戸辺誠七段が関東の1枠目
2021.09.19 17:56
「SUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦2021」の東京予選Aブロックが9月19日に行われ、決勝で戸辺誠七段(35)が梶浦宏孝七段(26)に勝利、東京での予選では1人目の決勝進出者となった。
振り飛車党で“戸辺攻め”とも言われる攻め将棋が特徴の戸辺七段は、準決勝で渡辺明名人(棋王、王将、37)と対戦。早指しの団体戦「第4回ABEMAトーナメント」ではチームメイトだったが、ここでは戸辺七段が三冠保持者から金星。決勝に駒を進めていた。
決勝も、同じくABEMAトーナメントに出場し早指しでもトップクラスの実力を誇った梶浦七段との対戦になったが、先手番から得意の中飛車、さらに穴熊に囲い、早指しで戦いやすい形を選ぶと、梶浦七段の銀冠を確実に攻略。玉の耐久力で上回り、得意の攻めを炸裂させる快勝を収めた。
◆SUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦2021 ファン投票による選出(東西各2人)、予選(東西各3人)、決勝戦(東西各5人)によって構成される。12月下旬に開催予定の決勝では、個人戦と団体戦のポイント数で優勝チームを決定。対局は全て持ち時間なし、初手から1手30秒未満で行われる。先手・後手は振り駒。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:東京予選1人目の突破は戸辺誠七段 準決勝では渡辺明名人破る金星も/将棋オールスター(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュース(コメント)
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戸辺七段インタビュー
ーーお疲れさまでした。一日を通していかがだったでしょうか。
戸辺 久しぶり……いや初めてですね。初めて棋士が一堂に集まっての大会だったので新鮮でした。その環境に慣れていい将棋が指せるかとうかが勝負だと思っていたのですけど、トーナメント表を見渡しても当たり前ですが強い人しかいないので、一戦一戦いい将棋を指そうという気持ちで臨んでいました。
ーー準決勝は渡辺明名人との対戦でした。
戸辺 当たりたくなかったというか複雑な気持ちでした。名人ですし、普段仲がいいということもありますし。また、今回は関東の代表を決めるとのことだったので、トーナメント表ができるまでは自分の中で「名人が代表に」という気持ちもありました。対局中は思った以上に手が見えて、らしからぬいい将棋が指せました(笑)。ちょっと出来過ぎましたね。名人の強さが出る前にうまく隙を突いてリードを奪えたので、幸運だったかなと思います。これで決勝でだらしない将棋は指せないと思いました。
ーー本日は全局穴熊でしたが、作戦を決めていたのですか。
戸辺 早指し戦ということもありますし、その中で自分がいちばん自信を持って指せる作戦が穴熊ですので、なるべく基本に忠実に王様をしっかり固めて左側の駒をさばこうと決めていました。それがうまくいったのでしょうかね。
ーー戸辺七段は2年前に将棋カフェのバリスタとしてプロント神田を訪れましたね。
戸辺 あのときはイベントで出させてもらって、今日もきたときにスタッフで知っている方がいらっしゃいましたし、自分としては楽しかった思い出として残っていたのでよかったです。
ーーいい環境でしたか。
戸辺 いやもう、めちゃめちゃいい環境でした。今回サントリーさまの飲み物が用意されていまして、お昼もプロントさまのパスタをいただきましたし、私にとっては場所も飲み物もお昼ご飯もすべて最高でした。
ーー東西対抗戦に出場となりますが、抱負をお願いします。
戸辺 まずはこのような活躍の場の機会を作ってくださったサントリーさまはじめ、関係者の方々に感謝申し上げます。(本戦は)12月ですよね。全然考えていなかったというか、もちろん勝ち抜きたいなとは思っていたんですけど(笑)。Aブロックを勝ち抜いた代表として出場させていただくので、それに恥じないようしっかり準備して将棋を指してイベントを盛り上げられるように頑張りたいなと思っています。最後にABEMA、携帯中継でご観戦いただいた皆様、誠にありがとうございました。
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— kewpiehoney (@kewpie_honey) September 19, 2021
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あと2人。
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