128手 4三同玉まで、△木村九段 の勝ち
2021.09.01 20:36
将棋の王座戦五番勝負の第1局が9月1日に行われ、木村一基九段(48)が永瀬拓矢王座(28)に128手で勝利した。過去の対戦でも3勝3敗という互角の両者は、序盤から激しい戦いを繰り広げたが、夜戦に入ってから木村九段が逆転。最終盤では、一瞬永瀬王座が再逆転したかに見えた局面もあったが、2年前には最年長での初タイトルを獲得した「中年の星」が、2つ目のタイトルに向けて貴重な白星を手にした。
粘り強さ、受けの強さに定評がある両者の対戦だったが、序盤にペースを握ったのは永瀬王座。先手番から角換わりを選択すると、午前中だけで79手目まで進む超ハイペースの将棋に。早々に決着がつくこともあるのではという声も出ていた。
それでも、どちらも長時間での粘り合いも望むところといった将棋体力の持ち主でもあり、午後に入ると一気にペースダウン。夜戦に向けて一手一手ねじり合う戦いとなった。終盤に入ったところでも永瀬王座のペースと思われていたが、ずっと耐えていた木村九段が一気に逆転。最後は危うい場面もあったものの、持ち時間に少し余裕があったことが活きたか、なんとか振り切った。
対局後、木村九段は「苦しいと思っていたんですけど、9九角がいい形で入ったので、運がよかったです」と、静かに振り返っていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:「中年の星」木村一基九段、永瀬拓矢王座との激闘制し先勝 2年ぶりタイトルに好発進/将棋・王座戦五番勝負(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:「中年の星」木村一基九段、永瀬拓矢王座との激闘制し先勝 2年ぶりタイトルに好発進/将棋・王座戦五番勝負 【ABEMA TIMES】
2021年9月1日 21時22分
永瀬拓矢王座(28)に木村一基九段(48)が挑戦する第69期王座戦五番勝負(日本経済新聞社主催)の第1局が1日、仙台市のホテルメトロポリタン仙台で指され、午後8時18分、木村九段が128手で勝ち、タイトル奪取へ好スタートを切った。第2局は15日、愛知県蒲郡市で指される。
永瀬王座の先手で午前9時に対局開始。角換わり腰掛け銀の戦型になり、互いに「研究済み」を主張するかのように速いペースで指し手が進行。午後0時10分に昼食休憩に入るまでに手数は79手に達し、早くも終盤戦に突入した。
午後1時に対局が再開されてからは、互いに一手一手に時間を使うスローペースに。夕方以降は際どい攻め合いが続き、永瀬王座が優勢とみられていたが、わずかなチャンスを捉えて木村九段が△9九角という角捨ての強手を放ち、攻め勝った。
終局後、木村九段は「ちょっと苦しいと思っていた。△9九角がいい形で入ったので、運がよかった」、永瀬王座は「難しいと思っていた」と話した。
木村九段は2019年、第60期王位戦七番勝負を制して史上最年長の46歳3カ月で初タイトルを獲得し、「中年の星」として話題になった。今期は16人による挑戦者決定トーナメントを勝ち抜き、挑戦者決定戦では佐藤康光九段(51)とのベテラン同士の対決を制して挑戦権を獲得した。(村上耕司)
情報源:「中年の星」木村一基九段が先勝、タイトル奪取へ好発進 将棋王座戦(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:「中年の星」木村一基九段が先勝、タイトル奪取へ好発進 将棋王座戦:朝日新聞デジタル
2021年9月1日 20:36
永瀬拓矢王座(28)に木村一基九段(48)が挑む第69期王座戦5番勝負は1日、仙台市の「ホテルメトロポリタン仙台」で開幕し、木村が128手で第1局を制した。
振り駒の結果、先手は永瀬に決まり、戦型は角換わり腰掛け銀へ。両者研究範囲なのか、午前9時の対局開始から12時10分の昼食休憩までに79手進むハイペース。一転午後は85手目に73分あまり永瀬が考えるなど、5時半からの夕食休憩までに13手しか進まなかった。
木村陣の壁銀という悪形を突いて、優勢に進めた永瀬だが、入王しての「負けない将棋」も目指したことでスキができた。木村が角捨ての逆転打でタイトル返り咲きへ先勝した。「ちょっと苦しいと思ったが、運が良かった」と木村は振り返った。終局は8時18分。
