“現役最強”渡辺明名人が初防衛 斎藤慎太郎八段を4勝1敗で退ける貫禄のシリーズ/将棋・名人戦

“現役最強”渡辺明名人が初防衛 斎藤慎太郎八段を4勝1敗で退ける貫禄のシリーズ|第79期名人戦七番勝負第5局2日目

94手 5八銀打まで、△渡辺明名人 の勝ち


2021.05.29 18:51

将棋の名人戦七番勝負第5局が5月28、29日に神奈川県足柄下郡「ホテル花月園」で行われ、渡辺明名人(棋王、王将、37)が挑戦者の斎藤慎太郎八段(28)に94手で勝利した。この結果、シリーズ成績4勝1敗で渡辺名人は初防衛に成功。通算タイトル獲得数を29期に伸ばし、“現役最強”の座をがっちりと維持する貫禄のシリーズとした。

激しい攻め合いとなった1日目は斎藤八段のペースで終えたかと思われたが、2日目に入ると封じ手直後から互角に。さらに渡辺名人の厳しい攻め込みで逆転し形勢の差を広げると、終盤にかけては蓄えていた持ち時間をじっくり使い、斎藤玉を逃さず仕留めた。

第1局こそ、斎藤八段に終盤での逆転負けを喫した渡辺名人だが、第2局からは現在最多の三冠保持者の貫禄を見せつける勝ちっぷりだった。他棋戦でもタイトルにつながる重要な対局も多い中、名人戦七番勝負でも充実した内容に終始。A級初参加で挑戦権を獲得した斎藤八段の勢いがどこまで通じるかというところもシリーズのポイントに挙がっていたが、結果を見れば渡辺名人の強さがさらに際立つこととなった。

終局後、渡辺名人はシリーズについて「1局目はすごく激戦の将棋で開幕して、4局目とか大変な将棋が多かったです。結果を出せたのはうれしく思います。やり方としては変えていないですが、作戦的にうまくいったところはありました。1日目から難しい将棋が多かったので、考えさせられることは多かったです」と振り返ると、初防衛には「昨年はイレギュラーな日程であっという間に来てしまった感じでしたので、結果を出せたのはうれしく思います」と語った。

渡辺名人は6月6日から、ヒューリック杯棋聖戦五番勝負に登場。昨期、奪われたタイトルを取り返すべく、藤井聡太棋聖(王位、18)とのリベンジマッチが控えている。王将、棋王、さらに名人と保持するタイトル全ての防衛に成功し、充実期を迎えるトップ棋士が、今度は最強の挑戦者として四冠を目指す。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

情報源:“現役最強”渡辺明名人が初防衛 斎藤慎太郎八段を4勝1敗で退ける貫禄のシリーズ/将棋・名人戦(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:“現役最強”渡辺明名人が初防衛 斎藤慎太郎八段を4勝1敗で退ける貫禄のシリーズ/将棋・名人戦 【ABEMA TIMES】


2021年5月29日 18時41分

渡辺明名人(37)に斎藤慎太郎八段(28)が挑戦する第79期将棋名人戦七番勝負第5局(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛、ホテル花月園協力)は29日、神奈川県箱根町のホテル花月園で2日目が指し継がれ、渡辺名人が1日目からの激しい戦いに競り勝ち、シリーズ4勝1敗で初めての防衛を果たした。

渡辺名人にとって、コロナ禍で開催が遅れた前期の名人戦を制してからわずか約8カ月で開幕した初防衛戦。名人戦の予選にあたるA級順位戦を8勝1敗の成績で勝ち上がった勢いのある斎藤挑戦者を相手に、第1局こそ逆転負けで落としたが、その後4連勝した。

渡辺名人は、東京都葛飾区出身。2000年に15歳でプロ入り。04年に20歳で初タイトルの竜王を獲得して以来、無冠になったことがない。通算でのタイトル獲得数は、今回の名人防衛で29期(名人2期、竜王11期、王座1期、棋王9期、王将5期、棋聖1期)になり、歴代では4位。竜王と棋王で引退後に名乗ることができる永世称号を持つ。

