動画配信ももっとやってほしいんだがなぁ・・
動画配信が確実にある女流棋戦って、現状では女流王将戦くらいだっけ?
2020.10.17
これまで将棋のタイトル戦の数は、男性が8、女性が7つだった。しかし今月、新しい女流棋戦の創設が発表され、女流も男性と同じ8つのタイトル戦となった。
新棋戦の名称は『ヒューリック杯白玲戦・女流順位戦』で、最終のタイトル保持者を決める戦いは、女流棋戦初の七番勝負となり、優勝賞金は1500万円となる大型棋戦の誕生である。
今まで賞金700万円の、最高棋戦だった『ヒューリック杯清麗戦』は第2期が終わったばかりだが、そのまま棋戦は残ってスポンサーが変わり、「大成建設杯」となる。
白玲戦は男性の名人戦と似た、順位戦による女流棋士の格付けをするのが特徴で、第2期以降は第1期の成績により、タイトル保持者を除いたすべての女流棋士がA~Dクラスに振り分けられる。毎年昇降級を繰り返していくところは、順位戦と同じシステムだ。
各クラスは定員制で、AとBは10人。Cが20人で、それ以外の女流はDに編入される。
A級の優勝者が挑戦者となるところは順位戦と同じだが、AとBの入れ替えは2人なのに対し、BとCは3人、CとDが4人と、下に行くに従い、入れ替えの人数が増えていくシステムとなっている。
これにより、各女流棋士の格が決まるだけに、予選といえども必死で戦うことは想定できる。
賞金1500万円は男性棋戦並みだから、契約金は未公開ながら、男性とあまり変わらない金額なのであろう。
新たに男性棋戦を創設するのは、スポンサー料が高いうえに、決勝の番勝負を行う日程を確保するのが容易でない現状を考えると、これからは女流棋戦ならスポンサーになりたいという企業が増えても不思議ではない。
現にゴルフの世界では、年間の女子プロのトーナメント数が、男子プロのそれを大きく上回っている。女子プロの方が男子プロより、スポンサーに対するサービス精神が旺盛で、試合前夜のパーティーなどでは誠心誠意接待する厚意が、トーナメント数を増やしている要素とも聞いている。
将棋の女流棋士も新棋戦の創設を機会に、自分たちの棋戦という自覚ができれば、男性棋戦を超える日が来るかもしれない。
■青野照市(あおの・てるいち) 1953年1月31日、静岡県焼津市生まれ。68年に4級で故廣津久雄九段門下に入る。74年に四段に昇段し、プロ棋士となる。94年に九段。A級通算11期。これまでに勝率第一位賞や連勝賞、升田幸三賞を獲得。将棋の国際普及にも努め、2011年に外務大臣表彰を受けた。13年から17年2月まで、日本将棋連盟専務理事を務めた。
情報源:【勝負師たちの系譜】賞金1500万円の女流棋戦誕生! 自覚次第で男性棋戦を超える日も (1/2ページ) – zakzak:夕刊フジ公式サイト
【勝負師たちの系譜】賞金1500万円の女流棋戦誕生! 自覚次第で男性棋戦を超える日も https://t.co/NXYNwFtlTs
— zakzak (@zakdesk) October 17, 2020
- ヒューリック杯白玲戦 |棋戦|日本将棋連盟
- 2020年10月06日ニュース
A~Dの4クラスに振り分けられるわけだが・・・
第1期順位戦は、A級=八段、B級=七・六段、C級=五・四段の3クラスで始まったんだよな。