藤井聡太王位・棋聖、順位戦連勝は「22」でストップ“鬼の棲家”2戦目で稲葉陽八段に敗れる/将棋・順位戦B級1組

第80期順位戦B級1組2回戦 一斉対局 結果

135手 8一飛打まで、▲郷田九段 の勝ち
165手 2五銀打まで、▲稲葉八段 の勝ち


2021.06.04 01:26

将棋の藤井聡太王位・棋聖(18)が6月3日、順位戦B級1組2回戦で稲葉陽八段(32)に165手で敗れた。藤井王位・棋戦は、今期から同組に参戦。1回戦では三浦弘行九段(47)に最終盤で逆転勝利を収めていたが、この日は稲葉八段の集中力を切らさない鋭い将棋に苦しみ続け、2戦連続での逆転勝利はならなかった。継続していた順位戦の連勝は、歴代2位の「22」でストップした。

これまで何度も奇跡的な逆転劇を演じてきた藤井王位・棋聖だが、本局ではチャンスこそあったものの勝利には届かなかった。前日まで40勝1敗、勝率.9756と、順位戦では驚異的な成績をあげてきたが、本局では角換わり腰掛け銀の出だしから、夕食休憩までは互角に。夜戦に入ってから稲葉八段にペースを握られかけても、鋭い勝負手で何度も互角に戻すなど、粘り強さも発揮していた。だが最終盤で逆に鋭く踏み込まれると一気にリードを奪われ敗勢に。藤井王位・棋聖にしては珍しく終盤のねじり合いで競り負ける結果となった。

対局後、藤井王位・棋聖は「うまく対応できなくて、あまり勝機のない将棋になってしまいました。(終盤は)形勢が苦しい時間が長かったので、最初の長考で正しい方向に進めなかったが悔やまれます」と難解な一局を振り返ると、B級1組初黒星には「先が長いと思うので次の一局に全力を尽くしたいです」とコメント。順位戦通算では2敗目となったことには「B級1組は手強い相手ばかりなので、その中で自分の力が足りないところがあるのかな、という印象です」と語った。

午前10時に始まった対局の終局は、日をまたいで4日の午前1時過ぎ。深夜の大熱戦で惜敗したが、すぐに次なる戦いが待っている。6日からは渡辺明名人(棋王、王将、37)を挑戦者に迎えて、ヒューリック杯棋聖戦五番勝負が開幕。最年少でのタイトル初防衛を目指すシリーズが始まる。棋聖戦五番勝負第1局まで中2日、今週だけでも3局をこなすというハードスケジュールの中、今夜の敗戦によるダメージ・疲労をどう抜いて、大一番に備えるか。トップ棋士との対戦が続くのはタイトルホルダーの宿命だが、どうコンディションを整えるかにも注目が集まってくる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

情報源:藤井聡太王位・棋聖、順位戦連勝は「22」でストップ“鬼の棲家”2戦目で稲葉陽八段に敗れる/将棋・順位戦B級1組(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:藤井聡太王位・棋聖、順位戦連勝は「22」でストップ“鬼の棲家”2戦目で稲葉陽八段に敗れる/将棋・順位戦B級1組 【ABEMA TIMES】


2021年6月4日 1時18分

将棋の藤井聡太二冠(18)=王位、棋聖=が3日、大阪市福島区の関西将棋会館で第80期名人戦・B級1組順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の2回戦に臨み、稲葉陽(あきら)八段(32)に敗れた。今期B級1組での成績は1勝1敗となった。名人への挑戦権を争うA級への昇級を目指し、残り10局の戦いに注目が集まりそうだ。順位戦の連勝記録は歴代単独2位の22で止まった。1位は森内俊之九段(50)の26連勝。

藤井二冠が順位戦で敗れたのは、2019年2月5日の第77期C級1組順位戦の対近藤誠也七段(24)=当時は五段=戦以来で、2敗目。藤井二冠の順位戦での通算成績は40勝2敗となった。

両者得意の「角換わり腰掛け銀」の戦型から熱戦となり、先手の稲葉八段が165手で勝った。終局は翌4日午前1時9分だった。両者とも持ち時間の6時間をほぼ使い切り、1分未満で着手しなくてはならない「1分将棋」となった。今期B級1組での成績は勝った稲葉八段も敗れた藤井二冠も1勝1敗となった。

