羽生善治九段、タイトル100期挑戦へ会見「大きな舞台にふさわしい将棋を」2年ぶりのタイトル戦

羽生善治九段、タイトル100期挑戦へ会見「大きな舞台にふさわしい将棋を」2年ぶりのタイトル戦 【ABEMA TIMES】

99手 7一竜まで、▲羽生九段 の勝ち、挑戦権獲得


2020.09.19 22:50

将棋の竜王戦挑戦者決定三番勝負の第3局が9月19日に行われ、羽生善治九段(49)が丸山忠久九段(50)に勝利、2年ぶりとなるタイトル戦出場を決めた。タイトル通算99期で、大記録の100期にあと1期と迫っている羽生九段は、10月9日から開幕する七番勝負で、豊島将之竜王(30)と対戦する。挑戦権獲得後に記者会見の臨んだ羽生九段は「大きな舞台にふさわしい将棋を指したい」と意気込みを語った。主な質疑応答は以下のとおり。

-第3局振り返って

序盤戦から力戦模様というか、手探りの感じの展開が続いていたので、お互いにかなり漠然としていて、はっきりしない将棋だったという感想です。

-2年前の七番勝負で100期ならず。また竜王戦で挑戦。

タイトル戦の舞台に参加できることがないと、もちろんそういうチャンスがないので、今回挑戦者になれたのは非常によかったなと思っています。まだ終わったばかりなので、気持ちの準備は全くできていないですが、これから開幕までにしっかりと調整して、いいコンディションでスタートを迎えられたらと思います。体調そのものは全く普通で、元気に過ごしています。

-豊島竜王の印象

豊島さんは非常に最新の形にも精通していますし、攻めても受けても非常にミスがないというか、力強さは棋譜で見ているだけでも感じています。七番勝負の舞台で顔を合わせられるのは楽しみに思っています。

-タイトル戦2年ぶり、挑戦できた要因

あまり他の棋戦でも勝ち進んでいないので、今回挑戦できたのは非常に幸運だったなと思っています。チャンスというか、機会を活かせてよかったなと思います。

-七番勝負のポイントは

2日制でもありますし、序盤でリードされると苦しいと思うので、しっかり作戦面でも準備しておくのが大事になるかなと思います。

-50歳として臨むタイトル戦。過去の自分と50歳の自分のイメージの差は。

一応50代になっても、タイトル戦に出られたというのは棋士として名誉なこととは思っています。ただ、それに満足するということではなくて、励みにして前に進んでいけたらいいなと思っています。

-タイトルホルダーは最年長で36歳、一回り下の世代が席巻している。

30代、20代でも強い人はたくさんいますし、同年代でも久保さんが王座戦に挑戦中です。同年代の人も変わらず活躍しているので、世代にこだわらずに目の前の一局に一生懸命やっていくというところです。

-藤井聡太二冠のような新しい人の活躍が刺激に。

刺激というか、本当に二冠ですから、大きな実績を残されている。日々の対局や棋譜を見て、そこで参考にしたり、勉強したりというところです。

-毎年タイトル戦に出ていたのが普通のようだったが、出ていない期間の変化は。

移動が少なくなったので、体調面ではちょっと楽になったというはあります。真剣勝負、大舞台での2日制などがなかったので、そのあたりどうなるのか、やってみないとわからないです。生活は少し、ここ1、2年は変わったかなと思います。

-将棋への向き合い方、準備の変化は。

課題というか考えないといけないことがたくさんありすぎて、あんまりうまく最近の将棋を理解しているかどうかわからないですが、自分なりにちょっとずつそういうところを遅れを取らないようにとは考えています。

-タイトル100期という節目について。

もちろんタイトル戦に出ないことにはどうにもならないことでもありますし、最近はその機会すらなかったので、あまり考えることもなかったのが実感です。ただ、非常に大きな記録がかかるシリーズでもあるので、舞台にふさわしい将棋は指したいなと思います。

-50代のファンからも声援が送られるシリーズになる。

将棋は幅広い年代というか世代でできる競技ではあるので、50代であれば、50代なりの将棋を指していけたらいいなと思います。どういうものになるのかは、これからの課題です。

-九段を名乗ってからの2年間は、違う日々だったか。

なかなかタイトル戦そのものに近づくのも難しかったですし、本当に強い人がたくさんいるので、一局一局を一生懸命やってきたというところです。タイトル戦にすごく出ていた時期は、1年も経ってしまったらだいぶ忘れてしまっていた。目の前の課題に集中していくところでした。

