（将棋名人戦ニュース）Ｂ級１組、８勝１敗の山崎が抜け出す：朝日新聞デジタル

藤井聡太二冠、1月6日で昇級が決まるか？

2020年12月27日 5時00分

山崎隆之八段

第７９期将棋名人戦・Ｂ級１組順位戦（朝日新聞社、毎日新聞社主催）は、２４日に１０回戦６局が行われ、山崎隆之八段（３９）が永瀬拓矢王座（２８）に勝って８勝１敗とし、頭一つ抜け出した。永瀬は７勝３敗となり、この日勝って７勝２敗とした郷田真隆九段（４９）が２番手に浮上した。

木村一基九段（４７）と行方（なめかた）尚史九段（４６）の対局は深夜０時過ぎに千日手となり、指し直し局で木村が勝った。この結果、５勝４敗が木村と近藤誠也七段（２４）の２人。４勝５敗が４人、４勝６敗が２人、２勝７敗が行方を含め２人。各１２戦し、上位２人がＡ級に昇級し、下位３人がＢ級２組に降級する。

藤井聡太二冠

Ｂ級２組は８回戦を終え、藤井聡太二冠（１８）が７戦全勝で首位。６勝１敗の横山泰明（ひろあき）七段（４０）と佐々木勇気七段（２６）が追い、６勝２敗の中村修九段（５８）、５勝２敗の中田宏樹八段（５６）と大石直嗣（ただし）七段（３１）が続く。１月６日の９回戦で藤井―中村戦、横山―佐々木戦があり、藤井のＢ級１組への昇級が決まる可能性がある。（村上耕司）