第91期ヒューリック杯棋聖戦 挑戦者決定戦
永瀬拓矢二冠 vs 藤井聡太七段
6/4 10時から対局開始
2020年6月3日 6時0分
将棋の高校生棋士・藤井聡太七段(17)が2日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた第91期棋聖戦決勝トーナメント準決勝で佐藤天彦九段(32)に先手の111手で勝利し、史上最年少タイトル挑戦に王手を掛けた。4日の挑戦者決定戦で永瀬拓矢2冠(27)=叡王、王座=に勝利すると31年ぶりに新記録を樹立する。
勝利した後に臨んだ棋界初のリモート会見。マスク姿のままモニター越しに語る藤井の声は、いつもと変わらず淡々としていた。「本当にしばらく公式戦がなかったので対局できることをありがたく感じました。大変な状況ではありますけど、良い将棋を指すことが自分の務めだと思っています」。勝負こそが棋士の存在意義。原点を再確認した。
緊急事態宣言による遠征対局の延期により、実に53日ぶりとなった公式戦。一昨年度まで名人を3連覇した佐藤を一手の緩みもなく圧倒した。「激しい変化の多い将棋になりましたが、手厚く指せました」。実戦から遠ざかっていたとは思えない完勝譜でブランクどころか進化を表現した。
従来の最年少記録は屋敷伸之現九段(48)が1989年度の棋聖挑戦時の17歳10か月24日。藤井は8日時点で17歳10か月20日のため、わずかに更新する。中1日で激突する永瀬は、普段からVS(練習将棋)で交流がある。「強さは十分に分かっていますので、自分がしっかりとした将棋を」。挑戦が懸かるのは昨年11月に王将リーグ最終局で広瀬章人八段(33)に大逆転負けを喫して以来2度目。再びの大一番を勝利で飾れば、8日に開幕する5番勝負で渡辺明棋聖(36)=棋王、王将=に挑むことになる。
逆に言えば、敗れれば二度と達成できない記録を失う一局。「そういったこと(挑戦)は意識せず、盤上に集中して指したい」。ラストチャンスを常に手中にしてきた天才少年が再び最後の好機に挑む。(北野 新太)
情報源:藤井聡太七段 53日ぶり対局に完勝!最年少タイトル挑戦へ王手(スポーツ報知) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:藤井聡太七段 53日ぶり対局に完勝!最年少タイトル挑戦へ王手 : スポーツ報知
決勝トーナメント
情報源:第91期棋聖戦決勝トーナメント
藤井聡太七段 53日ぶり対局に完勝!最年少タイトル挑戦へ王手 https://t.co/hZmsByQCWC #芸能ニュース #芸能 #ニュース
— スポーツ報知 (@SportsHochi) June 2, 2020
永瀬拓矢二冠 vs 藤井聡太七段
永瀬二冠の振り歩先
挑戦権を得るのはどっちだ?