121手 3四銀まで、▲藤井聡二冠 の勝ち
2021.08.09 17:52
藤井聡太王位・棋聖(19)が8月9日、叡王戦五番勝負第3局(愛知県名古屋市・か茂免)で、豊島将之叡王(竜王、31)に121手で勝利、シリーズ成績2勝1敗とし、叡王獲得に王手をかけた。これで保持する王位、棋聖と合わせて史上最年少となる三冠にあと1勝。22日に行われる第4局(愛知県名古屋市・名古屋東急ホテル)にも、新たな偉業を達成する。
前局、手痛い逆転負けを喫した同じ轍は踏まなかった。出だしは両者の対戦では5局連続となる角換わりを、先手の藤井王位・棋聖が選択。両者とも深く研究を進めている戦型だけに、午前9時の対局開始から正午の昼食休憩までに71手目まで進む、スピーディーな展開になった。
形勢に差がつき始めたのは80手を過ぎたあたりから。6、7、8筋とプレッシャーをかけ続け、徐々に豊島陣のバランスを崩していくと、自玉も薄いながらバランスを保ち、終盤を前にしたところではっきり優勢に。一時は1時間半以上もリードされていた持ち時間も、最終盤に入るところでは逆転。形勢、持ち時間ともに優勢となった中で確実に勝ちへと進む手順で、第2局の逆転負けの二の舞を防ぎ、タイトル奪取に大きな1勝を手にした。
対局後は「中盤どうバランスを取るか難しかったです。攻め合いになって、こちらの玉も怖い形が続いていたので、どうなっているかわからなかったです」と振り返ると、第4局に向けては「リーチという形になったんですが、意識しないでこれまで通り第4局に臨めればと思います」と、最年少記録への意識も持たず、盤上に集中する意気込みだった。
「藤井時代」の到来がさらに近づく1勝だ。次局、藤井王位・棋聖が勝利すれば、1993年に羽生善治九段(50)が22歳3カ月で記録した三冠記録を大幅に更新、初の「10代三冠」となり、現在では渡辺明名人(棋王、王将、37)と並ぶ三冠保持者となる。さらに、12日から行われる竜王戦挑戦者決定三番勝負で挑戦権を得れば、お~いお茶杯王位戦七番勝負でも戦っている豊島叡王と、竜王戦で今期3つ目のタイトル戦を行う。ここでも奪取に成功すれば、現役最多の四冠となり序列も1位に浮上。今年10月にはデビューから丸5年を迎えるが、昨夏の初タイトル獲得から一気に将棋界の頂点まで駆け上がる。叡王戦、王位戦、そして竜王戦。同郷のトップ棋士という壁に何度もぶつかり、そして越えていくならば、時代到来も誰もが納得する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)
情報源:藤井聡太王位・棋聖、最年少三冠に王手!難敵・豊島将之叡王下し2勝1敗 22日にも偉業達成/将棋・叡王戦五番勝負(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:藤井聡太王位・棋聖、最年少三冠に王手!難敵・豊島将之叡王下し2勝1敗 22日にも偉業達成/将棋・叡王戦五番勝負 【ABEMA TIMES】
2021年8月9日 19時27分
将棋の第6期叡王戦五番勝負(不二家主催)の第3局が9日、名古屋市で指され、挑戦者の藤井聡太二冠(19)=王位・棋聖=が豊島将之叡王(31)=竜王と合わせ二冠=に121手で勝った。藤井二冠は対戦成績2勝1敗となり、タイトル奪取、自身初の三冠まであと1勝となった。第4局は22日に名古屋市である。
戦型は両者が得意とする角換わり腰掛け銀。藤井二冠は豊島叡王の作戦に長考を強いられたが、的確に対応して押し切った。藤井二冠は「(タイトル獲得に)リーチという形になったが、これまで通りの気持ちで第4局に臨めれば」、豊島叡王は「中盤戦で、もうちょっとうまく指す順があったと思う。(第4局は)気持ちを切り替えて、またやりたい」と話した。
両者は王位戦七番勝負でも対戦しており、第3局を終えて藤井二冠の2勝1敗。18、19日に佐賀県嬉野市で第4局を戦う。(村瀬信也)
情報源:叡王戦第3局、藤井聡太二冠が勝利 三冠まであと1勝(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:叡王戦第3局、藤井聡太二冠が勝利 三冠まであと1勝:朝日新聞デジタル
2021年8月9日 19:23
藤井聡太2冠(19)=王位、棋聖=が豊島将之叡王(31)=竜王との2冠=に挑む第6期叡王戦5番勝負の第3局は9日、名古屋市の料亭「か茂免(かもめ)」で指され、藤井が121手で勝利した。22日、同じく名古屋市での第4局に勝利すれば叡王を奪取し、最年少3冠となる。
