棋王・王座、NHK杯は苦戦してるぽいけど
2021年11月14日 5時00分
藤井聡太(19)にとって、様々な記録はもはや通過点に過ぎないのだろうか。2020年11月20日、史上最年少の18歳4カ月で通算200勝(40敗)に到達した。勝率8割3分3厘という高勝率での達成にも「今日200勝というのは全く気づいてなかった、これまでの240局でいろいろな経験ができたかなと思っているので、今後それを生かしていけるようにしたい」と、関心のない様子だった。
この年の夏に棋聖と王位を獲得した藤井は、三つ目のタイトルをめざして第70期王将戦の挑戦者決定リーグ戦(通称・王将リーグ)に臨んだ。しかし、開幕から羽生善治(51)、豊島将之(31)、永瀬拓矢(29)に続けて敗れ、挑戦の可能性はなくなった。リーグ残留がかかったその後の戦いで佐藤天彦(33)と広瀬章人(34)に勝ち、11月20日の最終戦を迎えた。藤井の相手は、王位戦で七番勝負を戦った木村一基(48)。相矢倉の戦型から先手の藤井が攻勢に立ち、木村の押さえ込みを突破して快勝した。
リーグは5勝1敗の永瀬と豊島が同率1位となり、プレーオフを制した永瀬がタイトル保持者の渡辺明(37)に挑戦した。藤井は3勝3敗で広瀬と並んだが、前期の成績に基づく順位の差で5番手となり、陥落が決まった。終局後の取材会で藤井は「(初戦から)3連敗した時点でかなり厳しかったので、しょうがない」。一方で最年少など記録達成の速さは「全く意識していない」という。「今回の王将リーグは6局指して、いい経験になった」「これからどんどん対戦相手も強くなり、厳しくなってくるので、対応できるようにしたい」とも話した。
藤井は第71期王将戦で、2次予選を勝ち抜いてすぐにリーグに復帰。今月9日には羽生を破り開幕から無傷の4連勝で、リーグトップに立っている。=敬称略
(村上耕司)
◆毎週日曜に掲載します。
情報源:(大志 藤井聡太のいる時代)試練編:9 最年少で通算200勝、王将戦ではリーグ陥落も:朝日新聞デジタル
村)去年の王将リーグは3勝3敗でしたが、その経験も成長につながったと言えるかもしれません→「これからどんどん対戦相手も強くなり、厳しくなってくるので、対応できるようにしたい」
(大志 藤井聡太のいる時代)試練編:9 最年少で通算200勝、王将戦ではリーグ陥落もhttps://t.co/wsY5v6UbqA— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) November 14, 2021
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