終局後、勝った稲葉八段は「相手(の藤井二冠)が強いのは分かっているので、自分の力を出し切るしかないと思っていた。(強敵相手に)熱戦を指せたのは次につながると思う」、敗れた藤井二冠は「(稲葉八段の71手目)▲6六歩がこちらの予想に無い手で、どういう方針で指せばいいか分からなくなってしまった気がした。あまり勝機の無い将棋になってしまったかなと思っていた。最初の長考(72手目△4三玉に112分考えた)で正しい方向に進めなかったのが悔やまれる気がします。B級1組は手強い相手ばかりなので、その中で自分の力が足りないところもあるのかな、という印象です。(残り10局あって)先は長いと思うので、これからも次の一局に全力を注げるようにしたいなと思います」と話した。

藤井二冠の次の対局は6日、千葉県木更津市での第92期棋聖戦五番勝負第1局。藤井二冠にとって初めてのタイトル防衛戦で、渡辺明名人(37)=棋王、王将と合わせ三冠=の挑戦を受ける。前期棋聖戦五番勝負は渡辺棋聖に藤井挑戦者が挑み、3勝1敗で藤井新棋聖が誕生した。今期は立場を変え、同じ顔合わせでの五番勝負となる。

名人戦の予選にあたる順位戦は5クラスに分かれている。実力トップ10のA級棋士10人が総当たりで名人挑戦権を争う「A級」が最上位で、B級1組、B級2組、C級1組、C級2組と連なる。プロ入りした棋士は基本的にC級2組からスタート。昇級を重ね、名人を目指す仕組みだ。

A級に次ぐ「B級1組」は13人が所属。総当たりでそれぞれ12局指し、上位2人がA級に昇級し、下位3人はB級2組に降級する。B級1組にはA級経験者や、B級2組から昇級してきた精鋭ら、実力者が集結するため、「鬼のすみか」の異名がある。(佐藤圭司)

情報源:藤井聡太二冠、敗れる 順位戦の連勝記録22でストップ(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:藤井聡太二冠、敗れる 順位戦の連勝記録22でストップ:朝日新聞デジタル


2021年6月4日 8時30分

将棋の第80期名人戦・B級1組順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の2回戦のうち、藤井聡太二冠(18)=王位、棋聖=と稲葉陽(あきら)八段(32)の対局が3日、大阪市福島区の関西将棋会館で指され、165手で稲葉八段が藤井二冠に勝った。

藤井二冠はこれまで順位戦で強さを発揮し、本局開始前までの順位戦の通算成績は40勝1敗。順位戦での黒星は、2019年2月5日の第77期C級1組順位戦で近藤誠也七段(24)=当時五段=に敗れて以来だった。藤井二冠の順位戦での通算成績は40勝2敗となった。

継続していた順位戦の連勝記録も歴代単独2位の22で止まった(1位は森内俊之九段(50)の26連勝)。

午前10時に始まった対局が終局したのは翌4日午前1時9分。両者、6時間の持ち時間をほぼ使い切り、1手1分未満で指さないといけない「1分将棋」まで指し継いだ。

苦戦に陥ってからの藤井二冠の頑張りはものすごく、相手の意表を突く勝負手を繰り出し、最後まで勝負を投げ出さなかった。

稲葉八段も、時に藤井二冠の勝負手に驚きながらも、勝負どころで思い切った踏み込みも見せ、深夜の関西将棋会館に検討陣の「勇者だ!」と、稲葉八段をたたえる声も響いた。

終局直後に両対局者にインタビューした。主なやりとりは以下の通り。

【まず、勝った稲葉八段に】

――大熱戦だった。今、どんな気持ち?

「少し指しやすい局面になったと思うんですが、途中からよく分からなくなってしまったので。ちょっと、一時期、負けにしているかもしれないかな、と思って指していました」

――序盤は「角換わり腰掛け銀」という戦型になり、▲4五桂~▲5三桂成~▲7四歩という定跡形だった。用意の作戦だった?

「角換わりには、いろいろ対応があるんで。この形になったら、今日はこれで行こうかな、とは思っていました」

――午前10時の対局開始から正午の昼食休憩入りまでの2時間で、67手も進んだ。予定通り?

