤花戦三番勝負第3局が21日、岡山県倉敷市の「倉敷市芸文館」で指され、里見香奈倉敷藤花(29)=女流名人、女流王位、女流王将=が挑戦者・加藤桃子清麗(26)を後手番の110手で破り、2勝1敗で防衛した。
里見は20日に同館で行われた第2局でミスから完敗したが、連敗を阻止して7連覇を達成。同タイトルは12期目となる。
昼食休憩に入る直前に角を交換し、互いに竜を敵陣に突入させる展開。加藤が積極的な攻めを見せていたが、その緩手のスキを突いて手番を得た里見が反撃。残り時間も逆転し、加藤を1分将棋に追い込んで詰み、四冠を死守した。
加藤は今月17日に清麗戦五番勝負最終局で里見を破り、4年ぶりのタイトルを獲得したが、1週間で二冠奪取とはならなかった。
情報源:里見香奈倉敷藤花が7連覇達成! 加藤桃子清麗下して四冠守る : スポーツ報知
記者会見
【里見香奈倉敷藤花 記者会見】
--今日の戦いを振り返っての感想と、どのあたりから勝ちを意識したのかを教えてください。
「本局は第1局で用いられた加藤さんの作戦と途中まで同じで、お互いちょっとずつ変化する形になってそこから力戦になりました。本当に序中盤から終盤の一手一手が難しくて、難解な形勢が続いていると思いました。勝ちになったと思ったのは最後、▲6一馬(95手目)とされたときに詰みがあると発見したので、▲6一馬と指されて詰み形になったあたりです」--昨日は先読みしすぎてうっかりがあったということでしたが、今日はそこの反省を生かせたのでしょうか。
「先後も形も違いますが、昨日は初歩的なミスをしてしまったので、そういうことがないように気をつけながら指していました」--加藤清麗には昨日敗れて、清麗も取られて勢いがあると思います。加藤清麗の印象は。
「加藤さんは勢いがありますし、将棋の内容としても勢いよく攻められる印象があります。研究もされていて、決断もいいので充実されているということは感じます」--4つタイトル戦が重なっていて、3つ終わったところですが。
「女流棋士になってここまで対局させていただくのは初めてなので、まず体調管理を気をつけること、元気で将棋を指すことが目標です。対局が続いて疲労がたまりますし、自分の中で課題があると思っていました。ただこういった経験をさせていただくことはなかなかないので、がむしゃらにどれだけできるのか、楽しみでした。振り返るのはあとになると思いますが、まだひとつありますのでそこに向けて健康でいいコンディションで挑めたらと思います」--清麗を取られ、この倉敷藤花戦でも第2局に敗れ、これほど追い詰められた里見さんを見るのは久しぶりと思っていましたが、ご自身はどんな心境でしたか。
「並行していくつもタイトル戦を戦うことが救いになりました。目先の負けよりも、対局が続く中でどれだけ自分が最後の力を振り絞って指せるのかと、自分自身が知りたかったことなので、客観的に見られました。追い詰められることが、経験としてすごく貴重だと思っていましたので、こういった状況で自分の力を出し切れるかということを意識していました。いま持っている力を出し切って負けたら仕方ないと思っていたので、意外と冷静でした。ただ今回が倉敷対局だったから救われたのもあります。周りの関係者の方々にはもう10年単位でお世話になっていますし、応援に来てくださる皆様にも昨日負けたあとに励ましの言葉をいただいたり、そういうことが今日頑張る力になっていて、周りの皆様に助けられたと思います」--倉敷藤花戦への愛着が強いようですが、里見さんにとってどんなところが素晴らしい棋戦ですか。
「学生のときに初めて挑戦して初めて手にさせていただいたタイトルですし、個人的なことですが亡くなった祖父が唯一応援に来てくれた棋戦でもあります。苦しい状況のときに助けられてきました。周りの励ましの声で自然と気合が入る棋戦です」--現在行われている女流王座戦五番勝負に向けての意気込みをお聞かせください。
「今週は対局続きだったのでまずはゆっくり休んで、それから対局に向けて気合を入れていこうと思っています」--里見倉敷藤花、西山さん(朋佳女流三冠)、加藤清麗でタイトルを分け合っている状況についてはいかがでしょうか。
「自分が持たせてもらっているタイトルも、肩書があっても地力がないとついてこないので、結果よりも自分の地力をつけられるように頑張っていきたいと思っています」--この倉敷藤花戦三番勝負を終わっての率直な気持ちをお聞かせください。
「ほっとしている気持ちがあります。なるべく早く休んで次に向かいたい」--気の早い話ですが、清水女流七段の7連覇に並びました。次は8連覇ですね。来期、第30期に向けて意気込みを。
「清水さんには時代も人間性も及ぶことがないと思っているので、技術面はもちろん、人間性も清水さんに少しでも追いつけるようにと常々思っています。そのうえで1年間どれだけ力をつけられるか、そのことを忘れないようにしたい。倉敷藤花戦は思い入れのある棋戦なので、自分の全力、地力を尽くした将棋を皆さんに見ていただきたいと思っているので、それに向けて頑張っていきたいです」【加藤桃子清麗 記者会見】
--いまの率直なお気持ちと、次回の倉敷藤花戦に向けての抱負をお聞かせください。
「終わっちゃったんだなあという悲しさがあって、結果は残念でしたが、仕方がないです。力がなかったので仕方がなかったのかなと受け止めています。里見さんが強かったということで。来期ですが、またあのトーナメントをイチから勝ち上がっていかないのかという気持ちはあります。でも、誰と当たるかわからないのですごく楽しみな棋戦なんですね。今期のように一戦一戦大切に積み重ねていきたいと思いますし、ここに来て地元の皆さんが盛り上げて支えてくださっていることを実感したので、またここに来たいという気持ちが強くなりました」--対局は▲3四馬(75手目)と引いたところが結果的によくなかったのではと指摘がありましたが。
