連覇に向けて初戦突破!渡辺明JT杯覇者、高見泰地七段下し準決勝進出/将棋・JT杯

連覇に向けて初戦突破!渡辺明JT杯覇者、高見泰地七段下し準決勝進出/将棋・JT杯 【ABEMA TIMES】

第41回将棋日本シリーズ JTプロ公式戦 渡辺明JT杯覇者 vs 高見泰地七段
渡辺JT杯覇者の振り歩先、と金が4枚で高見七段の先手
初手は、▲高見七段 7六歩、△渡辺JT杯覇者 8四歩


2020.09.22 17:13

将棋の早指し棋戦・将棋日本シリーズ JTプロ公式戦の2回戦第4局が9月22日に行われ、渡辺明JT杯覇者(名人、棋王、王将、36)が高見泰地七段(27)に114手で勝利し、準決勝進出を決めた。

自身初の名人位を獲得し、現在最多の三冠を保持、将棋界の頂点に立っている渡辺JT杯覇者は、相矢倉の出だしから序盤、中盤ではやや不利かと思われる局面もあったが、激しい攻め合いになった終盤から徐々にリードを奪うと、その後はさすがの寄せ。反撃の機会を与えず、力強く勝ち切った。

渡辺JT杯覇者は準決勝で、名人戦で戦った豊島将之竜王(叡王、30)と対戦する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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2020年9月22日 18:19

将棋日本シリーズJTプロ公式戦2回戦第4局で勝利した渡辺明JT杯選手権者(名人、王将、棋王との3冠)
将棋日本シリーズJTプロ公式戦2回戦第4局で勝利した渡辺明JT杯選手権者(名人、王将、棋王との3冠)

将棋日本シリーズ「JTプロ公式戦」の2回戦第4局が22日、東京都渋谷区のシャトーアメーバで指され、渡辺明JT杯選手権者(36=名人、王将、棋王との3冠)が114手で高見泰地七段(27)を破り、準決勝に進出した。

3連覇に向けて、渡辺が好発進を遂げた。2年ぶりの対戦は高見の得意戦法を受けて相矢倉へ。15回目の出場となる渡辺は「この棋戦においては序盤戦は対策を練らないことが多い。短い持ち時間に対応できるような調整を心掛けてきた」という。中盤の激しい攻防を抜け出し渡辺がリードを押し広げ、「2二歩から1二玉と逃げ越した辺りで、自分の方が詰みまでの時間が一手長いのかなと感じた。その辺りで勝ちになったかなと思った」と振り返った。

JT杯は例年全国各地で公開対局として開催されるが、今期は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、決勝までの全局がスタジオでの無観客対局となった。「対局しているすぐ隣で解説があって、目の前にお客さんがいるというのがJT杯の見慣れた風景。各地方の皆さんにとっては年に1回の楽しみだったと思うので、お客さんやお子さんは残念だったと思う」と思いをめぐらせた。

さらに、例年JT杯と同時開催している「テーブルマークこども大会」も中止となった。参加予定者と保護者に向けて、「自分が子供の頃に道場に行けなかったり大会に出れなかったりしたら大変だったと思う。子どもの頃の1年間は伸びる子は伸びるので、お子さんが強くなるためには親御さんのサポートが大事になってくる。多くのお子さんがサポートを得て、将棋に取り組める環境にあればといいなと思う」と呼びかけた。

10月17日に行われる準決勝では豊島将之2冠と対戦。渡辺にとっては、郷田真隆九段以来の大会3連覇も見えてくる大事な一戦となる。「3連覇に挑むチャンスというのは生涯でもこの1回だけだと思う。3連覇は過去に1例しかなく非常に価値が高い記録。それに臨めるこの機会を大事にして次戦に準備したい」と意欲を語った。

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第41回将棋日本シリーズJTプロ公式戦、9月22日(火・祝)は、渡辺明JT杯覇者VS高見泰地七段 戦が、ABEMAスタジオ シャトーアメーバで行われ、渡辺JT杯覇者が114手で高見七段に勝ちました。

勝った渡辺JT杯覇者は10月17日(土)、準決勝で豊島二冠と対戦します。

◆第41回JT杯将棋日本シリーズ対戦表

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トーナメント表

スケジュール

情報源:第41回将棋日本シリーズ プロ公式戦



高見泰地七段 vs △渡辺明JT杯覇者(棋譜中継棋譜DB

渡辺JT杯覇者の振り歩先、と金が4枚で高見七段の先手

初手は、▲高見七段 7六歩、△渡辺JT杯覇者 8四歩

封じ手 40手「△7三桂」まで、▲高見七段 が41手目を封じる

封じ手開封 41手目「▲4五歩」

114手 7九銀打まで、△渡辺JT杯覇者 の勝ち



 



次局、豊島将之竜王と対局。