羽生善治九段(50)が1993年1月に達成した22歳3カ月での3冠を19歳1カ月と3年2カ月更新する。当時、王座、棋王の羽生は谷川浩司3冠から竜王を奪取。終局後、藤井は最年少3冠について「自分が意識することではない。これまで通りの気持ちで臨めれば」と語った。
藤井の先手で開幕し、戦型は角換わり腰掛け銀に。両者の対局では非公式戦ながら18年12月、新人王戦で優勝した藤井の記念対局と54手目まで同じ形。記念対局では藤井が89手で勝った。
この日、午前中に71手まで進んだハイペースもうなずける、両者習いのある展開。相居飛車の3大戦型、矢倉と相掛かり、角換わりでは4局連続の角換わりになった。
交換した角桂を早々に手放し、豊島角に成り込みを許す。馬と香による挟み撃ちは一手の失着が負けに直結する。「中盤難解だったが、本譜は駒を使ってしまって。うまくいってないのかなと思った」。藤井が自王の安全を見切っての反撃を結実させ、豊島を投了へ追い込んだ。
同一カードで平行開催中の王位戦7番勝負では藤井が2勝1敗。佐賀県嬉野市での第4局が18、19日に控える。
例年10月開幕の竜王戦7番勝負でも豊島に挑む挑戦者が藤井と永瀬拓矢王座(28)に絞られ、その挑戦者決定3番勝負が12日開幕する。そして本社主催・第71期ALSOK杯王将戦では3期連続の挑戦者決定リーグ入りがかかる稲葉陽八段(33)との対局が16日にある。熱い藤井の夏は、まだまだ続く。
情報源:藤井2冠 豊島叡王との第3局に勝利し自身初3冠へ王手 奪取なら羽生九段を3年2カ月更新する最年少記録(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:藤井2冠 豊島叡王との第3局に勝利し自身初3冠へ王手 奪取なら羽生九段を3年2カ月更新する最年少記録― スポニチ Sponichi Annex 芸能
終局直後
18分40秒~
■勝った藤井聡太王位・棋聖の談話
── 一局を振り返って。
藤井 本譜は▲8四角(65手目)から、玉頭を手厚くしてどうかと思ったのですが、進んでみると打った角と桂の働きが弱いので、あまりうまくいってないのかなと。そのあと攻め合いになって、こちらの玉もかなり怖い形が続いていたので、最後まで分からなかったです。── ▲3五歩(75手目)と突き捨てた辺りは。
藤井 あの辺りは、7五の角と6六の桂が目標になりそうで、自信がないと思っていました。── 第2局の逆転負けでは「気持ちを切り替えて」とおっしゃっていましたが。
藤井 本局については、盤上に集中して指せたかなと思います。── 第4局に向けて。
藤井 (叡王奪取に)リーチになりましたが、それは意識せずに、これまで通りの気持ちで第4局に臨めればと思っています。── 次戦は最年少三冠がかかる戦いですが。
藤井 いや、それは自分としては、意識することではないかなと思います。■敗れた豊島将之叡王の談話
── 一局を振り返って。
豊島 △6五歩(78手目)を打つタイミングがよくなかったかなと。あの辺りとか、▲3五歩(75手目)を突かれたところとか。中盤戦でもう少し、うまく指す順があったと思います。── 序盤は用意していた作戦ですか。
豊島 そうですね。考えていた作戦だったのですが。── 第4局に向けて。
豊島 気持ちを切り替えて、また頑張りたいと思います。
情報源:叡王戦中継ブログ : 終局直後
豊島将之叡王に藤井聡太王位・棋聖が挑戦する、第6期叡王戦五番勝負第3局が、8月9日(月)に愛知県名古屋市「か茂免」にて行われ、藤井王位・棋聖が121手で豊島叡王に勝ち、2勝1敗としました。
藤井王位・棋聖はあと1勝で叡王奪取となります。
第4局は、8月22日(日)に愛知県名古屋市「名古屋東急ホテル」にて行われます。
情報源:豊島将之叡王VS藤井聡太王位・棋聖 第6期叡王戦五番勝負第3局 藤井聡太王位・棋聖の勝利|将棋ニュース|日本将棋連盟
シリーズ成績
藤井聡太王位・棋聖、最年少三冠に王手!難敵・豊島将之叡王下し2勝1敗 22日にも偉業達成/将棋・叡王戦五番勝負#将棋 #藤井聡太 #叡王戦 #豊島将之
https://t.co/Jq23WuR75z— ABEMA TIMES (@ABEMATIMES) August 9, 2021
村)藤井二冠と豊島叡王が対戦する「十二番勝負」は、叡王戦も王位戦も藤井二冠が2勝1敗と一歩リードしました。対戦成績は藤井二冠の5勝8敗に。両者は竜王戦でも対戦する可能性があります(写真は日本将棋連盟提供)。
叡王戦第3局、藤井聡太二冠が勝利 三冠まであと1勝 https://t.co/NQ701TgTcN pic.twitter.com/HrjEdnMWGJ— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) August 9, 2021