永瀬は3月、渡辺明王将(37)=名人、棋王の3冠=に2勝4敗で屈した第70期王将戦7番勝負(本社主催)以来、木村は昨年8月、藤井聡太2冠=王位、棋聖=に奪われた第61期王位戦7番勝負以来のタイトル戦出場。永瀬が3連覇を達成するのか、一昨年の王位戦で最年長初タイトルに輝いた「中年の星」木村が渡辺、豊島将之竜王(31)=叡王との2冠=、藤井とで構成する4強入りを永瀬に代わって果たすのか。
第2局は15日、愛知県蒲郡市の「西浦温泉 旬景浪漫 銀波荘」で指される。
情報源:「中年の星」木村一基九段が先勝 王座戦5番勝負第1局 永瀬拓矢王座相手に決めた!角捨ての逆転打(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:「中年の星」木村一基九段が先勝 王座戦5番勝負第1局 永瀬拓矢王座相手に決めた!角捨ての逆転打― スポニチ Sponichi Annex 芸能
終局直後
【木村九段の談話】
――一局の感想をお願いいたします。
ちょっと苦しいと思っていたんですけど、△9九角がよい形で入ったので、運がよかったです。
【永瀬王座の談話】
――全体を振り返っていかがでしょうか。
難しいとは思っていたんですけど、▲6二金が変だったですかね。△9五歩に対して▲同歩か▲6二金はわからなかったですけど、▲同歩も成算が持てなかったので。手が難しかったかなと思います。
――作戦の手ごたえはどうでしたか。
よしあるかどうかという感じだったんですけど、どうだったかなという形です。
(「最終盤の▲6五同銀で▲5一金だと、AIでは逆転と示していた」といわれると、両対局者はキョトンとしていた)
情報源:王座戦中継Blog: 終局直後
永瀬拓矢王座に木村一基九段が挑戦する第69期王座戦五番勝負は、第1局が9月1日(水)に宮城県仙台市の「ホテルメトロポリタン仙台」で行われ、木村九段が128手で永瀬王座を破り、開幕戦を制しました。
第2局は9月15日(水)に愛知県蒲郡市の「西浦温泉 旬景浪漫 銀波荘」で行われます。
情報源:永瀬拓矢王座VS木村一基九段 第69期王座戦五番勝負第1局 木村一基九段の勝利|将棋ニュース|日本将棋連盟
「中年の星」木村一基九段、永瀬拓矢王座との激闘制し先勝 2年ぶりタイトルに好発進/将棋・王座戦五番勝負 【ABEMA TIMES】https://t.co/JrQrCzq9Ct
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木村九段、鋭い攻めで先勝 将棋王座戦第1局https://t.co/GCXTrEwTRN
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村)王座戦五番勝負第1局は、挑戦者の木村一基九段(48)が永瀬拓矢王座(28)に勝ちました。2期目のタイトル獲得に向けて好スタートを切りました。対局直後、「△9九角が入ったので。運が良かった」と振り返りました。第2局は15日に愛知県蒲郡市で指されます(写真は昨年撮影)。 pic.twitter.com/QNsvcw3A2U
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耕)午後8時18分、木村九段が128手で勝って、タイトル奪取に向けて好スタートを切りました。終局後、木村九段は「ちょっと苦しいと思っていた。△9九角がいい形で入ったので、運がよかった」と話しました。
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) September 1, 2021
「ぶつかった段階で準備したものの成否が出て、ミスがなければそのまま一方的に終わってしまう」
王座戦第1局は先手の永瀬王座の研究が驚異的に深く、奇しくも昨日の木村九段のインタビュー通りの展開かと思われましたが、木村九段が逆転勝ち。
△9九角が会心の一着でした。https://t.co/Voi4C7xHD5— 樋口薫 (@SanPedroTiger) September 1, 2021
「中年の星」木村一基九段が先勝 王座戦5番勝負第1局 永瀬拓矢王座相手に決めた!角捨ての逆転打― スポニチ Sponichi Annex 芸能 https://t.co/udIzSQfRbK
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王座戦中継Blog: 木村九段が開幕局を制すhttps://t.co/OquIVtqmI3
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王座戦中継Blog: 終局直後https://t.co/CvwhbRPQ0c
