ふむ・・・
2020年4月4日 20:30
「第3回AbemaTVトーナメント」のキービジュアル 将棋界初、棋士が棋士を選びチームが結成される「第3回AbemaTVトーナメント」のドラフト会議が4日、インターネットテレビ局「AbemaTV」で放送された。選択会議収録後、チームリーダーを務めるトップ棋士12人が取材に応じ、棋界初のビッグイベントの“ウラ側”を語った。（その1）
◇藤井聡太七段獲得でドラフト大勝利！ 永瀬拓矢2冠チーム（藤井七段、増田康宏六段）
2回の抽選を引き当て、永瀬は“ドラフト大勝利”と言っても過言ではない。「藤井さんが取れたのは望外」と、同じ研究会で棋力向上に励む後輩獲得に満面の笑みがこぼれた。藤井には事前に指名を予告していたという。「10人くらいが指名すると思っていた」と、競合がわずか2チームだったことには意外な様子だ。チームのテーマを「レーティング重視」と掲げ、増田に対しても「実力重視なので申し分ない」と太鼓判を押す。チームで目指す頂はひとつ。若手有利と言われる早指し戦の王道を示す。
◇「僕は聡太くんと組むキャラじゃない」！？ 渡辺明王将チーム（近藤誠也七段、石井健太郎五段）
プロ野球・ヤクルトの大ファンである渡辺は、いつもは画面越しに見つめるドラフト会議を体験し「楽しかった～」と満足げだ。同門の所司和晴七段門下で単独指名を果たし、思惑通りのチーム編成。「だって僕は藤井聡太くんと組むキャラじゃないでしょ？どっちかというと戦った方がみんな面白いでしょう。同じチームというのは望まれていない気がする」と豪快に笑う。同門と言えど、普段は組することのない個人競技だけに「一緒に戦うことは初めて。良い結果が出れば所司一門のグッズを作ろうかな」と声を弾ませた。
◇「チームコンセプトは麻雀」 広瀬章人八段チーム（青嶋未来五段、黒沢怜生五段）
広瀬のチームコンセプトは単純明快、「麻雀好きな人」だった。2位指名の黒沢は佐藤天彦九段と競合の末、獲得。「正直（指名が）被ると思っていたけど、クジ引きを経験してみたかったんです」と照れ笑いを浮かべた。麻雀最強位のタイトル保持者・鈴木大介九段も“候補手”だったが「（ドリームチームの外れ1位指名は）想定外だった」という。それでも両名を「粘り強く最終盤に一発狙っている」と評し信頼を寄せる。「作戦会議は雀卓で」と他チームとは一風変わった着想から優勝を狙う。
▽第3回AbemaTVトーナメント 第1回、第2回は個人戦として開催。過去2度の大会は、いずれも藤井聡太七段が優勝した。持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算されるフィッシャールールを採用する。1回の対戦は三番勝負。第3回からはドラフトを経て構成された3人1組の12チームが、3チームずつ4つのリーグに分かれて総当たり戦を行う。1対局につき1勝を1ポイント（P）、1敗をマイナス1Pとし、合計Pの多い上位2チーム、計8チームが決勝トーナメントに進出する。優勝チームには賞金1000万円が贈られる。
▽出場チーム＆リーダー 豊島将之竜王・名人、渡辺明王将（棋王、棋聖との3冠）、永瀬拓矢二冠、木村一基王位、佐藤康光九段、三浦弘行九段、久保利明九段、佐藤天彦九段、広瀬章人八段、糸谷哲郎八段、稲葉陽八段、Abemaドリームチーム（チームリーダーは羽生善治九段）
情報源：将棋界初のドラフト会議開催、藤井七段は永瀬2冠が獲得！第3回AbemaTVトーナメント（スポニチアネックス） – Yahoo!ニュース（コメント）
情報源：将棋界初のドラフト会議開催、藤井七段は永瀬2冠が獲得！第3回AbemaTVトーナメント― スポニチ Sponichi Annex 芸能
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