「指していたときはいい手だと思っていて指してましたが、振り返るとひどい手だなと思います。3三にいたら自陣まで利いていていい位置でした。大盤解説会で菅井八段がおっしゃったように▲7五桂のほうが私らしかったなと反省しています」--改めて里見倉敷藤花の印象をお聞かせください。
「里見さんはすごくハードなスケジュールで対局されている中で結果を出されていて、総合力が強いです。もちろん将棋もすごくて尊敬する先輩です。また本当にかっこいいということばが出てくるんですが、立ち居振る舞いもかっこいいし、周囲の方に感謝の気持ちを伝える方で、本当に素晴らしい方と感じています」--加藤清麗も里見倉敷藤花とふたつのタイトル戦を戦うスケジュールでしたが、里見倉敷藤花の将棋の特徴はどういうところにあると思いますか。
「里見さんと言えば中飛車で、先手でも後手でも中飛車を指しますが、相手によって棋風を変えていると感じます。変幻自在、柔軟で局面によって最善を指され、いろいろな面があると感じました」
里見香奈倉敷藤花に加藤桃子清麗が挑戦する第29期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負第3局が、11月21日(日)に岡山県倉敷市「倉敷市芸文館」にて行われ、里見倉敷藤花が110手で加藤清麗に勝ち、防衛しました。
通算12期目の倉敷藤花獲得となります。
情報源:里見香奈倉敷藤花VS加藤桃子清麗 第29期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負第3局 里見香奈倉敷藤花の防衛|将棋ニュース|日本将棋連盟
村)里見倉敷藤花は「なんとか気力を振り絞って自分の全力を尽くすことが出来た」、加藤清麗は「(三番勝負が)終わっちゃったんだなという悲しさがあって……。結果は残念ですが、仕方ないです」
将棋の里見香奈倉敷藤花がタイトル防衛し、女流四冠を堅持:朝日新聞デジタル https://t.co/UvDUbQEl7J— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) November 21, 2021
村)倉敷藤花戦五番勝負第3局は里見香奈倉敷藤花が加藤桃子清麗に勝ち、通算2勝1敗でタイトルを防衛しました。清麗戦でタイトル奪われ、昨日の第2局も敗れた相手でしたが、最後に踏ん張り女流四冠を守りました(写真は日本将棋連盟提供) pic.twitter.com/mpMn3P53cH
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将棋の倉敷藤花戦 里見香奈が歴代1位タイの7連覇 4冠守る https://t.co/G1PTNT5cNi
— 毎日新聞ニュース (@mainichijpnews) November 21, 2021
第29期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負の第3局は、里見香奈倉敷藤花が挑戦者の加藤桃子清麗を破り、2勝1敗で7連覇(通算12期)を達成しました。同棋戦の連覇記録としては、清水市代女流七段に並ぶ歴代1位タイで(清水は通算10期)、里見は女流名人、女流王位、女流王将を合わせ4冠を守りました。 pic.twitter.com/Z0FQTZ51Jq
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) November 21, 2021
里見香奈倉敷藤花に加藤桃子清麗が挑戦していた倉敷藤花戦三番勝負の第3局は、先ほど終わり、里見倉敷藤花が勝ち、防衛を果たしました。
里見倉敷藤花は7連覇達成です。
加藤清麗は、清麗戦に続いての奪取はなりませんでした。
写真は日本将棋連盟提供。 pic.twitter.com/qwWcJ5NJLv
— 中日新聞 東京新聞 将棋【公式】 (@chunichishogi) November 21, 2021
女性将棋の公式タイトル戦「第29期大山名人杯 #倉敷藤花戦 」の3番勝負最終局で、 #里見香奈倉敷藤花 が挑戦者の加藤桃子清麗を下して防衛。7連覇で最多を更新する12度目の栄冠を手にしました。https://t.co/LTiVzfXog8
— 山陽新聞 (@sanyo_news) November 21, 2021
里見が倉敷藤花7連覇https://t.co/v6Ckaz19fX
— 共同通信公式 (@kyodo_official) November 21, 2021
#里見香奈 倉敷藤花の勝利
【第29期 #大山名人杯倉敷藤花戦 三番勝負第3局】
○里見香奈倉敷藤花 VS ●加藤桃子清麗
第29期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負第3局が、11月21日(日)に行われ、里見倉敷藤花が110手で加藤清麗に勝ち、防衛しました。https://t.co/dAKYfBUvw8
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) November 21, 2021
▲里見香奈倉敷藤花-△加藤桃子清麗(棋譜中継・棋譜DB)
里見香倉敷藤花の振り歩先、と金が3枚で加藤桃清麗の先手
初手は、▲加藤桃清麗 2六歩、△里見香倉敷藤花 3四歩
14時59分 110手 7七金まで、△里見香倉敷藤花 が防衛
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