佐藤天彦九段 vs 稲葉陽八段
佐藤天彦九段のの2連勝でチーム天彦に+2ポイント(6)
2020.05.03 09:11
将棋の超早指し団体戦「第3回AbemaTVトーナメント」の予選Bリーグ、チーム天彦VSチーム稲葉が5月2日に放送され、大将戦で佐藤天彦九段(32)が、稲葉陽八段(31)との三番勝負で2連勝、+2ポイントを獲得した。先鋒の阿部光瑠六段(25)、中堅の斎藤慎太郎八段(27)も2連勝、チームは無傷の6連勝。トップ棋士が集う戦いで「完全勝利」を成し遂げ、一気に決勝トーナメント進出に近づいた。
普段の穏やか、朗らかな素振りから、超早指しという局地戦では“貴族”と呼ばれる佐藤九段も荒ぶった。鋭い指し手とともに、チェスクロックを止める様子もかなり力が入り、この戦いに限っては“ワイルド貴族”に変貌。解説していた深浦康市九段(48)も「指し手は荒々しいですね」と注目するほどだった。
チームメイトが4連勝でつないできた大将戦、稲葉八段とは名人戦七番勝負でも戦ったことがあるほどの好カードになった。第1局は角換わりから進んだが、中盤はかなり劣勢に。苦しい中でもリーダーの責任からか、勝負手を繰り返すと苦境をついに打開。「負け一歩手前までいったと思いますが、なんとか結果はついてきた」と、大きな白星をつかんだ。
続く2局目も、貴族のテンションはさらに上がった。深浦九段が「天彦さん、顔が真っ赤ですよ」というように、相掛かりの出だしから進んだ対局にも全ての集中力を注ぎ込んだ。壮絶な叩き合いになると、決着は225手の長手数。「全体的に勝ち運がある。最後はたまたま勝てた」という大熱戦をもぎ取り、チームの完全勝利を成し遂げた。
実はこのチーム、佐藤九段がドラフト会議で2回連続指名が重複、くじをはずしたことで生まれたという変わり種。物腰の柔らかい3人が揃ったことで、大会前にはそれほど大きな注目を集めていなかったが、この衝撃の6連勝で一躍、優勝候補の一角に名乗りを上げてきた。
◆第3回AbemaTVトーナメント
持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行い、1回の対戦は三番勝負。3人1組の12チームが、3チームずつ4つのリーグに分かれて総当たり戦を実施。1対局につき1勝を1ポイント、1敗を-1ポイントとし、トータルポイントの多い上位2チーム、計8チームが決勝トーナメントに進出する。優勝賞金1000万円。
◆出場チーム&リーダー
豊島将之竜王・名人、渡辺明三冠、永瀬拓矢二冠、木村一基王位、佐藤康光九段、三浦弘行九段、久保利明九段、佐藤天彦九段、広瀬章人八段、糸谷哲郎八段、稲葉陽八段、Abemaドリームチーム(羽生善治九段)
(ABEMA/将棋チャンネル)
情報源:チーム天彦、完全勝利!開幕戦から衝撃の6連勝 顔面紅潮の荒ぶる貴族も「すごく望外」/将棋・AbemaTVトーナメント(AbemaTIMES) – Yahoo!ニュース(コメント)
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大将戦 第1局 ▲稲葉陽八段 vs △佐藤天彦九段
佐藤天九段の振り歩先、と金が4枚で稲葉八段の先手
初手は、▲稲葉八段 2六歩、△佐藤天九段 8四歩
126手 6九角打まで、△佐藤天九段 の勝ち
大将戦 第2局 ▲佐藤天彦九段 vs △稲葉陽八段
佐藤天九段の先手
初手は、▲佐藤天九段 2六歩、△稲葉八段 8四歩
対局結果
チーム天彦
チーム稲葉
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