3月に防衛した棋王と王将を合わせ、現在、将棋界に八つあるタイトルのうち三つを保持する。6月に開幕する第92期棋聖戦では、自身初の四冠をめざして、昨年タイトルを奪われた藤井聡太二冠(18)=王位・棋聖=に五番勝負を挑む。(村上耕司)

情報源:渡辺明名人が初防衛 第2局から4連勝、斎藤八段を下す:朝日新聞デジタル


2021年5月29日 21時15分

第79期将棋名人戦七番勝負で、渡辺明名人(37)=棋王・王将と合わせ三冠=が挑戦者の斎藤慎太郎八段(28)を4勝1敗で破り、初防衛を果たした。開幕局は逆転負けを喫したものの、その後は安定感のある内容で連勝。最高峰の舞台で「名人強し」を印象づけた。

28、29の両日に神奈川県箱根町で指された名人戦第5局。斎藤挑戦者が工夫の仕掛けを見せて熱戦になったが、渡辺名人がうまく対応して勝利をつかんだ。対局後、時折うつむきながら「最後、詰み手順を見つけて勝ちだと思った」と振り返った。歴代単独4位としている通算タイトル獲得数を29に伸ばした。

渡辺名人は開幕前、初参加のA級順位戦を制して挑戦権を獲得した相手の勢いを警戒していた。しかし、ふたを開けてみると、序盤から中盤にかけてペースをつかんで戦う将棋が目立ち、人工知能を活用して取り組んでいる日頃の事前研究の深さがうかがえた。29日の対局後、シリーズの勝因を問われると「作戦的にうまくいった」。非勢の局面での度胸の良さも光った。

渡辺名人は2017年から翌年にかけて、タイトルが棋王一つになった他、名人挑戦権を争う順位戦のA級からB級1組に降級するなど、不振に陥った。だが、その後はV時回復を遂げ、19年には自身2度目の三冠に。昨年の名人戦七番勝負では当時名人の豊島将之竜王(31)を4勝2敗で破り、初めて名人の座に就いた。20歳で竜王を獲得し、早くからトップ棋士の1人として活躍を続けてきたが、今が一番の充実期にあると言える。

ただ、本人に気を緩める様子はない。今月12日の棋王戦の就位式では、「4月に37歳になった。タイトル戦にいつまで出られるか、一年一年が勝負」と語っていた。タイトル戦で戦う相手は、かつては羽生善治九段(50)ら年上の棋士が多かったが、最近は年下の棋士との対戦が増えている。

特に脅威と言えるのが、6月6日開幕の第92期棋聖戦五番勝負で対戦する藤井聡太二冠(18)=王位・棋聖=の存在だろう。昨年の五番勝負では1勝3敗でタイトルを奪われた。タイトル戦で年下に敗れるのは、これが初めてだった。「名人戦が終わったら休もうと思っていたが、棋聖戦の挑戦権が取れた。もう1カ月頑張りたい」。渡辺名人が勝てば、自身初の四冠となる。(村瀬信也)

情報源:次は藤井二冠 名人防衛の渡辺三冠「もう1カ月頑張る」:朝日新聞デジタル


2021年5月29日 18時47分

18:37
名人が初防衛

渡辺明名人(37)に斎藤慎太郎八段(28)が挑戦した第79期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第5局が28、29の両日、神奈川県箱根町のホテル花月園で指され、29日午後6時37分、渡辺名人が94手で勝ち、シリーズ成績4勝1敗とし、初めての名人防衛を決めた。

感想戦で対局を振り返る渡辺明名人(手前右)と斎藤慎太郎八段(左)=2021年5月29日午後、神奈川県箱根町のホテル花月園、迫和義撮影
感想戦で対局を振り返る渡辺明名人(手前右)と斎藤慎太郎八段(左)=2021年5月29日午後、神奈川県箱根町のホテル花月園、迫和義撮影