「そうですね。実戦例もあるので」

――一転、40分間の昼食休憩が終わってから、午後6時の夕食休憩までの間は、9手しか進まなかった。

「その辺りから、(藤井二冠に)どうやられても難しいかなという感じはあったので。やられてから、考えることになるかなと思っていました」

――どの辺りまでは、イメージしていた進行だった?

「(本譜は69手目▲7五歩に対し、70手目△8三角と引いたが)角をどちらに引かれるかも難しいので」

――77手目▲5八同金は65分の長考だった。

「基本的には、▲同金か▲同飛車の二択で、▲同飛車もあるかなと思ったんですけど。どちらが良かったかは分からないです」

――90手目△4二金の局面で、実際には▲6六歩と指されたが、▲5一銀は考えましたか?

「最初は▲5一銀とかも考えたんですが、ちょっと(自分の)玉が薄いので。6七金と上ずってるんで、かなりの勝負手になってしまうんで」

――その後も、熱戦が続いた。印象に残る手があれば教えてください。

「(120手目)△6三金と寄られて、取れないのかな、と。うまく指されて、また、よく分からなくなったかと。うまく指せば、良くなりそうと思ったんですけど。うまく粘られてというか、そんな感じかなと思ったんですけど」

――(100手目の)△5八歩に対して、本譜は(101手目)▲4五銀と(飛車取りは放置して)踏み込んだ。

「(飛車を)逃げるんじゃ、ちょっと苦しいかなと思ったんで。本譜が形勢がよく分からなかったので、それなら踏み込んでみようかなと」

――最後は、1分将棋の熱戦になった。

「攻めと、自玉とかも見える展開だったので、確認というか。ギリギリだなあと思って指していました」

――これで、今期B級1組は1勝1敗。

「連敗が続いていたので、そういう意味では一つ勝ったので、気持ちを新たに、次から頑張りたいと思います」

――B級1組、全員強敵とは思うが、藤井二冠は順位戦でとても強い(過去の戦績は40勝1敗)。その相手に、どういう気持ちで臨んだ?

「相手の強いのも、もちろんですけど、こちらも連敗が続いていたので。そういう意味では、まずは自分の内容を良くしないとな、というところはあったので。自分の内容は、まずまず指せたかな、と」

――今日の勝ちをどう受け止める?

「ちょっと調べてみないと。結構、悪い手も指してますんで。熱戦が指せたことは次につながるかな、と」

――対藤井二冠の公式戦は、1勝挙げた後、3連敗で、本局を迎えた。

「(藤井二冠が)すごい強いのは分かってるんで。自分の力を出し切らないと厳しい相手だな、というのは」

【続いて、敗れた藤井二冠に】

――本局を振り返ると?

「しばらく定跡の進行が続いたんですけど。(71手目)▲6六歩と合わせられたのが、こちらの予想には無い手で。こちらは、先手の攻めをうまく押さえ込めるかどうか、という展開だったんですけど。▲6六歩で、逆に、こちらの8三の角が押さえ込まれて使えなくなってしまうような懸念も出てきたので。どういう方針で指せばいいのか分からなくなってしまった気がします」

――熱戦だったと思うが、形勢の揺れをどう感じていた?

「(71手目)▲6六歩にうまく対応出来なくて、あまり勝機の無い将棋になってしまったのかなと対局中は思っていました」

――「角換わり腰掛け銀」の戦型は予想どおり?

「考えられるのかな、とは思ってました」

――▲4五桂~▲5三桂成の形も予想していた?

「こちらも、どの形で、ということまで事前に決めていたわけではないんですけど。一応、難しい変化なのかなと思って、指していました」

――順位戦で、1分将棋まで頑張った。終盤はどんな気持ちで指していた?

