91手 8三桂不成まで、▲豊島竜王 の勝ち
132手 3八飛まで打まで、△藤井聡二冠 の勝ち
現地大盤解説
2021年1月17日 15時13分
17日午前に名古屋国際会議場で指された「第14回朝日杯将棋オープン戦」本戦トーナメント1回戦のうち、豊島将之竜王(30)=叡王と合わせ二冠=と飯島栄治七段(41)の対局は午前11時32分、91手で豊島竜王が勝ち、2回戦進出を決めた。
戦型は「横歩取り」。研究熱心な両対局者らしく、その中でも最前線の将棋になった。実は、1月12日に指されたばかりの第79期名人戦・C級1組順位戦9回戦の▲千葉幸生七段(41)―△飯島七段戦を、両者が精査。互いの研究がぶつかり合う形だった。
終局後、「(37手目の)▲8三歩と打って、相手の飛車の頭をたたくタイミングを少し変えたのが工夫」と豊島竜王。一方の飯島七段は「いくつか分岐点があったが……」と漏らし、判断ミスを後悔していた。
図は、豊島竜王が43手目▲4五桂と銀取りに跳ねた局面。実戦で飯島七段は△3四銀と飛車取りにまっすぐ立ったが、▲6五桂△4一桂と桂を打ち合ってから、飛車取りは放置し、金取りに放った▲2四歩が痛打だった。本譜で飯島七段は△3五銀と飛車を取ったが、豊島竜王に▲2三歩成と、と金を作られ、後手は苦しくなった。
感想戦での△3四銀の代案は、じっと△3四歩。以下、▲3三桂成△同玉▲8五飛△7四歩という順が盤上に並べられ、「まだ、こちらを選ぶべきでしたか……」と飯島七段。
その後、飯島七段も粘り強く指し、勝機をうかがったが、豊島竜王が慎重に攻め続け、勝ちきった。
終局後、勝った豊島竜王は、2回戦の藤井聡太二冠(18)との対局への抱負を聞かれ、「非常に強敵ですけど、しっかり指して、良い内容の将棋を指せたらと思います」と答えた。
敗れた飯島七段は「(自分が千葉七段と順位戦で指してから)まだ1週間も経たないのに、同じ将棋になるなんて……。他の(将棋の)ことばかり考えていて、(本局がこの将棋になるとは)意表を突かれた」など、ボヤクことしきり。敗れた直後、大盤解説会に顔を出した飯島七段は「(この変化も)ダメですよねえ……」といったボヤキを連発して、笑いを取り、会場を盛り上げ、ショーマンシップを発揮していた。
実は、日本将棋連盟が定めた勝ち星による昇段規定によって、飯島七段は「あと2勝で八段昇段」と迫っている。仮に、17日の朝日杯で2連勝すれば、公開対局の将棋ファンが見守る中での八段昇段。本人も「みんなに祝って欲しい」と漏らしていたが、今回は、惜しくも実現しなかった。(佐藤圭司)
情報源:5日前の将棋、再び 豊島竜王に敗れて「意表つかれた」:朝日新聞デジタル
2021年1月17日 15時11分
第14回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の本戦1回戦2局が17日午前10時から、名古屋市の名古屋国際会議場で公開で指された。シード勢の初戦として登場した藤井聡太二冠(18)は、大石直嗣(ただし)七段(31)を相手に丁寧な指し回しでリードを広げ、快勝した。
藤井二冠と大石七段の公式戦はこれまで3局あり、いずれも藤井二冠が勝っている。振り駒で先手となった大石七段は、昭和時代によく指されたオーソドックスな中飛車戦法を採用した。
大石七段は、組み合わせが決まった時点で「この戦法をやりたい気持ちで準備していた」。藤井二冠は「大石七段は手広く指されるので、予想は難しいと思っていたんですが、中飛車はその中でも自分にとっては意外な戦型だった。序盤から慎重に指していました」と言う。序盤早々に大石七段の方から仕掛け、戦いが始まった。
開戦後は、押したり引いたりの折衝が続く中、藤井二冠が徐々にリードを奪った。対して大石七段は、藤井二冠が予想しなかった自陣角を打つなどして抵抗し、差が一気に広がらないように粘り強い指し回しを見せる。だが両者1分将棋の中、藤井二冠が斬り合いに踏み込む。
一気に差が開いたのは図の局面。秒読みの中、大石七段が▲6一飛と打ち込んだところで藤井二冠は△8三角と切り返した。飛車銀両取りであるうえに、次に△3八飛からの詰めろになっている。大石七段は以下▲6二飛成△5二歩▲4六銀としたが、△3八飛を見て132手までで投了した。
終局後、藤井二冠は「自玉が薄いので、激しくならないように局面を収めるつもりでやっていた。△8三角を打ったところは先手玉に迫る形が見えて、はっきりよくなったと思った」と振り返った。
大石七段は「丁寧に受けられて少しずつ苦しい展開だった。藤井二冠が相手ということで、思い切って指そうという気持ちでやってきた。結果は残念でしたが悔いはないです」と話した。
藤井二冠の2回戦の相手は公式戦で6連敗中の豊島将之竜王。「自分として楽しみな対局なので、精いっぱい指して、いい将棋をお見せできるように頑張りたい」と話した。(村上耕司)