-王将戦のリーグ戦も始まり、藤井二冠と当たる。

王将リーグも来週から開幕で、11月に終わりぐらいには最終戦になる。結構間隔が詰まっているので、そちらでも気力を充実させてやっていかないといけないなと思います。

-七番勝負への意気込み

私にとっても久しぶりのタイトル戦なので、張り切って臨みたいと思います。ファンのみなさんに楽しんでもらえるように力いっぱいやりますので、どうぞよろしくお願いします。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

情報源:羽生善治九段、タイトル100期挑戦へ会見「大きな舞台にふさわしい将棋を」2年ぶりのタイトル戦(ABEMA TIMES) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:羽生善治九段、タイトル100期挑戦へ会見「大きな舞台にふさわしい将棋を」2年ぶりのタイトル戦 【ABEMA TIMES】


2020/09/19 23:34

挑戦者に決まった羽生善治九段の記者会見での発言内容は次の通り。

――第3局を振り返って。

序盤戦から力戦模様というか、手探りの展開が続いていたので、お互いにかなり漠然としていて、はっきりしないような将棋だったという感想です。

――2年前の竜王戦ではタイトル獲得100期を逃したが、また竜王戦で100期に挑戦することについての思いは。

――タイトル戦の舞台に参加できないとチャンスがないので、今回挑戦者になれたのは非常に良かった。まだ終わったばかりなので、気持ちの準備は全くできていないが、これから開幕までしっかりと調整して、いいコンディションでスタートを迎えられたらいいなと思っています。体調は全く普通で元気です。

――豊島竜王の印象は。

豊島さんは非常に最新の形にも精通していて、攻めても受けてもミスがない。力強さを棋譜で見ているだけでも感じています。七番勝負の舞台で顔を合わせられることを楽しみに思っています。

――豊島竜王との対局のポイントは。

2日制でもあり、序盤でリードされると苦しいので、しっかり作戦面でも準備しておくことが大事になると思います。

情報源:羽生九段「豊島竜王は攻めても受けてもミスがない、顔を合わせるの楽しみ」(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:羽生九段「豊島竜王は攻めても受けてもミスがない、顔を合わせるの楽しみ」 : 竜王戦 : 囲碁・将棋 : ニュース : 読売新聞オンライン


2020年9月19日 22時13分

将棋の第33期竜王戦(読売新聞社主催)の挑戦者決定三番勝負第3局が19日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、羽生善治九段(49)が丸山忠久九段(50)に勝って通算2勝1敗で竜王挑戦権を獲得した。10月9日に開幕する七番勝負で、タイトル通算100期獲得をかけて、豊島将之竜王(30)に挑む。

タイトル100期がかかることについて、羽生九段は「そういう舞台で指すということは非常にありがたいことだと思っている。気力を充実させて開幕を迎えたい」と話した。

羽生九段は1989年に19歳で初タイトルとなる竜王を獲得。以来、タイトルを積み重ね、2012年に故・大山康晴十五世名人の通算80期を抜いて歴代最多の81期を達成した。それからはタイトル獲得記録を塗り替え、17年には99期に到達した。しかし、100期獲得がかかった18年春の名人戦で挑戦に失敗。同年秋の竜王戦では挑戦者の広瀬章人八段(33)に敗れ、無冠になった。(村上耕司)

将棋の竜王戦挑戦者決定三番勝負を制して挑戦権を獲得した羽生善治九段は、19日午後10時すぎから、東京都渋谷区の将棋会館で記者会見を開いた。会見での一問一答は次の通り。

――改めて対局を振り返ってください。

「序盤戦から力戦模様というか、手探りの感じの展開が続いていたので、お互いにかなり漠然としていて、はっきりしないような将棋でした」

――2年前の竜王戦で100期獲得がならなかった。また竜王戦で100期挑戦することについて。

「タイトル戦の舞台に参加できることがないとそういうチャンスはないので、今回挑戦者になれたというのは非常によかったなと思っています。ただ、まだ終わったばかりなので、気持ちの準備はできていないが、開幕までにしっかりと調整して、いいコンディションでスタートを迎えられたらいいなと思っています」