「形勢が苦しい時間が長かったので、最初の長考で(=72手目△4三玉での112分の長考)正しい方向に進めなかったのが悔やまれるような気がします」

――これで今期B級1組は1勝1敗になったが。

「(B級1組は総当たりで、それぞれ12局指す、ということで)先は長いかなと思うので、これからも次の一局に全力を尽くすようにしたいなと思いました」

――本局の前までで、順位戦は通算40勝1敗。本局で、順位戦では2敗目を喫した。

「B級1組になって、手ごわい相手ばかりなので、その中で、自分の力が足りないところがあるのかな、という印象です」

――次の対局は6日の棋聖戦第1局。

「非常に注目していただける舞台になるかと思うので。良い将棋に出来るように、せいいっぱい指したいと思います」(佐藤圭司)

情報源:深夜の将棋会館に響く「勇者だ!」 稲葉八段、藤井聡太二冠下す(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:藤井聡太二冠「あの長考が」 深夜の熱戦、稲葉八段勝利:朝日新聞デジタル


2021年6月4日2時18分

将棋の藤井聡太2冠(棋聖・王位=18)が3日、関西将棋会館で行われた第80期順位戦B級1組2回戦で、稲葉陽八段(32)に敗れた。順位戦での黒星は19年2月の第77期のC級1組で近藤誠也七段に敗れて以来、約2年4カ月ぶり。単独2位の順位戦連勝記録は「22」でストップした。

戦型は角換わり。藤井は稲葉の積極的な攻めを正確に受けたが、激しい攻め合いに敗れた。終局が深夜1時を過ぎる大熱戦だった。藤井は「しばらく定跡の進行が続いた。こちらの予想にない手があり、どう指せばよいのか分からなくなってしまった」と振り返った。

藤井は昨年度の前期B級2組を10連勝して昇級、前々期もC級1組で10連勝で昇級している。18年度の第77期のC級1組で近藤誠也七段(24)に敗れたのが唯一の黒星で、この期だけ昇級はならなかった。この日の黒星で順位戦通算40勝2敗。順位戦での連勝ストップし、今期の順位戦B級1組は1勝1敗。「先は長いかなと思うので、これからも次の1局に全力を尽くしたい」と話した。

実力者が名を連ね、「鬼の住処(すみか)」の異名を持つB級1組は13人が所属。総当たりで戦い、上位2人がA級に昇級する。約2年4カ月ぶりの順位戦での黒星に「B級1組は手ごわい相手ばかりなので、その中で自分の力が足りないところがあるのかなという印象です」。

順位戦は最上位のA級からC級2組までの5クラスに分かれて戦い、A級の優勝者が名人挑戦者となる。 谷川浩司九段(59)が持つ名人獲得の史上最年少記録は21歳2カ月。藤井がこの記録を更新するには、今期のB級1組を1期で抜け、さらにA級1期目で挑戦権を獲得し、名人のタイトルを奪取する必要がある。

6日からは最年少でのタイトル防衛がかかる第92期棋聖戦5番勝負が開幕する。挑戦者は渡辺明名人。前期に棋聖を藤井に奪われた渡辺にとっては、リターンマッチとなる。渡辺は、名人、棋王、王将の3つのタイトルを保持する最強の挑戦者。藤井は「非常に注目していただいている舞台になると思うので、いい将棋を指したい」と意気込んだ。【松浦隆司】

情報源:藤井聡太2冠「こちらの予想にない手があった」2年4カ月ぶりの順位戦黒星(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:藤井聡太2冠「こちらの予想にない手があった」2年4カ月ぶりの順位戦黒星 – 社会 : 日刊スポーツ


2021年6月4日2時17分

将棋の藤井聡太2冠(棋聖・王位=18)が3日、関西将棋会館で行われた第80期順位戦B級1組2回戦で、稲葉陽八段(32)に敗れた。

稲葉は「関西若手四天王」と称され、16年度の第75期から5期連続で在籍。A級初参加だった第75期には名人挑戦者となった。前期A級から陥落してきた稲葉は序盤から積極的に攻め、終盤の激しい攻め合いを制した。

終局後、稲葉は「強い相手だと分かっている。自分の力を出し切らないといけない相手だった。難しい将棋でした」と振り返った。

今期のB級1組の初戦は黒星発進だっただけに「連敗が続いていたので、自分の内容をよくしないとなと思っていた。1つ勝ったので、気持ちを新たに頑張りたい」と話した。藤井との対戦成績を2勝3敗とした。

情報源:稲葉陽八段「強い相手だと分かっている」藤井2冠との激しい攻め合い制す(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:稲葉陽八段「強い相手だと分かっている」藤井2冠との激しい攻め合い制す – 社会 : 日刊スポーツ