情報源:藤井聡太二冠、相手は昭和の中飛車 切り返した8三角:朝日新聞デジタル
第14回 #朝日杯将棋オープン戦 本戦T
藤井聡太王位は本日の第14回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント1回戦で大石直嗣七段に勝利しました。引き続き午後2時から2回戦が行われます。相手は6連敗中の豊島将之竜王で、初勝利と準決勝進出を目指す戦いになります。
— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) January 17, 2021
村)朝日杯将棋オープン戦、豊島竜王が飯島七段に勝ちました。優位に立った後は手堅く指し、最後はきれいな即詰みに討ち取りました。
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) January 17, 2021
村)朝日杯将棋オープン戦、藤井聡太二冠が大石直嗣七段に勝ちました。午後の2回戦、豊島将之竜王と対戦します。藤井―豊島戦の過去の対戦成績は、豊島竜王の6戦全勝。藤井二冠は厚い壁を破れるでしょうか。
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) January 17, 2021
村)藤井聡太二冠―豊島将之竜王戦は午後2時から始まります。対局室であいさつに立った藤井二冠、豊島竜王との対局を「楽しみ」と話していました。
藤井二冠、過去0勝6敗の豊島竜王と対局へ 朝日杯将棋:朝日新聞デジタル https://t.co/HJphgLgUfh— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) January 17, 2021
豊島将之竜王、1回戦突破 準々決勝で過去6戦全勝の藤井聡太王位・棋聖と対決/将棋・朝日杯 https://t.co/EGqxCmPya7
— kewpiehoney (@kewpie_honey) January 17, 2021
藤井聡太王位・棋聖が初戦突破 午後2時から6戦全敗の豊島将之竜王に対戦/将棋・朝日杯 https://t.co/zhPaC9Buef
— kewpiehoney (@kewpie_honey) January 17, 2021
藤井聡太2冠、天敵豊島竜王相手に初白星なるか “7度目の正直”へ午後2時から対戦決定― スポニチ Sponichi Annex 芸能 https://t.co/PfOJqv9CPU
— スポニチ王将戦【公式】 (@sponichi_ohsho) January 17, 2021
#藤井聡太 二冠、朝日杯で“天敵”豊島将之竜王と激突!公式戦初勝利なるか https://t.co/Zyh3IlYT6g #芸能ニュース #ニュース
— スポーツ報知 (@SportsHochi) January 17, 2021
将棋、藤井聡太二冠がベスト8へ 朝日杯オープン戦 https://t.co/uBF9lFVhnY #ニュース #47NEWS #共同通信ニュース
— 47NEWS (@47news_official) January 17, 2021
村)トーナメント表を改めてご紹介します。左側のブロックの1、2回戦計6局を2日間で行います。16日午前は永瀬王座―佐藤紳七段戦と野月八段―渡辺名人戦を行い、17日午前は豊島竜王―飯島七段戦と大石七段―藤井二冠を行います。両日とも、午前の勝者2人が午後に対戦します。 pic.twitter.com/rrkJHDIqeo
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) January 15, 2021
振り駒の様子
豊島竜王の振り歩先、歩が5枚で豊島竜王 の先手
藤井聡二冠の振り歩先、と金が4枚で大石七段 の先手
▲豊島将之竜王 vs △飯島栄治七段 の感想戦
▲大石直嗣七段 vs △藤井聡太二冠(棋譜中継・棋譜DB)
藤井聡二冠の振り歩先、と金が4枚で大石七段 の先手
初手は、▲大石七段 7六歩、△藤井聡二冠 8四歩
132手 3八飛まで打まで、△藤井聡二冠 の勝ち
|
|
▲豊島将之竜王 vs △飯島栄治七段(棋譜中継・棋譜DB)
豊島竜王の振り歩先、歩が5枚で豊島竜王 の先手
初手は、▲豊島竜王 2六歩、△飯島七段 3四歩
91手 8三桂不成まで、▲豊島竜王 の勝ち
|
|
14時から対局開始
- 朝日杯将棋オープン戦 |棋戦|日本将棋連盟
- 朝日杯将棋オープン中継サイト
- 第13回 朝日杯将棋オープン戦 名古屋対局|朝日新聞デジタル
- 第14回朝日杯将棋オープン戦中継|本戦トーナメント:朝日新聞デジタル
まぁ、順当な結果だな。
14時からの対局はどんな結果になるか?
|
|
|
|
|
★