持ち時間各9時間のうち、残りは渡辺名人が1時間1分、斎藤挑戦者は1時間8分だった。(佐藤圭司)


終了図以下

終了図・94手目△5八銀まで
終了図・94手目△5八銀まで

終了図から、①▲7八玉は△7二飛▲7七銀△8八飛以下、②▲5八同玉は△4六桂▲6九玉△7八銀▲同玉△8八飛▲7七玉△6五桂以下詰み。③▲5八同金は長手数になるが、△4九飛▲5九金△5八銀▲同玉△4六桂▲6九玉△7七桂▲同馬△5八金▲7八玉△6八金▲同馬△8八歩成以下、いずれも詰む。(村上耕司)


19:30
「封じ手のタイミング誤ったのかな」と斎藤挑戦者

終局直後、敗れた挑戦者の斎藤慎太郎八段にも主催紙記者がインタビューした。やりとりの一問一答は、以下の通り。

〈まず、第5局について〉

――斎藤八段は序盤の進行は、ある程度、想定内だったと思うんですが、積極的に仕掛けていかれましたけど、1日目の進行は?

「前例のある将棋だと思っていて、ちょっと、そこで仕掛けていくのが面白いんじゃないかと思っていて。事前に思っていた将棋でした」

――そうすると、1日目は、だいたい予定通りというか、構想通りに進んだということなんでしょうか?

「成桂を作って、仕掛けはまずまずだったかなあ、と思ったんですが、その後、ちょっと、受けに回る数手が細かく間違えていってるのかなあ、というか。封じ手のところも▲8九金は良くなかったのかなと思っていました」

――封じ手(55手目)に47分の長考をされましたけれど、▲(8七)同金と(本譜の)▲8九金とか、先のことを読んで、いろいろ悩まれたんでしょうか?

「▲同金は、ちょっと危険なのかと思って。▲8九金の後を、封じ手のころは読んでいたんですが。ちょっと後になって、▲同金もあったのかと思ったんで、封じ手のタイミングを誤ったのかなというふうな気がしました」

――その前の手の辺りで封じ手にすれば?

「そうですね。その方が良かったのかなあ、と。本譜の△6二歩(58手目)あたりで、あまり思わしくないことに気付いて、ということでしたね」

――そこで、ちょっと誤算が?

「そうですね。少し前に変えるべきだったかな、という気がしました」

――その後は、2日目は、ちょっと劣勢だと思って指しておられた?

「△6二歩の局面は互角くらいなのかなと思ったんですが、直後に△5五銀(64手目)。ちょっと、その先に誤算があって、いきなりダメにしてしまったか、というところで。なので▲4四歩(61手目)から▲6六角(63手目)っていうのが一番マズい手だったかな、というか。ちょっと代わる手も難しかったんですけど。他の方がまだ良かったかな、と。そこからは厳しい展開になってしまいました」

――最後の方は、▲4一銀(91手目)とか、後手玉に迫られて。こちらの(=先手玉の)詰みは見えておられたんですか?

「詰み手順は見えてなかったですが、少し前から勝(か)ち味(あじ)は無いと思っていました」

敗れた斎藤慎太郎八段=2021年5月29日午後6時49分、神奈川県箱根町のホテル花月園、迫和義撮影
敗れた斎藤慎太郎八段=2021年5月29日午後6時49分、神奈川県箱根町のホテル花月園、迫和義撮影

〈今期七番勝負について〉

――今期は1局目は勝利して、その後は残念な結果に終わってしまいましたけれど、シリーズを振り返って、いかがだったでしょうか?

「作戦的にも押される場面が多かったですし、中盤の精度も、こちらが足りないところが大きかったと思うので、この結果になってしまったかなと思います」

――残念な1局としては、4局目あたり? 終盤、勝ちもあったかもしれないということでは、惜しまれますか?

