ほぉ・・・
2021年7月4日 5時00分
藤井聡太(18)が挑戦者として臨む第61期王位戦七番勝負の第1局が2020年7月1日、愛知県豊橋市のホテルで始まった。藤井にとって二つ目のタイトル戦。並行して行われていた第91期棋聖戦五番勝負で、三冠の渡辺明(37)から2勝目を挙げた3日後のことだった。
王位戦は持ち時間が8時間。4時間の棋聖戦と違って2日間に及ぶ。1日目の終わりに手番の方が次の手を紙に書いて封筒に収める「封じ手」があるのが特徴で、藤井にとって初めての経験となる。相手は前年、最年長の46歳で初タイトルを獲得した「中年の星」、木村一基(48)。最年少でのタイトル獲得をめざす藤井が挑むとあって、ひときわ注目された。
対局前日の記者会見で木村は30歳の年齢差について「いろいろ考えたんですけど、縮める手段がないんですね」ととぼけ、会場を沸かせた。一方で「彼は17歳ですけど、17歳の少年というとらえ方はしていない」と、すでにトップ棋士として活躍する藤井を認めていた。
立会人の谷川浩司(59)は検分の後、藤井に封じ手の仕方を教えたが、「今思えばする必要はなかったかな。着こなすのが難しい和服も10年くらい着ているんじゃないかというくらい、自然に着こなしていた」と振り返る。「私も節目節目で注目されましたが、藤井さんのようにデビューからずっとということはなかったし、羽生(善治)さんもそこまでではなかった。当たり前のように大勢の報道陣の中で対局を重ねてきて、もうベテランという感じでしたね」
戦型は藤井の先手で角換わり腰掛け銀に。激しい攻め合いの中、「千駄ケ谷の受け師」の異名を持つ木村がぎりぎりの受けを見せたが、藤井は逆転のわなをかいくぐり、攻めきった。
藤井は2日の終局後、「ふだんの対局以上に疲労を感じるところがあった。2日間を通して集中できる力が必要なのかなと感じました」と話した。=敬称略
(村上耕司)
◆毎週日曜に掲載します。
情報源:(大志 藤井聡太のいる時代)戴冠編:8 初の2日制、攻めきって「ふだん以上に疲労」:朝日新聞デジタル
(大志 藤井聡太のいる時代)戴冠編:8 初の2日制、攻めきって「ふだん以上に疲労」:朝日新聞デジタル https://t.co/kD8JXLyFwm
— アイヨシ (@sancya_ai) July 3, 2021
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