127手 5八銀打まで、▲藤井聡七段 の勝ち、挑戦権獲得
2020年6月23日 20時02分
将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(17)が23日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた第61期王位戦(新聞三社連合主催)の挑戦者決定戦で永瀬拓矢二冠(27)に勝ち、木村一基王位(47)への挑戦権を獲得した。現在進行中の第91期棋聖戦に続く2回目のタイトル挑戦で、二つのタイトル戦を同時に戦うことになった。木村王位との七番勝負は7月1日に開幕する。
王位戦は将棋界の8タイトル戦の一つ。藤井七段は今期、紅白2組の挑戦者決定リーグのうち、羽生善治九段(49)らがいる白組で5戦全勝して優勝。紅組の全勝者である永瀬二冠と挑戦権をかけて対戦した。
23日午前10時に始まった対局は両者得意の角換わりの戦型になり、藤井七段が激戦を制した。永瀬二冠には4日の棋聖戦挑戦者決定戦でも勝っており、叡王(えいおう)と王座のタイトルを保持するトップ棋士に公式戦で2連勝した。
藤井七段は8日に開幕した棋聖戦五番勝負で渡辺明棋聖(36)=棋王、王将とあわせ三冠=に挑戦し、第1局を制した。この日、屋敷伸之九段(48)が1989年に作ったタイトル挑戦の最年少記録を更新した。棋聖戦と王位戦のいずれかを制すれば、1990年に屋敷九段が作ったタイトル獲得の最年少記録(18歳6カ月)も更新することになる。昨年、史上最年長で初タイトルを獲得して話題になった木村王位との七番勝負も注目される。(村上耕司)
情報源:藤井七段、王位戦も挑戦権 棋聖戦と同時にタイトル戦(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:藤井七段、王位戦も挑戦権 棋聖戦と同時にタイトル戦:朝日新聞デジタル
2020年6月23日 22時42分
第61期王位戦七番勝負で木村一基王位(47)への挑戦権を獲得した藤井聡太七段(17)は、23日の対局終了後、記者会見に応じた。一問一答は以下の通り。
――王位戦で挑戦するまでを振り返って。
王位戦は過去2回はリーグに入ることができなかったので、リーグ入りを目標にやっていた。王位リーグでは苦しい将棋も多かったですけど、粘って指したのが結果につながったのかなと思っています。
――木村王位の棋風をどう見るか。
木村王位は力強い受けに非常に特徴があると思っています。
――ステイホームの期間中、普段と違う将棋の勉強をしたか。
特に今までとやり方を変えたということはなかったんですけど、時間があった分、じっくり取り組めたかなと思っています。
――王位戦七番勝負は持ち時間8時間の対局になる。
2日制の対局は初めて。慣れないこともあると思いますが、持ち時間8時間でじっくり考えて指せるのは楽しみ。
――ダブルタイトル戦になる。
今後も対局が続くことになる。どの対局もいい状態で臨めるようにしたいと思います。
――地方での対局が多くなる。
今回七番勝負で初めて訪れる場所もあると思うので、楽しみにしています。
――木村王位は今日誕生日を迎えたので、30歳差のタイトル戦になる。
年齢に関係なく楽しめるところが将棋のいいところの一つと思っています。年は離れていますが、盤上では全力でぶつかっていきたい。
――木村王位は昨年、史上最年長で初タイトルを獲得した。
昨年の王位戦、素晴らしい戦いでした。自分としては全力でぶつかっていきたいと思っています。
――過密日程で大勝負ばかり。体調管理は何に気をつけているか。
対局が続くので、睡眠をしっかりとるようにと思っている。
――第1局は地元愛知県の豊橋市での対局になる。
王位戦は毎年第1局が愛知対局になっている。地元でタイトル戦を指せるのは格別の喜びがあります。
――ファンに向けて一言。
王位戦第1局は地元愛知県での対局になる。精いっぱい指して、いい将棋をお見せできれば。(村瀬信也)
情報源:藤井七段「木村王位の強さは」 挑戦権獲得直後の会見で:朝日新聞デジタル
村)王位戦の挑戦者決定戦は藤井聡太七段が永瀬拓矢二冠に勝ち、挑戦権を獲得しました。藤井七段は今月、棋聖戦で史上最年少でのタイトル挑戦を達成。昨年、史上最年長で初タイトルを獲得した木村一基王位に挑むことになります。両者は公式戦初対戦です。
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) June 23, 2020
村)藤井七段は「七番勝負もまた7月から始まるので体調をととのえていい将棋が指したい」「木村王位は力強い受けに特徴があるという印象です」と話しました。永瀬二冠は「力負けという印象があったので、追いつけるように勉強したい」。元々謙虚なコメントが多いとはいえ、脱帽しているようでした。
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) June 23, 2020
村)王位戦七番勝負で対戦する藤井聡太七段と木村一基王位。2人の歩みは対照的です。
・藤井七段
10歳 奨励会入会
13歳 三段
14歳 プロ入り
17歳 タイトル初挑戦
・木村王位
12歳 奨励会入会
17歳 三段
23歳 プロ入り
32歳 タイトル初挑戦
46歳 7回目のタイトル戦で、史上最年長での初タイトル獲得— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) June 23, 2020
村)「格別」という単語もとっさには出てこないなあ、と思いました→「地元でタイトル戦を指せるのは格別の喜びがあります」
藤井七段「木村王位の強さは」 挑戦権獲得直後の会見で:朝日新聞デジタル https://t.co/2cSOiS92ja— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) June 23, 2020
https://www.youtube.com/watch?v=bNoXTqecgtw&hd=1
▲藤井聡太七段 vs △永瀬拓矢二冠(棋譜中継)
127手 5八銀打まで、▲藤井聡七段 の勝ち、挑戦権獲得
https://www.youtube.com/watch?v=YPE9fanANl8&hd=1
永瀬大丈夫かね?