豊島将之竜王が初戦を飾る｜お～いお茶杯第62期王位戦七番勝負第1局

104手 4二玉まで、△豊島竜王の勝

2021.06.30 15:41

将棋のお～いお茶杯王位戦七番勝負の第1局が6月29、30日に行われ、挑戦者の豊島将之竜王（叡王、31）が藤井聡太王位（棋聖、18）に104手で勝利した。叡王戦でもぶつかる両者の対戦は、七番勝負と五番勝負、合わせて“十二番勝負”とも呼ばれている中、この開幕局で序盤・中盤・終盤と隙なしの快勝。通算成績でも対藤井戦で7勝1敗とする“藤井キラー”ぶりを見せつけた。

同じ愛知出身のトップ棋士対決。さらに対局場も愛知県名古屋市「名古屋能楽堂」という“愛知頂上決戦”となった一局でその強さが輝いたのは先輩・豊島竜王だった。後手番から相掛かりの出だしを受けて立つと、互いに端攻めに戦機を見出す難解な序盤、中盤に。1日目は豊島竜王が封じ手し、2日目を迎えた。封じ手時点では、ほぼ互角だと見られていたが、2日目に入ったところで、ペースは完全に豊島竜王のものに。2日目の昼食休憩に入る時点でも、はっきりと優勢にするなど、序盤・中盤からでも高い能力を見せる藤井王位を完全に制圧した。

対局後、豊島竜王は「正確に指せばいけそうな気がしていました。（第2局は）コンディションを整えて、いい将棋を指せるように頑張りたいです。」とコメントした。

この対局まで、通算の対戦成績は豊島竜王が6勝1敗。直近は1月の朝日杯将棋オープン戦で敗れていたが、長時間対局では負けたことがなかった。過去の成績については意識していないと記者会見では述べていたが、通算勝率が8割を超える藤井王位に対して、本局を含めて7勝1敗、勝率.875という成績は“藤井キラー”というほかない。

王位戦七番勝負の第1局ではあるが、豊島竜王と藤井王位にとっては、長い“十二番勝負”の開幕局。この内容が、2つのシリーズにおいてどんな影響をもたらすか。第2局は7月13、14日に北海道旭川市「花月会館」で行われる。
（ABEMA／将棋チャンネルより）

情報源：豊島将之竜王、快勝発進藤井聡太王位に序盤から隙なし完封通算でも7勝1敗の“藤井キラー”／将棋・王位戦七番勝負（ABEMA TIMES） – Yahoo!ニュース（コメント）

情報源：豊島将之竜王、快勝発進藤井聡太王位に序盤から隙なし完封通算でも7勝1敗の“藤井キラー”／将棋・王位戦七番勝負【ABEMA TIMES】

2021.06.30 15:49

将棋の藤井聡太王位（棋聖、18）が6月29、30日に行われたお～いお茶杯王位戦七番勝負第1局で豊島将之竜王（叡王、31）に104手で敗れた。過去の対戦成績で1勝6敗と負け越し、藤井王位にとって最大の壁となっている同郷の先輩棋士に、中盤からペースを握られたまま押し切られる完敗。防衛間近になっている棋聖から一転、王位の防衛は厳しい黒星スタートとなった。

藤井王位がこれまで何度も描いてきた勝利への曲線が、この一局では真逆に描かれた。中継していたABEMAの「SHOGI AI」では常時勝率が表示されるが、藤井王位が快勝する時は緩やかに99％に向かう通称「藤井曲線」が描かれる。ただ、王位防衛を目指す第1局は中盤から勝率グラフはどんどん豊島竜王の方へと向かう展開に。序盤、中盤、終盤とどこを取っても隙がないと言われる実力者を前に、これまで喫した42敗（223勝）の中でも珍しいほど一直線に敗れた。

藤井王位の先手から相掛かりで始まった一局だが、1日目はほぼ互角で終了。両者とも端からの攻めに活路を見出そうとしたが、先に抜け出したのが豊島竜王。2日目に入ったところから、さらにその差は大きく広がり、終盤に入ったところでは明らかな劣勢を悟った藤井王位がうなだれる時間も長くなっていた。

対局後、藤井王位は「先手なら相掛かりにしようと思っていました。どういう展開になるかやってみないとわからないと思っていました。正確に攻められてしまって、かなり苦しくなってしまったという印象です。玉が薄いので、粘り方が難しかった気がします」と苦戦を振り返ると、次局については「本局、早い時間の終局になってしまったので、第2局以降熱戦にできるように頑張ります」と、前を向いていた。

対局前日の会見では両者とも過去の対戦成績に対して意識はないと語っていたが、数字は明確に現れている。同時に行われているヒューリック杯棋聖戦で、藤井王位は棋聖として渡辺明名人（棋王、王将、37）に2連勝。最年少でのタイトル防衛と九段昇段に王手をかけている。この渡辺名人との対戦成績は7勝1敗。本局を含めて1勝7敗となった対豊島戦とは、あまりに対照的だ。なお渡辺名人と豊島竜王は、渡辺名人が21勝14敗と勝ち越しており、この三すくみの状態は将棋界においても大きな関心事になっている。

藤井王位と豊島竜王は、叡王戦でも立場を入れ替えて五番勝負を戦うことになっており、合わせて十二番勝負を戦うことになっている。この第1局を豊島竜王が完勝したことが、2のタイトル戦にどのような影響を及ぼすか。第2局は7月13、14日に北海道旭川市「花月会館」で行われる。
（ABEMA／将棋チャンネルより）

情報源：藤井聡太王位、最大の壁・豊島将之竜王との“十二番勝負”は完敗スタート／将棋・王位戦七番勝負（ABEMA TIMES） – Yahoo!ニュース（コメント）

情報源：藤井聡太王位、最大の壁・豊島将之竜王との“十二番勝負”は完敗スタート／将棋・王位戦七番勝負【ABEMA TIMES】

藤井聡太王位に豊島将之竜王が挑戦する、お～いお茶杯第62期王位戦七番勝負第1局が、6月29・30日（火・水）に、愛知県名古屋市「名古屋能楽堂」にて行われ、豊島竜王が104手で藤井王位に勝ち、初戦を制しました。

第2局は、7月13・14日（火・水）に北海道旭川市「花月会館」にて行われます。

情報源：藤井聡太王位VS豊島将之竜王お～いお茶杯第62期王位戦七番勝負第1局豊島将之竜王が初戦を飾る｜将棋ニュース｜日本将棋連盟

投了までの10分

https://www.youtube.com/watch?v=fdDACG6YscQ

終局直後のインタビュー

感想戦

大盤解説会場

初手からの解説

https://www.youtube.com/watch?v=3WqAM4Q6ViY

日程

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村）豊島竜王は「攻めていける展開になったので、正確に指せれば行けそうな気はしていた」、藤井王位は「早い時間の終局になってしまったので、第2局以降は熱戦にできるように頑張りたい」。
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王位戦第１局の終局後の様子です。（写真は日本将棋連盟提供） pic.twitter.com/ubSoehEXkU

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王位戦七番勝負第１局は豊島将之竜王が藤井聡太二冠に先勝しました。

「十二番勝負」の幕開けとなる対局は豊島竜王が隙のない指し回しをみせました。（写真は日本将棋連盟提供）

明日は竜王戦本戦・八代弥七段－三枚堂達也七段戦を速報します↓https://t.co/RYErsp2pbY #豊島将之 #藤井聡太 pic.twitter.com/ZJWukmAwyK

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