藤井聡太七段、最終盤で大逆転!木村一基王位に2連勝 最年少タイトルへまた前進/将棋・王位戦七番勝負

藤井聡太七段、最終盤で大逆転!木村一基王位に2連勝 最年少タイトルへまた前進/将棋・王位戦七番勝負 | ABEMA TIMES

144手 6五玉まで、△藤井聡七段 の勝ち


2020.07.14 20:05

将棋の王位戦七番勝負第2局が7月13、14日、北海道札幌市「ホテルエミシア札幌」で行われ、挑戦者の藤井聡太七段(17)が現タイトル保持者の木村一基王位(47)に勝利、今シリーズ2連勝を飾った。中盤、終盤と押され気味だったが、持ち時間がほとんどなくなった最終盤に必死の粘りを見せると、長時間の対局でも力を発揮する木村王位を大逆転。最年少でのタイトル獲得に向けて、大きな1勝を手にした。

追い詰められた状態で、天才棋士が驚異的な粘りを発揮した。2日目の昼食休憩ぐらいまで、かなりのスローペースで進行した対局はほぼ互角。だが、中盤から終盤にかけてじりじりと差を広げられると、持ち時間でも一時は1時間以上のリードを奪われた。それでも諦めずに必死に勝負手を繰り出し続けると、粘りにも特徴がある木村王位をついに逆転。優勢になってからは1分将棋の中でも鋭い連発し、大逆転での勝利をもぎ取った。

若さと勢いで攻め切った第1局から一転、がっぷり四つで組み合った濃密な一局。両者、各8時間の持ち時間を全て使い切り、1分将棋にまでもつれ込んだ大熱戦。最後の最後で、天才棋士と呼ばれる理由の一つである集中力をフルに発揮したことが、勝利の道へとつながった。

対局後、取材に応じた藤井七段は、序盤について「動いていったんですけど、うまく対応されて苦しくなってしまった気がします。常に厳しく攻められていました」と振り返ると、逆転した最終盤については「開き直って踏み込んだという形なので、最後までわからなかったです」と激闘だったと語った。

藤井七段は王位戦、同時期に挑戦しているヒューリック杯棋聖戦どちらのタイトルでも獲得に成功すれば、最年少タイトル記録(18歳6カ月)の更新が可能。特に棋聖戦は、一気に獲得に王手をかけたこともあり、将棋ファン・関係者のテンションも急上昇した。中1日に置いて、16日には棋聖戦五番勝負第4局。快挙達成となるか注目が集まるところだ。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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2020年7月14日 23時07分

対局を振り返る藤井聡太七段(左)と木村一基王位(2020年7月14日、札幌市厚別区、日本将棋連盟提供)
対局を振り返る藤井聡太七段(左)と木村一基王位(2020年7月14日、札幌市厚別区、日本将棋連盟提供)

将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(17)が14日、第61期王位戦七番勝負(新聞三社連合主催)の第2局で木村一基王位(47)に144手で逆転勝ちし、対戦成績を2勝0敗とした。中盤でリードを奪った木村王位が勝ちパターンに持ち込んだが、藤井七段が終盤の粘りで形勢をひっくり返した。史上最年少での初タイトル獲得に向けて、大きな1勝となった。

王位戦は持ち時間各8時間の2日制。第2局は13日から札幌市で指された。木村王位が得意戦法の「相懸かり」を採用。1日目はスローペースで進み、40手しか進まなかった。藤井七段が初めてとなる「封じ手」をして、1日目を終えた。

2日目は藤井七段が封じた40手目△8六歩で幕を開けた。中盤で藤井七段が攻めたが、その切っ先を見切った木村王位がうまく反撃してペースをつかみ、終盤に突入した。

持ち時間を30分以上残していた木村王位は、満を持して藤井七段の玉に迫る。しかし、残り10分を切ってからの藤井七段の指し手がしぶとかった。玉の守備力が弱体化する中で自陣に打った香車が逆襲をにらんだ攻防兼備の一着で、攻守が逆転した。最後は木村王位の追撃をかわして勝利を収めた。

