ほぉ・・・
2021年2月21日 5時00分
2020年2月。藤井聡太・現二冠(18)のタイトル初挑戦が成るかと期待が高まる中、「将棋ユーチューバーの挑戦」と注目を浴びたのが当時アマチュアの折田翔吾・現四段(31)=大阪市在住=だ。
折田は棋士養成機関「奨励会」で最上位の三段まで昇ったが、年齢制限の26歳までに棋士になれず、16年春で退会。折田が10回挑んで突破できなかった三段リーグを、藤井は1回で抜け、16年秋に棋士となった。折田は、ネット対局を自戦解説した動画を「アゲアゲ将棋実況」として投稿するように。
2人の道は分かれたが、折田のリカバリーショットが見事だった。アマ棋戦で準優勝した特典で出場資格を得たプロ公式戦「銀河戦」で、18年8月から1年がかりで10勝2敗という好成績を収め、奨励会を経ないでもプロになれる「棋士編入試験」の受験資格を勝ち取ったのだ。
若手棋士5人との五番勝負で3勝すれば合格。2勝1敗で迎えた第4局は20年2月25日。当時、棋王戦の挑戦者として五番勝負を戦っていた本田奎(けい)五段(23)に折田は勝った。記者会見で「ユーチューブを通じて応援してもらったのが力になった」と感謝した折田は「アーゲ、アーゲ、しょーぎー、だーよねー」と一節歌い「今日でアゲアゲ物語の第1章が終わり、今後は第2章、第3章」と話した。藤井とはまた違った魅力のある棋士の誕生だった。
あれから約1年。「藤井さんの活躍で将棋界全体が注目される中、自分も注目してもらえて、ありがたかった」と折田。「藤井さんとは出来るだけ多く対局したい」という願いは、まだ実現していない。「藤井二冠と対局できるよう精進します」と折田は意気込んだ。=敬称略
(佐藤圭司)
◆次週は「名人戦ニュース」です。次回の「大志」は3月7日に掲載します。
情報源:(大志 藤井聡太のいる時代)黎明編:6 編入試験、ユーチューバーの復活劇:朝日新聞デジタル
(大志 藤井聡太のいる時代)黎明編:6 編入試験、ユーチューバーの復活劇:朝日新聞デジタル https://t.co/Swzs1B1GPR
— おりた (@ageageshougi) February 21, 2021
もう1年か・・・
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