――現在の体調は。

「体調そのものはまったく普通で変わりなく元気に過ごしています」

――相手の豊島竜王の印象は。

「豊島さんは非常に最新の形にも精通していますし、攻めても受けてもあまりミスがないというか、そういう力強さは棋譜で見ているだけでも感じています。七番勝負の舞台で顔を合わせられるのを楽しみにしています」

――前回、竜王を失ってタイトル戦から遠ざかっていた。今回挑戦者になれた要因についてどう考えているか。

「あまり他の棋戦で勝ち進んでいないので、今回挑戦できたのは非常に幸運だったなというのは一つ思っています。そういうチャンスを生かせてよかったなと思います」

――豊島さんとの七番勝負のポイントは。

「2日制でもありますし、序盤でリードされてしまうと苦しいと思うので、しっかり作戦面でも準備しておくのが大事なのかなと思っています」

――27日に50歳になる。50歳として臨むタイトル戦をどう考えるか。

「誕生日までもうちょっとありますが、50代になってもタイトル戦に出られたというのは棋士として非常に名誉なことだと思っています。ただそれに満足することなく、励みにして前に進んで行けたらいいなと思っています」

――現在のタイトルホルダーの最年長が一回り年下の渡辺(明名人)さん。世代ギャップについてはどう考えるか。

「30代、20代でも強い人たくさんいますし、同年代でも久保(利明九段)さんが今、王座に挑戦中でもあるので、同年代の人も変わらずに活躍しているというのもあるので、あまり世代にこだわらずに目の前の一局を一生懸命にやっていくというところでしょうか」

――藤井二冠の活躍が刺激になったことは。

「刺激というか、もう二冠ですから、大きな実績を残されているわけですし、日々の対局や棋譜を見て参考にしたり、勉強したりしているところです」

――2年ぶりのタイトル戦。それまではタイトル戦が日常だった。タイトル戦に出ない期間、どういうふうに過ごしたか。

「移動が少なくなって体調面ではちょっと楽になった面はある。本当の真剣勝負というか、大舞台、2日制がなかったので、そのあたりがどうなるのか、やってみないと分からないところかなと思っています。生活はここ1、2年は変わったかなと思います」

――将棋への向き合い方の変化は。

「課題というか、考えなくてはいけないことがたくさんありすぎて、あまりうまく最近の将棋を理解しているかどうかは分からないですけど、ただ自分なりにちょっとずつ、そういうところも後れをとらないようにとは考えています」

――100期という節目をどうとらえているか。

「もちろんタイトル戦に出ないことにはどうにもならないことでもありますし、最近はその機会すらずっとなかったので、あまり考えることもなかったというのが実感です。ただ非常に大きな記録がかかるシリーズでもあるので、その舞台にふさわしい将棋は指したいなと思っています」

――50歳での挑戦。応援するファンの視線が送られる番勝負になる。そのあたりの思いは。

「将棋は幅広い年代というか、世代でできる競技ではあるので、50代なら50代なりの将棋を指せていけたらいいなと思っています。それがどういうものになるのか、これからの課題になるとは思いますが」

――2年前に失冠されて九段になってどういった2年間でしたか。

「なかなかタイトル戦そのものに近づくのが難しかったですし、今は強い人がたくさんいるので、一局一局を一生懸命やってきたというところですかね。ただタイトル戦にすごく出ていた時期は、1年も経ってしまったら忘れてしまって、目の前の課題に集中していくというところでした」

――22日からは王将戦が始まります。

「王将リーグも来週開幕で、11月の終わりくらいにリーグ最終戦。結構、間隔がつまってくるので、そちらの方も気力を充実させてやっていかなくてはいけないと思っています」

――最後に意気込みを。

「私にとっても久しぶりのタイトル戦ということなので、張り切って臨みたいと思っています。将棋ファンの皆さんに楽しんでもらえるような将棋が指せるように、力いっぱいやりますので、どうぞよろしくおねがいします」(村上耕司)

情報源:羽生九段が竜王挑戦権を獲得 タイトル100期に挑む(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:羽生九段が竜王挑戦権を獲得 タイトル100期に挑む:朝日新聞デジタル


2020.09.19

丸山忠久九段に勝利し豊島将之竜王への挑戦権を得た羽生善治九段(撮影・開出牧)
丸山忠久九段に勝利し豊島将之竜王への挑戦権を得た羽生善治九段(撮影・開出牧)