2021年6月4日 1時13分

将棋の藤井聡太二冠=王位、棋聖=が3日、大阪市福島区の関西将棋会館で指された第80期順位戦B級1組2回戦で、先手の稲葉陽八段に敗れ、同組で1勝1敗となった。順位戦では2019年2月のC級1組10回戦で近藤誠也七段(当時五段)に敗れて以来、2年4か月ぶりの黒星。順位戦での連勝は22でストップした。

序盤は昼食休憩前で67手と早く進んだが、藤井二冠が1時間51分の長考で指す場面もあるなどじっくりした展開で五分五分。だが、夕食休憩後は持ち駒不足で苦しい場面が続き、逆転はならなかった。

B級1組は13人による総当たり戦。名人挑戦をかけて争うA級への昇級枠は2。前期は9勝3敗の2人(永瀬拓矢王座、山崎隆之八段)が勝ち上がっているが、藤井二冠は13人中11位と下位でもあり、もう1敗も許したくない状況だ。

藤井二冠は6日にタイトル初防衛戦となる棋聖戦五番勝負第1局(挑戦者・渡辺明名人=棋王、王将=)を控え、29、30日には王位戦七番勝負(挑戦者・豊島将之竜王=叡王=)も始まるが、勢いをつけられなかった。

なお、藤井二冠のこの日の勝負めしは、昼食が天とじ丼&冷たいそば、夕食がポークカレー&野菜サラダだった。

情報源:藤井聡太二冠が稲葉陽八段に敗れて順位戦22連勝でストップ(スポーツ報知) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:藤井聡太二冠が稲葉陽八段に敗れて順位戦22連勝でストップ : スポーツ報知


2021年6月4日 1時44分

将棋の藤井聡太二冠=王位、棋聖=が3日、大阪市福島区の関西将棋会館で指された第80期順位戦B級1組2回戦で、先手の稲葉陽八段に165手で敗れた。劣勢のまま日付が変わり、対局開始から15時間を超しての決着となった。

やはりB級1組は“鬼の棲(す)み家”だった。藤井二冠は順位戦では2019年2月のC級1組10回戦で近藤誠也七段(当時五段)に敗れて以来、2年4か月ぶりの黒星。順位戦の連勝は22でストップした。「(序盤から)しばらく定跡が続いたんですが、うまく対応できない手があり、あまり勝機のない将棋になってしまった」と藤井二冠。「自分の力が足りなかったという印象」とも語った。

同組の成績は1勝1敗。残り10局あり「先は長いと思うので、次の一局に全力を尽くしたい」。6日にはタイトル初防衛戦の棋聖戦五番勝負第1局(挑戦者・渡辺明名人=棋王、王将=)を控えているが「非常に注目していただける舞台。いい将棋になるよう精いっぱい指したい」と前を向いた。

一方、対藤井戦を2勝3敗とした稲葉八段は「途中からよく分からなかった。負けにしているかもしれないと思った」と激闘を振り返り、ホッとした様子。藤井二冠を「自分の力を出し切らないと厳しい相手」と称した。

情報源:順位戦2年4か月ぶり黒星の藤井聡太二冠「勝機のない将棋になった」(スポーツ報知) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:順位戦2年4か月ぶり黒星の藤井聡太二冠「勝機のない将棋になった」 : スポーツ報知


2021年6月4日 05:30

藤井聡太2冠(18)=王位、棋聖=が3日、大阪・関西将棋会館で稲葉陽八段(32)との第80期名人戦B級1組順位戦に臨み、165手で敗れた。第77期で近藤誠也七段(24)に敗れたのを最後に継続した連勝は歴代単独2位の22でストップした。1位は森内俊之九段(50)の26。

「あまり勝機のない将棋になった。B級1組は手強い相手ばかり。その中で力が足りないところがあるのかなと思う」

実力者ぞろいの通称「鬼の住処(すみか)」ことB級1組。持ち時間6時間の順位戦ではこれまで40勝1敗の圧倒的成績だったが、2回戦で洗礼を浴びた形だ。藤井、稲葉ともに1勝1敗となった。

一方、勝った稲葉は「前期から連敗が続いていた。自分の内容をよくしたいと思っていた」。A級だった前期は5回戦から5連敗。降級を経験し今年1月、発表した一般女性との結婚を発奮材料にした形だ。

