ほぉ・・・
2021年9月19日 5時00分
「名人への道のりは険しい」。21歳2カ月という最年少名人の記録を持つ谷川浩司(59)は、2021年5月に出版した「藤井聡太論 将棋の未来」で、こう記した。名人獲得5期で永世名人の資格も持ち、名人戦と縁深い谷川の言葉は重い。
名人戦の予選にあたる順位戦には下からC級2組▽C級1組▽B級2組▽B級1組▽A級の5クラスある。成績上位2~3人しか昇級できない。名人挑戦者になるには、C級2組から4回昇級を重ねてA級まで昇り、A級で優勝するしかない。プロ入りから最短でも5年かかる。
最年少名人の記録を藤井聡太(19)が塗り替えるかどうか注目の的だ。谷川は「現在記録を持っている私にも光が当たる」とユーモアを交えつつ、「その日を心待ちにしたい」。
谷川と藤井の初対局は19年9月、第69期王将戦2次予選決勝(持ち時間各3時間)。振り駒で先手になった藤井が快勝した。
2局目は20年9月9日、第79期B級2組順位戦4回戦。あらかじめ先手後手が決まっているのが順位戦の特徴の一つ。先手番の谷川はエース戦法の「角換わり腰掛け銀」を選んだ。
各6時間と持ち時間が長いのも順位戦の大きな特徴。難解な中盤戦に突入し、互いに1時間を超す長考を連発。谷川は藤井の「長考中も途切れない集中力」を肌で感じ、感嘆した。
「新旧天才の激闘」を藤井が制し、B級2組で無傷の4連勝を決めたのは午後10時38分。記者は盤側にいたが、藤井も、40歳上の谷川も疲れを感じさせなかった。作戦だけでなく体調面でも谷川の入念な準備を感じた。
注目される藤井との順位戦には多くの棋士が得意戦法や最新研究をぶつける。それでも藤井は勝ち続ける。=敬称略(佐藤圭司)
◆次週は「名人戦ニュース」です。次回の「大志」は10月3日に掲載します。
情報源:(大志 藤井聡太のいる時代)試練編:3 長考合戦、谷川九段と「新旧天才の激闘」:朝日新聞デジタル
村)あの対戦からも1年経ちました→「『現在記録を持っている私にも光が当たる』とユーモアを交えつつ、『その日を心待ちにしたい』」
(大志 藤井聡太のいる時代)試練編:3 長考合戦、谷川九段と「新旧天才の激闘」:朝日新聞デジタル https://t.co/1HTTEoteDx— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) September 19, 2021
へぇ・・・
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