将棋の羽生善治九段(49)が19日、東京・将棋会館で指された第33期竜王戦挑戦者決定戦三番勝負第3局で、丸山忠久九段(50)に99手で勝利。対戦成績を2勝1敗とし、豊島将之竜王(30)への挑戦権を獲得した。

羽生九段はこれまで、歴代最多のタイトル通算99期を獲得しており、10月9、10日から始まる七番勝負に勝利すれば、前人未踏のタイトル通算100期獲得という偉業を達成する。

羽生九段は1986年1月にデビュー戦を迎え、89年に初挑戦となった第2期竜王戦でタイトルを獲得。以来、2018年までは毎年タイトル戦に登場してきたが、19年は一度も登場できず、タイトル戦出場記録が30年で途切れていた。

自身が無冠となった間に、藤井聡太二冠(18)ら若手が一気に台頭。現在、タイトルホルダーは渡辺明三冠(36)が最年長で、30代から10代までの若手が全冠を占めている。

前代未聞の勢いで突き進む藤井二冠からの“刺激”を問われると、「刺激というか、二冠ですから、すでに大きな実績を残されている」と敬意を口に。さらに「日々の対局とか棋譜を見て、そこで参考にしたり、勉強したりしているところです」と、30歳以上も下の棋士の将棋を“教材”として取り入れていることも明かした。

今回挑戦する豊島竜王は、その藤井二冠を通算で5勝0敗と圧倒している。18年7月には、同じく100期をかけた第89期棋聖戦で敗れ、初タイトルを献上しているだけに、「非常に最新の形にも精通していますし、攻めても受けても非常にミスがないというか、力強さを見ているだけでも感じています。七番勝負の舞台で顔を合わせられることは楽しみに思っています」と思いを語った。

情報源:タイトル100期に挑む羽生九段 藤井二冠の将棋を「参考にしている」(デイリースポーツ) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:タイトル100期に挑む羽生九段 藤井二冠の将棋を「参考にしている」/芸能/デイリースポーツ online


記者会見

感想戦終了後、別室に移動して記者会見が行われました。

――今日の対局を振り返っていかがでしたか。

羽生「序盤戦から力戦模様というか、手探りの感じの展開が続いていたので、互いに漠然としていて、はっきりしないような将棋だったという感想です」

――2年前の七番勝負でタイトル通算100期は成りませんでした。竜王戦で100期に挑戦することになりました。

羽生「タイトル戦に舞台に出場できないと、そういうチャンスがないので、挑戦者になれたのは非常によかったなと思っています。終わったばかりなので、気持ちの準備はできていませんが、これから開幕までにしっかり調整して、いいコンディションでスタートを迎えられたらと思います」

――現在の体調はいかがでしょうか。

羽生「体調はまったく普通で、変わりなく臨めています」

――豊島将之竜王の印象はいかがですか。

羽生「豊島さんは最新の形にも精通していますし、攻めても受けてもあまりミスがないというか、力強さを棋譜を見るだけでも感じています。七番勝負の舞台で顔を合わせられることは非常に楽しみに思っています」

――タイトル戦の舞台についてですが、前回竜王を失ってから2019年はタイトル戦から遠ざかっていました。タイトルに挑戦できた要因についてどのように感じていますか。

羽生「ほかの棋戦でも勝ち進んでいないので、今回挑戦できたのは幸運だったと思っています。そういうチャンスというか、機会を生かせてよかったなと思います」

――豊島竜王との七番勝負です。挑戦者決定戦が終わったばかりですが、ご自身で七番勝負はどういうところがポイントになりそうと思いますか。

羽生「2日制ですし、序盤でリードされると苦しいと思うので、作戦面でも準備しておくことが大事になると思います」

――番勝負前に50歳を迎えます。過去のご自身と50歳になってからのご自身のイメージの差や変わってきたことはありますか。

羽生「誕生日まではもう少しありますが、50代になってもタイトル戦に出られたのは、棋士として非常に名誉だと思っています。ただ、それに満足するのではなく、励みにして、前に進んでいけたらと思っています」

――タイトルホルダーは最年長は渡辺明名人が36歳。ご自身よりも一回り以下の世代がすべてのタイトルを持っています。ご自身も羽生世代という世代を形成しましたが、世代間にご自身で思うことはありますか。