村)叡王戦第3局は、挑戦者の藤井聡太二冠が豊島将之叡王に121手で勝ちました。これで藤井二冠の2勝1敗。タイトル奪取まであと1勝と迫りました。叡王を獲得すれば、自身初の三冠となります。第4局は22日に名古屋市で指されます(写真は対局開始時、日本将棋連盟提供)。 pic.twitter.com/h7zyeKHvJ9
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) August 9, 2021
村)豊島叡王のコメントです。昨年第9局まで戦ってようやく獲得したタイトルですが、後がなくなりました→「中盤戦でもうちょっとうまく指す順があったと思う」「(序盤は)考えていた作戦だった」「(第4局は)気持ちを切り替えてまたやりたい」(写真は対局開始時、日本将棋連盟提供)。 pic.twitter.com/qFyHDS6DQx
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) August 9, 2021
将棋の藤井棋聖、叡王奪取に王手、最年少3冠も https://t.co/XMdcxagaWI
藤井棋聖は王位を保持したまま叡王を獲得すれば、10人目の3冠同時保持を史上最年少で達成する。
— 産経ニュース (@Sankei_news) August 9, 2021
藤井2冠 豊島叡王との第3局に勝利し自身初3冠へ王手 奪取なら羽生九段を3年2カ月更新する最年少記録― スポニチ Sponichi Annex 芸能 https://t.co/FqITBsi9jp
— スポニチ王将戦【公式】 (@sponichi_ohsho) August 9, 2021
藤井聡太二冠が史上最年少三冠に王手 叡王戦第3局で豊島将之叡王に勝利「リーチという形になりましたが意識せず」 : スポーツ報知 https://t.co/Aj5tSkVFTA
— 北野新太 (@kitano_arata) August 9, 2021
叡王戦五番勝負第3局は藤井聡太二冠が豊島将之叡王に勝利して2勝1敗に。叡王奪取と史上最年少三冠に王手。昼食の選択を尋ねられると、しばし小考し「すっぽんは初めて食べた気がしますが、美味しく頂きました」と微笑した。〔写真提供・日本将棋連盟〕 pic.twitter.com/CWlAgSOyxb
— 北野新太 (@kitano_arata) August 9, 2021
藤井聡太二冠 最年少三冠王手!すっぽんパワーで豊島叡王撃破/芸能/デイリースポーツ online https://t.co/D29yENwubS #DailySports
— デイリースポーツ (@Daily_Online) August 9, 2021
#藤井聡太 王位・棋聖が勝利
【第6期 #叡王戦 五番勝負 第3局】
●豊島将之叡王 VS ○藤井聡太王位・棋聖
第6期叡王戦五番勝負第3局が8月9日(月・祝)に、愛知県名古屋市「か茂免」にて行われ、藤井王位・棋聖が121手で豊島叡王に勝ち、2勝1敗としました。https://t.co/uP3RkW7NZR
— 日本将棋連盟【公式】 (@shogi_jsa) August 9, 2021
叡王戦中継ブログ : 藤井王位・棋聖、2勝目を挙げるhttps://t.co/4DvzY8y4VH
— kewpiehoney (@kewpie_honey) August 9, 2021
叡王戦中継ブログ : 終局直後https://t.co/1xnmF8e5k3
— kewpiehoney (@kewpie_honey) August 9, 2021
投了までの10分
https://www.youtube.com/watch?v=Mp1VZVWI0LI&hd=1
初手からの解説
https://www.youtube.com/watch?v=lgAhuR25crM&hd=1
▲藤井聡太二冠-△豊島将之叡王(棋譜中継)
121手 3四銀まで、▲藤井聡二冠 の勝ち
|
|
- 第6期 叡王戦 | 株式会社不二家
- 【不二家×日本将棋連盟 共同主催】不二家が将棋タイトル戦「叡王戦」を主催!(PDF)
- 将棋タイトル戦「叡王戦」への特別協賛について | ニュースリリース | レオス・キャピタルワークス株式会社
- 将棋タイトル戦「叡王戦(えいおうせん)」への特別協賛について(レオス・キャピタルワークス)- PR情報|SBIホールディングス
勝ち越すのはどっちだ?
|
|
|
|
|
|
★