対局後、藤井七段は「苦しい展開だった。(中盤で)収拾がつかなくなった」と振り返った。しかし、終盤で相手の攻めが一段落した場面については、「こちらに手番が渡ったという意味では、(勝負の)あやがでてきたのかなと」と語り、好機到来を感じていたことをうかがわせた。「最後、開き直って踏み込んだ感じだった。最後までわからなかった」と語った。

対局を振り返る木村一基王位(中央左)と藤井聡太七段(中央右)=2020年7月14日、札幌市厚別区、日本将棋連盟提供
対局を振り返る木村一基王位(中央左)と藤井聡太七段(中央右)=2020年7月14日、札幌市厚別区、日本将棋連盟提供

木村王位は「(中盤、相手の)金が遊んでいるので流れはいいのかなと思っていましたが、1手間違えると攻めこまれたり飛車を取られたりする(展開だった)」と慎重な姿勢だったことを明かした。ただ、終盤については「(相手の玉を)寄せ損ねていますね。最後、わからなかった。逃しているのか逆転しているのか。チャンスがあったと思いますけど……」。対局を振り返る「感想戦」で自らのミスに気づいて「そっか」とつぶやき、無念の表情を見せた。

「ABEMA」のネット中継で解説を務めた戸辺誠七段(33)は取材に対し、「相手の攻めを引っ張り込んでリードを奪う木村王位の指し手がさえ渡っていた。木村王位の勝ちパターンだった」と指摘。「そこから逆転した藤井七段はすごい。相手に決め手を与えない、藤井七段の粘り強さが見事だった」とたたえた。

藤井七段は終盤の鋭さで知られるが、普段の対局では中盤で優位を築いてそのまま押し切ることが多い。戸辺七段は「『1手間違えたら逆転するぞ』と、相手にプレッシャーをかける手を続け、土俵際で体を入れ替えた。藤井七段の新たな一面を見た」と話す。

王位戦第3局は8月4、5日に神戸市で指される。藤井七段は「今日の対局を第3局に生かしたい」と語った。16日に第4局がある棋聖戦五番勝負でも2勝1敗と先行しており、初タイトル獲得のみならず「二冠」となる可能性を秘める。

木村王位は昨年、開幕2連敗スタートから巻き返し、史上最年長で初タイトルを獲得した。「(第3局も)一生懸命、頑張りたい」と述べた。(村瀬信也)

情報源:藤井聡太七段、逆転2勝目「開き直った」 将棋・王位戦(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:藤井聡太七段、逆転2勝目「開き直った」 将棋・王位戦:朝日新聞デジタル


2020年7月14日 19時40分

将棋の藤井聡太七段(17)が木村一基王位(47)に挑戦する第61期王位戦7番勝負第2局が13、14日の両日、北海道札幌市のホテルエミシア札幌で指され、後手の藤井七段が木村王位に勝ち、開幕から2連勝。王位奪取まであと2勝とした。

史上最年少タイトル挑戦者が、史上最年長初タイトル獲得者に挑む30歳差対決の第2ラウンド。藤井七段は13日の1日目の最後に自らの手番で「封じ手」を初経験。その40手目の△8六歩から対局の2日目が始まり、昼食休憩直後の木村王位の手番でも53手目というスローペースで、じっくりとした展開だったが、木村王位の強気の受けと、持ち時間に苦しめられながらも、不利な形勢を逆転。持ち味の終盤力を生かした。

第3局は8月4、5日、兵庫県神戸市の「中の坊瑞苑」で行われるが、藤井七段は今月16日に大阪・関西将棋会館で指される第91期杯棋聖戦5番勝負第4局で、渡辺明棋聖(36)=棋王、王将=に勝てば、史上最年少タイトル奪取。21日の第5局(東京・将棋会館)までもつれても、渡辺棋聖を倒せば、「藤井棋聖」として木村王位に挑むことになる。