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王座戦中継Blog: 感想戦https://t.co/qOYaxcnG8H
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#木村一基 九段が勝利
【第69期 #王座戦 第1局】
●永瀬拓矢王座 VS ○木村一基九段
第69期王座戦五番勝負第1局が9月1日(水)に宮城県仙台市の「ホテルメトロポリタン仙台」で行われ、木村九段が128手で永瀬王座を破り、開幕戦を制しました。https://t.co/PWFueoABCF
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) September 1, 2021
△9九角! 木村一基九段の必殺の一手が出ましたね。私は見逃しましたが、しっかりした手つきだったようです。ABEMA解説の先崎学九段は「彼は駒音が高いんですよ。アドレナリン大爆発ですね」。永瀬拓矢王座、これは困ったでしょうか。 #王座戦
— 村瀬信也 (@murase_yodan) September 1, 2021
駒音が高い棋士というと、行方尚史九段も思い浮かびますね。木村九段―行方九段の同い年対決になると、対局開始前に駒を並べる時から「ピシッ」「ピシッ」という音が対局室に響きます。
— 村瀬信也 (@murase_yodan) September 1, 2021
△9九角は見事な手でしたねー
木村九段の手つきがその厳しさを物語っていました。
— 遠山雄亮(将棋プロ棋士、棋士会副会長) (@funnytoyama) September 1, 2021
ABEMAの勝率が乱高下w
実際はどうだったんだろうか?
▲5一金は思いつかない手でしたね。— 遠山雄亮(将棋プロ棋士、棋士会副会長) (@funnytoyama) September 1, 2021
▲5一金なら先手に勝機十分だったようです。
△同飛▲6五歩と進めると後手玉が詰めろになり、先手玉は詰みません。ただ「後手玉への詰めろ」が相当に難しいので、対局者が時間切迫の中で判断するのは困難だったでしょう。
実際、局後に指摘されても互いに「えっ」という表情でしたね。 https://t.co/h8m8PUfa9I— 遠山雄亮(将棋プロ棋士、棋士会副会長) (@funnytoyama) September 1, 2021
ABEMAでの中継を見てて「王座戦って今でも対局中に食事の注文とってるんだ」って気が付きました。
私がタイトル戦に出始めた頃(2003年)はどの棋戦もこれが普通だったと思いますが、その後は事前注文が主流になり、今では王座戦だけかもしれません。別にどっちでもいい話なんですが、豆知識としてw— チーム渡辺 (@abT_watanabe) September 1, 2021
王座戦、121手目において、何故5一金なのかというと、△同飛、▲6五歩が詰めろ(例えば、7七桂だと29手詰、画像参照)ということなのですか…しかも5一金を指したからといっても、明確に先手勝ちというわけではないと。
9九角から木村九段が寄せたという将棋なんだと思います。おめでとうございます! pic.twitter.com/9XjVwbyIQ0— たややん⚖🔮将棋AI水匠 (@tayayan_ts) September 1, 2021
https://twitter.com/oohira0511/status/1433028053270032384
シリーズ成績
投了までの10分
https://www.youtube.com/watch?v=lkBCi8d5EgY&hd=1
初手からの解説
https://www.youtube.com/watch?v=HkSKyyRO1ug&hd=1
94手「△9六歩」の局面
▲永瀬拓矢王座-△木村一基九段(棋譜中継)
99手「▲9四歩打」
104手「△9九角」
120手 「△6五同銀」勝率上下
128手 4三同玉まで、△木村九段 の勝ち
https://www.youtube.com/watch?v=vg5FC0kjrXE&hd=1
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最終盤に逆の可能性もあったが・・・
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