ほぉ・・
2021年1月1日 8時00分
将棋界と囲碁界、それぞれの世界で現役最強と言われる、将棋の渡辺明名人(36)と囲碁の井山裕太名人(31)が対談した。ともに一時成績を落としながらも復調を遂げた両者が、人工知能(AI)の影響や次世代の台頭などについて語り合った。(構成・村上耕司、大出公二、村瀬信也)
タイトル戦「いつごろまで?」
渡辺 大三冠への復位、おめでとうございます。
井山 ありがとうございます。渡辺さんも名人獲得、おめでとうございます。渡辺さんは棋戦によって相性とかありますか。
渡辺 名人戦は(予選にあたる)順位戦があるのが他の棋戦との違いで、そこでなかなかチャンスがありませんでした。井山さんは19歳で初挑戦でしたか。
井山 挑戦が19歳で、取ったのが20歳。囲碁のタイトル戦だと七番勝負は三つあって、だいたい防衛できているんですが、名人戦だけは大きなところで負けています。
渡辺 2019年、芝野さんに王座戦で負けて、どんな感じだったんですか。
井山 すごい人が出てきたというのはもちろんありました。どの対局も競った内容で、結局競り負けた。強いなと感じました。ただ新たな気持ちで臨んだ20年の本因坊戦は、王座戦よりはいい内容で、ちゃんとやればまだまだやれるかなというのはありました。
渡辺 いま31歳ですか。タイトル戦で戦う相手は後輩が多いですよね。
井山 そうですね。
渡辺 芝野さんが王座戦で勝った時はそのままいくのかと思いましたが、井山さんが踏みとどまって、はね返したのはさすがです。
井山 そう見られているのは十分感じてましたし、負けるとそうなりかねないと思いました。大事な場面かなと思いました。
渡辺 囲碁界では最後のタイトル戦出場は何歳ぐらいが多いんでしょうか。
井山 ふつうは40代ですね。
渡辺 それは将棋界と同じですね。
井山 渡辺さんは、あとどれぐらいタイトル戦に出られるか、考えることはありますか。
渡辺 僕ももう36歳なので3…
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情報源:渡辺明と井山裕太、名人対談 AIに「すごく息苦しい」:朝日新聞デジタル
村)渡辺名人と囲碁の井山名人が対談しました。「渡辺節」をお楽しみください→「2日制は勝率はいいんですけど、あまり好きじゃない」「1日制は苦しい時間が1日で終わるので、どうせ負けるなら1日で負けたい」
渡辺明と井山裕太、名人対談 AIに「すごく息苦しい」 https://t.co/9NFtoKZb0k— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) January 1, 2021
賞金額を格とするのなら、囲碁の棋戦は国内なら「棋聖戦」の4,500万円が最高で、そのあとに「名人戦」の3,000万円が続く。
国際棋戦なら、「農心杯」が5億ウォン(約4,750万円・2021/1/2現在)、そこから「応氏杯」の40万ドル、「三星杯」・「LG杯」の3億ウォンが続く。
囲碁の名人戦って、予選B・C→予選A→最終予選→挑戦者決定リーグ戦(定員9名/上位6名が残留)って流れだから、極論初参加で名人獲得もあり得るんだよな。
将棋で言えば、王将戦に近いのかな。
王将戦はリーグ定員7名で、上位4名が残留だけど。
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