情報源:藤井聡太七段が王位戦7番勝負で開幕2連勝! 戴冠へあと2勝(スポーツ報知) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:藤井聡太七段が王位戦7番勝負で開幕2連勝! 戴冠へあと2勝 : スポーツ報知


2020年7月14日19時45分

将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(17)が初防衛を目指す木村一基王位(47)に先勝した、第61期王位戦7番勝負第2局が14日、札幌市「ホテルエミシア札幌」で行われた。13日からの2日制で始まった対局はこの日、後手藤井が勝利。2連勝した。明日16日に控えた、渡辺明棋聖(36)との棋聖戦5番勝負第4局(大阪市「関西将棋会館」)での最年少タイトル獲得に弾みを付けた。

◇  ◇  ◇

苦しい対局で、藤井が大きな2勝目をもぎ取った。初日から先手木村が相掛かりのスローペースに持ち込み、自陣を整備する「千駄ケ谷の受け師」ぶりを発揮する。しかも局面は1手のミスで大きく形勢が傾く。そんな綱渡りのような展開で、各8時間の持ち時間もどんどん削られた。

2日目の午後5時の段階で、木村が1時間16分もあったのに対し、藤井は20分。前局の棋聖戦5番勝負第3局の渡辺戦で敗れた時と同様に、相手よりも先に時間を使わされるなか、非常手段に出る。後手2四香。必死の防戦から逆転への糸口を探り出した。

初日の封じ手場面でも、先輩棋士に「一日の長」を見せつけられた。初めて体験した封じ手。用紙の入った封筒の署名を忘れ、木村に指摘を受けた。立会人の深浦康市九段(48)からは封筒を差し出す向きも指導された。2日制7番勝負初登場の初々しさを見せたのは、この場面だけだった。

開幕局、初めての2日制でペース配分という課題も感じた。「初めてで分からないところが、経験できて分かった」と話していた。盤に向かえば、ここ一番での集中力を発揮した。木村優位との評判だった最終盤になって、局面をひっくり返した。

19年度まで、史上初の3期連続勝率8割超えを誇る。収録日と放送日の異なるテレビ棋戦を除けば、連敗は17年8月棋王戦の豊島将之八段戦と9月加古川青流戦の井出隼平四段戦、18年9月棋王戦の菅井竜也王位戦と王位戦予選の山崎隆之八段戦(肩書、段位は当時)しかない。そんな勝負強さを30歳年上の「将棋の強いおじさん」に見せつけた。

15日には札幌から大阪へ移動し、16日の棋聖戦第4局に備える。四段デビュー時、扇子には「大志」と揮毫(きごう)した。明治時代、札幌農学校に招かれたクラーク博士が発した「少年よ、大志を抱け」の名言の一部だ。七段扇子には「飛翔」と書いている。まさに北の大地からタイトル獲得という大志を抱いて、飛翔する。 【赤塚辰浩】

【王位戦7番勝負第3局以降の日程】

◆第3局 8月4、5日、神戸市「中の坊瑞苑」

◆第4局 8月19、20日、福岡市「大濠公園能楽堂」

◆第5局 8月31日、9月1日、徳島市「渭水苑」

◆第6局 9月14、15日、神奈川県秦野市「元湯 陣屋」

◆第7局 9月28、29日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」

情報源:藤井七段が大逆転!王位戦連勝、16日棋聖戦へ弾み(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:藤井七段が大逆転!王位戦連勝、16日棋聖戦へ弾み – 社会 : 日刊スポーツ


2020年7月14日 19:40

木村一基王位(47)に藤井聡太七段(17)が挑む将棋の第61期王位戦7番勝負第2局は14日、札幌市のホテルエミシア札幌で第2日を行い、第1局を先勝した藤井が144手で連勝し、2勝0敗とした。藤井は16日に最年少タイトル獲得を懸けて棋聖戦第4局(大阪市・関西将棋会館)で渡辺明棋聖(36)と対局する。