「そうですね。4局目と本局もそうでしょうかね。シリーズの中では本局が一番、序盤は作戦的にはまずまずだったかと思うので。それを生かせなかった1局としては、本局の方になるかなと思います」

――初の2日制七番勝負でしたけれど、名人戦の流れにはだんだん、慣れてきた感じもありましたか?

「なかなか難しかったというか。でも、一度、経験できたことですので、また、いつか、生かせる時があれば、と思います」

――あまり休む間もなく、A級順位戦も始まるんですけど、今後について抱負といいますか。ひとこと、いただければ。

「シリーズの中で足りない部分がたくさん分かったところは、プラスに出来るかなと思うので。それを順位戦もそうですし、いろんな棋戦に生かしていけるように、と思います」(佐藤圭司)

休憩から再開後、渡辺名人は1分ほどで△5八銀(終了図)と打ち、斎藤挑戦者は6分考えたが、次の手を指さずに投了した。


19:30
「結果を出せたのはうれしい」と渡辺名人

終局後に両対局者にインタビューが行われた。渡辺名人の一問一答は次の通り。

――1日目の進行はどうだったか。

「早々に攻め込まれる展開になってしまったので、ちょっとまずいんだろうなと思いながら進めていました」

――封じ手のあたりは?

「(▲8七同金と▲8九金の)どちらでもまずいんじゃないかと思っていたので、どうやって頑張ろうかと考えていました」

――その後、よくなったと思ったのはどのあたりか。

「△5五銀(64手目)とぶつけたあたりは大変になったかなと思ったんですけど、その後の▲4四桂の後の△5四馬の成否がはっきり分かってなかったので、そのあたりは形勢は分からないと思いながらやっていました」

――勝ちになったと思ったのはどのあたり?

「(84手目△7六同馬と)飛車を取って△5四馬(86手目)と戻ってきて、最後に△4三玉(92手目)とかわしたあたりで、詰み手順を見つけて、勝ちなんじゃないかと思いました」

――夕休憩前に詰ますことができたと見られましたが、慎重になったのか。

「ちょっと念を入れて確認しようかと。はい」

記者会見する渡辺明名人=2021年5月29日午後7時40分、神奈川県箱根町のホテル花月園、迫和義撮影
記者会見する渡辺明名人=2021年5月29日午後7時40分、神奈川県箱根町のホテル花月園、迫和義撮影

――今シリーズを振り返って。

「1局目、激戦の将棋で開幕して、4局目とか大変な将棋も多かったので、結果を出せたのをうれしく思います」

――今期の勝因は?

「やり方としては変えてないんですが、作戦的にうまくいったところはあったかもしれないですね」

――内容的には?

「1局目から難しい将棋が多かったので、考えさせられることが多かったですね」

――これで初防衛となりました。

「昨年はイレギュラーな日程で、あっという間に来てしまった感じだったので、結果を出せたのはうれしく思います」(村上耕司)

情報源:【2日目詳報】渡辺名人が初防衛 作戦的にうまくいった:朝日新聞デジタル


渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が挑戦する第79期名人戦七番勝負第5局が、5月28・29日(金・土)に神奈川県箱根町の「ホテル花月園」にて行われ、渡辺名人が94手で斎藤八段に勝ち、七番勝負の成績を4勝1敗として、名人防衛を決めました。

渡辺名人の名人獲得は通算2期目となります。

情報源:渡辺明名人VS斎藤慎太郎八段 第79期名人戦七番勝負第5局 渡辺明名人の勝利|将棋ニュース|日本将棋連盟


対戦成績


投了までの10分

投了~インタビュー~感想戦

9分~:インタビュー
20分~:感想戦

会見

初手からの解説




斎藤慎太郎八段 vs △渡辺明名人(棋譜DB

94手 5八銀打まで

△渡辺明名人 の勝ち


 

 

 


  

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