13人が1年がかりで総当たりし、A級への昇級2枠を争う長丁場。藤井が谷川浩司九段(59)の史上最年少名人記録21歳2カ月を更新するためには、今期でA級昇級し、来期挑戦権をつかむ必要がある。前期、A級へ昇級した永瀬拓矢王座(28)、山崎隆之八段(40)はともに9勝3敗。1敗が即ち命取りではないが、序盤での黒星は避けたいところだった。

戦型は角換わり腰掛け銀。まだ中盤戦の60、66手目の2度、後手の藤井玉が4段目まで進出した。映画「天空の城ラピュタ」に描かれた城のように単騎で上昇する、まとめづらい自陣。ただ、前例の多い進行だっただけに指し手は快調に進み、昼食休憩までの2時間で67手指した。

ところが前例を離れた再開以降、長考が相次ぐ。72手目に藤井が1時間52分。午後6時の夕食休憩までに9手しか進まなかった。

対戦は5度目。NHK杯で稲葉が勝った後、朝日杯、王位戦、銀河戦と稲葉が3連敗した。その3連敗はいずれも角換わり。今回の戦型選択には相応の準備があったと見られ、第75期で名人挑戦も果たしたその構想力に注目が集まった。中盤以降、盤面中央に角、銀と持ち駒を打ち付け、構築した厚み。さらに最終盤、攻防の要だった角斬りの王手で優勢を拡大していった。

藤井は6日から棋聖位の初防衛戦を迎える。挑戦者は渡辺明王将(37)=名人、棋王との3冠=。「非常に注目されている舞台。精一杯指したい」。最多タイトルホルダーを相手に、切り替えに努めた。

情報源:藤井聡太2冠 順位戦での連勝が22でストップ 通称「鬼の住処」で試練(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:藤井聡太2冠 順位戦での連勝が22でストップ 通称「鬼の住処」で試練 勝った稲葉は5年前に名人挑戦― スポニチ Sponichi Annex 芸能


第80期順位戦B級1組、6月3日(木)は、藤井聡太王位・棋聖VS稲葉陽八段 戦が関西将棋会館にて行われ、稲葉八段が165手で藤井王位・棋聖に勝ちました。

藤井王位・棋聖、稲葉八段ともに今期の順位戦B級1組は現在1勝1敗としました。

◆第80期B級1組順位戦 対戦表

情報源:藤井聡太王位・棋聖VS稲葉陽八段 第80期順位戦B級1組 稲葉陽八段の勝利|棋戦トピックス|日本将棋連盟


B級1組2回戦

現在進行中の第80期B級1組順位戦6月3日(木)は1回戦、6対局が行われました。
対局の結果は以下の通りです

【東京・将棋会館】
三浦弘行九段○ vs △屋敷伸之九段●(YDB
郷田真隆九段○ vs △横山泰明七段●(YDB
近藤誠也七段 ○vs △松尾 歩八段●(YDB
久保利明九段● vs △千田翔太七段○(YDB
阿久津主税八段● vs △佐々木勇気七段○(YDB

【関西将棋会館】
稲葉 陽八段○ vs △藤井聡太二冠●(YDB

これらの対局の模様は、名人戦棋譜速報日本将棋連盟ライブ中継でご覧いただくことができます。藤井聡太二冠 vs 稲葉 陽八段はABEMAで中継されます。(ライブ中継は※の対局のみ)。木村一基九段は抜け番です。

情報源:第80期名人戦・順位戦 B級1組


投了までの10分

https://www.youtube.com/watch?v=TGZI-W76zRo&hd=1

初手からの解説

https://www.youtube.com/watch?v=Ysgl8A9y7pc&hd=1

感想戦






稲葉 陽八段 vs △藤井聡太二冠(棋譜DB

165手 2五銀打まで、▲稲葉八段 の勝ち



 

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郷田真隆九段 vs △横山泰明七段(棋譜DB

135手 8一飛打まで、▲郷田九段 の勝ち


 


 

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久保利明九段 vs △千田翔太七段(棋譜DB

夕食休憩明けから投了まで(投了は5時間36分頃)



あ あ



順位戦の連勝記録、更新ならず。
次戦は6日の棋聖戦第1局、渡辺明名人戦。


  

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