前日の第1日に初の封じ手を体験した藤井。第2日は正立会人の深浦康市九段が封じ手を開封して読み上げ、対局が始まった。

第1局とは対照的なスローペース。昼食休憩が終わった午後1時30分に対局再開。形勢は互角だったが、徐々に木村が優位な展開に。持ち時間を先に減らしていった藤井は苦しい将棋で佳境へ。

だが、劣勢で迎えた終盤戦。木村の王手攻勢に耐え続ける藤井は、木村が寄せきれない一瞬のスキを見逃さず土壇場で逆転勝利を飾った。

王位戦の第3局は8月4、5日に神戸市・中の坊瑞苑で行われる。

▼王位戦第1局VTR 愛知県豊橋市のホテルアークリッシュ豊橋で7月1、2日に開催。初日、先手・藤井は角換わりから昼休憩を合わせ実質150分の長考。その後も自己最長の96分など、たっぷり時間を使った。2日目は藤井の連続攻撃に、木村が絶妙の受けで対抗。一手誤れば逆転のギリギリの局面が続き、藤井が95手で先勝。

情報源:藤井聡太七段が劇的大逆転!王位戦で連勝 16日棋聖戦、最年少タイトルへ弾み(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:藤井聡太七段が劇的大逆転!王位戦で連勝 16日棋聖戦、最年少タイトルへ弾み― スポニチ Sponichi Annex 芸能


2020年7月14日 19時43分

最年少タイトル獲得を目指す藤井聡太七段(17)が、最年長タイトル獲得記録を昨年樹立した木村一基王位(47)に挑む将棋の第61期王位戦七番勝負(中日新聞、東京新聞主催)第2局は14日、札幌市厚別区のホテルエミシア札幌で指し継がれ、藤井七段が145手で勝利し、2連勝とした。第3局は8月4、5日、神戸市の有馬温泉・中の坊瑞苑で指される。

後手番でブレーク(タイトル戦の後手番で勝つこと)して優位に立ちたい藤井七段だが、木村王位は「百折不撓(ふとう)」を体現する希代の勝負師。将棋史に刻まれる「最年長VS最年少シリーズ」は、両者が土俵中央でがっぷり四つに組む形となった。

盤上は木村王位がエース戦法の「相掛かり」を採用すると、局面は26手目に早くも未知の領域に突入した。木村王位が角道を開けていないのを見て、藤井七段が相手の飛車に当てながら角を4四に上げたのが、ドラマの始まりだった。互いの構想力が問われるなか、2日目は藤井七段の封じ手が読み上げられてスタートした。互角のまま午後に入ったが、歩損の藤井七段は終始、やや忙しい展開。ここで木村王位が受けの妙手を放ってペースを握ると、形勢は木村王位優位に傾いたが、ともに1分将棋となった最終盤に藤井七段が逆転した。

情報源:藤井マジックだ!!藤井聡太七段が2連勝…王位戦第2局 形勢不利だった最終盤に木村王位を大逆転(中日スポーツ) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:藤井マジックだ!!藤井聡太七段が2連勝…王位戦第2局 形勢不利だった最終盤に木村王位を大逆転:中日スポーツ・東京中日スポーツ


2020年7月14日 20時54分

大逆転劇だった―。最年少タイトル獲得を目指す藤井聡太七段(17)が、最年長タイトル獲得記録を昨年樹立した木村一基王位(47)に挑む将棋の第61期王位戦七番勝負(中日新聞、東京新聞主催)第2局は14日、札幌市厚別区のホテルエミシア札幌で指し継がれ、藤井七段が144手で制して開幕2連勝とした。第3局は8月4、5日、神戸市の有馬温泉・中の坊瑞苑で指される。
劇的な幕切れが待っていた。午後7時40分「負けました」と投了を告げた木村王位。そのぼうぜんとした表情、宙をさまよう視線が、すべてを物語っていた。一方、大逆転勝利を収めた藤井七段は対照的に、冷静さを崩さなかった。