羽生「30代や20代以下でも強い人はたくさんいますし、同年代でも久保さんが王座に挑戦しています。同年代も変わらずに活躍しているので、世代にこだわずに目の前の一局を一生懸命やっていくということでしょうか。

――若い世代の代表格で藤井聡太二冠がいて、過去のご自身のフィーバーに近い人気があると思います。新しい世代の活躍が刺激になった部分はありますか。

羽生「刺激というか、藤井さんは二冠ですから、大きな実績を残されているわけですし、日々の対局や棋譜を見て、参考にしたり勉強したりというところです」

――2年ぶりのタイトル戦です。それまでは毎年タイトル戦に出るのが日常生活のような状況だったと思います。タイトル戦に出ない期間というのは、以前とリズムが変わったと思うのですが、どのように対局に準備しましたか。

羽生「移動が少なくなって、体調面では少し楽になったのはあります。本当の真剣勝負というか、大舞台での対局はなかったので、その辺はどうなるのかなというのは、やってみないと分からないと思っています。生活はここ1、2年は変わったと思います」

――将棋の向き合い方や対局の準備でここ1、2年で工夫されたのでしょうか。

羽生「課題というか、考えないといけないことが多くありすぎて、最近の将棋を理解しているかどうかわからないですが、自分なりに少しずつそういうところを後れを取らないように考えています」

――100期という節目は、羽生九段にとってどのようにありますか。

羽生「タイトル戦に出ないとどうにもならないですし、最近はその機会すらずっとなかったので、考えることもなかったというのが実感です。ただ、非常に大きな記録がかかるシリーズですので、その舞台にふさわしい将棋を指したいなと思っています」

――応援するファンや50代の方からの視線が送られるタイトル戦になると思います。その思いをうかがえますか。

羽生「将棋は幅広い年代というか、世代でできる競技ではあるので、50代であれば50代なりの将棋を指せていければいいなと思っています。それがどういうものになるのかというのは、これからの課題になると思います」

――失冠して九段を名乗ってから2年間のチャレンジは、それまでタイトルを持っていた日々とは違う意義というか、位置づけですか。

羽生「なかなかタイトル戦に近づくのは難しかったですし、いまは強い人がたくさんいるので、一局一局を一生懸命にやっていたということですね。タイトル戦にすごく出ていた時期は、1年もたつとだいぶ忘れてしまって、目の前の課題に集中していくというところでした」

――22日から王将戦のリーグも始まります。初戦は藤井聡太二冠です。意気込みをお聞かせください。

羽生「王将リーグも来週から開幕で、11月の終わりぐらいにリーグ最終戦です。間隔が詰まってやっていきますので、気力を充実させていきたいと思っています」

――竜王戦七番勝負に向けての意気込みをお願いいたします。

羽生「私にとっても久しぶりのタイトル戦ですので、張り切って臨みたいと思っています。ファンの皆さんに楽しんでもらえるな将棋を指せるように力いっぱいやりますので、よろしくお願いいたします」

情報源:竜王戦中継plus : 記者会見


七番勝負の日程

豊島将之竜王と羽生善治九段で争われる第33期竜王戦七番勝負は、下記の日程で行われます。

<第1局> 10月9、10日(金、土) 東京都渋谷区「セルリアンタワー能楽堂」
<第2局> 10月22、23日(木、金) 愛知県名古屋市「亀岳林 万松寺」
<第3局> 11月7、8日(土、日) 京都府京都市「仁和寺」
<第4局> 11月12、13日(木、金) 福島県福島市「吉川屋」
<第5局> 11月26、27日(木、金) 鹿児島県指宿市「指宿白水館」
<第6局> 12月5、6日(土、日) 神奈川県箱根町「ホテル花月園」
<第7局> 12月16、17日(水、木) 山形県天童市「ほほえみの宿 滝の湯」

情報源:竜王戦中継plus : 七番勝負の日程


挑戦者決定三番勝負

情報源:第33期竜王戦 決勝トーナメント・七番勝負




羽生善治九段 vs △丸山忠久九段(棋譜を見る棋譜DB

95手 6三銀~99手 7一竜まで

99手 7一竜まで、▲羽生九段 の勝ち、挑戦権獲得



  



羽生九段、段位でのタイトル挑戦は初タイトル獲得後初。
今まではタイトルホルダーとしてのタイトル挑戦だったからな。