大苦戦に陥った将棋を「途中、かなり苦しくしてしまった。最後は開き直って踏み込んだ」と振り返った藤井七段。第3局への抱負を聞かれ「きょうの将棋を反省して第3局に生かしたい」と言葉を継いだ。大優勢の将棋を落とした木村王位は「寄せ損なった。チャンスはあったと思うが」と唇をかんだ。

シリーズの行方を占う上で大きな意味を持つ一戦だった。後手番でブレーク(タイトル戦の後手番で勝つこと)できたのは大きく、将棋史に刻まれる「最年長VS最年少シリーズ」は、天才少年が一歩リードした。とはいえ、木村王位は「百折不撓(ふとう)」を体現する希代の勝負師。戦いはここから佳境に入る。

盤上は木村王位がエース戦法の「相掛かり」を採用すると、局面は26手目に早くも未知の領域に突入した。

木村王位が角道を開けていないのを見て、藤井七段が相手の飛車に当てながら角を4四に上げたのが、ドラマの始まりだった。互いの構想力が問われるなか、2日目は藤井七段の封じ手が読み上げられてスタートした。

形勢は歩損の藤井七段が終始忙しく、攻めさせられる展開に。ここで木村王位が受けの妙手を放ってペースを握ると、形勢は大きく傾いた。ところが、ここから藤井七段が渾身(こんしん)の勝負手を連発すると、局面はもつれだし、最後に思わぬドラマが繰り広げられた。両者とも8時間の持ち時間を使い切り、1分将棋となる大熱戦だった。

過密日程に加え、初の2日制対局となった第1局は、さすがに2日目に疲れを感じたという。12日の前日会見では「自分なりに集中力を保てるかが課題。分かってきたこともあるので、ペース配分をしたい」と語っていた高校生棋士。その言葉通り、集中力を切らさなかったからこその逆転劇だった。一回り成長した姿を見せてくれた。

ダブルタイトル挑戦となっている藤井七段。渡辺明棋聖(36)=棋王・王将と合わせ3冠=に対し2勝1敗と初戴冠に王手をかけている第91期棋聖戦か、この王位戦のいずれかを制すれば、屋敷伸之九段(48)が持つ最年少タイトル獲得記録18歳6カ月を上回る。

情報源:木村王位ぼうぜん…藤井聡太七段「途中、かなり苦しく。最後は開き直って踏み込んだ」後手番で大逆転(中日スポーツ) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:木村王位ぼうぜん…藤井聡太七段「途中、かなり苦しく。最後は開き直って踏み込んだ」後手番で大逆転:中日スポーツ・東京中日スポーツ


2020/07/14 22:05

将棋の木村一基王位(47)に藤井聡太七段(17)が挑戦している第61期王位戦(北海道新聞社主催)の7番勝負第2局が14日、札幌市厚別区の「ホテルエミシア札幌」で指し継がれ、午後7時40分、144手までで後手番の藤井七段が勝ち、2連勝で初タイトル獲得に向け前進した。

持ち時間各8時間のうち、残りは藤井、木村ともに1分。第3局は8月4、5の両日、神戸市の「中の坊瑞苑」で指される。

木村の得意の相掛かりの戦型となった第2局。2日目は藤井にとって初体験となる封じ手「8六歩」(40手目)で再開した。

藤井は飛車を大きく展開し9五飛(58手目)から9六飛(60手目)と仕掛けた。これに対し、「受け師」の異名を取る木村に2九飛(63手目)と好手を放たれ、不利な局面が続いた。

しかし、決め手を与えなかったことが木村の焦りを誘う。互いに持ち時間が少なくなる中、木村が指した1一竜(121手)に乗じ、5三香(122手)と攻勢に転じ、その後は得意の終盤力を発揮して、逆転勝利をものにした。

副立会人の野月浩貴八段(47)=札幌出身=は「木村王位は一度は勝勢を築いたが、決め手がなかった。藤井七段に決定的なポイントがあったわけではないが、辛抱強く指したことが勝利につながった」と話した。(原田隆幸、石井昇)

情報あ源:藤井、粘りの逆転勝ち 初タイトルに前進 王位戦第2局:北海道新聞 どうしん電子版


藤井七段が2連勝

藤井七段が際どい終盤戦を制し、開幕から2連勝としました。終局時刻は19時40分。消費時間は両者7時間59分。第3局は8月4・5日(火・水)、兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」で行われます。

情報源:王位戦中継Blog : 藤井七段が2連勝


終局直後

(終局直後、主催紙のインタビューに応じる両対局者)

-- 本局は後手番で木村王位の相掛かりを受ける展開になりました。先手に▲2七飛と引かれたあたりの感想は?

藤井 △4四角(26手目)に▲2七飛と引かれて、本譜は動いていったのですが、うまく対応されて、苦しくなった気がしました。

-- △9六飛と浮いたあたりは。

藤井 苦しい展開なのかなと。

-- ▲2九飛にだいぶ考えられていましたが、形勢判断は。

藤井 ちょっと収拾がつかなくなってしまったのかなと。

-- △5三香から△2六角と攻防手を繰り出していきましたが。

藤井 常に苦しかったのですが、先手を取れて、少しアヤができたのかなと思いました。

-- 手ごたえを感じたのは。

藤井 開き直って指したのですが、最後までわからなかったです。

-- 今回は初の封じ手となったわけですが。

藤井 いい経験ができたかなと思います。

-- これからも重要な対局が続きますが体力面は。

藤井 対局が続きますが、いい体調で迎えられるように調整したいと思います。

-- 王位戦第3局に向けての抱負をお願いします。

藤井 今日の将棋を反省して、また第3局にいかしたいと思います。

-- ▲2七飛のあたりの構想は?

木村 あまりいいとは思いませんでした。右辺の銀と桂が、思うようにいかしにくい形が続いたので、失敗したかなと感じていました。

-- ▲8六角と強く受けたあたりは。

木村 △9六飛は我慢している手という印象だったので、(こちらも)もうちょっと我慢を続けたほうが、よかったのかなと。難しいところでしたね。ただ互角ぐらいの流れかなと思っていました。

-- ▲2九飛と引いた手ごたえは。

木村 流れはいいのかと思っていましたが、常に一手間違えると、攻め込まれたりとか、飛車を取られたりとか、そういった変化が多かったので、プレッシャーを掛けられていました。

-- ▲4二銀から鋭い寄せと控室では見られていましたが。

木村 ちょっと明快さに欠けたのかなと。

-- 挑戦者に△5三香から△2六角と迫られたあたりは。

木村 最後、何かあったかもしれないですが、逃しているのか。チャンスはあったと思いますが。

-- 第3局に向けて、抱負を。

木村 一生懸命、精一杯頑張ります。

情報源:王位戦中継Blog : 終局直後


木村一基王位に藤井聡太七段が挑戦する第61期王位戦七番勝負第2局が、7月13・14日(月・火)に、北海道札幌市「ホテルエミシア札幌」にて行われ、藤井七段が144手で木村王位に勝ちました。

藤井七段が2勝目を挙げ、藤井七段の2連勝となりました。

第3局は、8月4・5日(火・水)に兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」にて行われます。

第61期王位戦七番勝負の模様は、ABEMA王位戦中継サイト日本将棋連盟ライブ中継にてご覧いただけます。

情報源:藤井聡太七段が木村一基王位を破り、2連勝 第61期王位戦七番勝負第2局|将棋ニュース|日本将棋連盟


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木村一基王位  vs △藤井聡太七段(棋譜DB棋譜を見る

144手 6五玉まで、△藤井聡七段 の勝ち




 



あそこから逆転するか・・・