99手 3三銀打まで、▲藤井聡七段 の勝ち
将棋の藤井聡太七段(17)が2月4日、順位戦C級1組9回戦で高野秀行六段(47)に99手で勝利した。これにより、藤井七段は今期無傷の9連勝で、最終10回戦を前にB級2組への昇級が確定。谷川浩司九段(57)が持つ最年少名人記録、21歳2カ月の更新に夢をつないだ。
あと一歩のところで逃したチャンスを、今期はしっかりとものにした。前期も8回戦まで連勝を続けていたが、9回戦で敗れたため、最終10回戦で勝利したものの9勝1敗で、わずかに昇級に届かなかった。今期は、勝敗が並んだ場合に優先される「順位」で36人中3位と有利な立場からスタートしたが、白星だけを連ねて2期かかっての昇級を掴み取った。最終10回戦で敗れても、順位によって上回ることが確定しての昇級決定だが、当然10戦全勝を手土産にして、ステップアップするつもりだ。対局後、報道陣の取材に応じると「前期は上がることができなかったので、今期上がることができてよかったと思います」とコメント。「今期これまで昇級を目指して戦ってきたんですけど、本局は普段どおり指そうと思っていました。師匠(杉本八段)には先に昇級されてしまったので、追いつけてよかったなと思います」と笑顔も見せていた。
8つあるタイトルのうち、いくら勝ち続けても1年ではタイトルに挑戦すらできないのが、この順位戦・名人戦。飛び級もなく、毎年1つずつしか階段が登れないシステムになっている。藤井七段が最年少名人になるためには、来期からB級2組、B級1組と対戦者のレベルも上がる中で1期抜けを果たし、さらにタイトルホルダー・経験者がずらりと揃うA級でも一発で挑戦権を獲得する必要がある。もちろんその七番勝負で、その時の名人に勝ち越さなければならない。過酷な道ではあるが、これまでも数々の大記録で関係者、ファンを驚かせてきた天才棋士だけに、ビッグタイトルでの偉業達成に向けて、再び期待も高まるところだ。
この勝利で、2019年度の成績も11連勝で41勝10敗、勝率は.804まで上昇。3年連続での勝率8割超えもキープした。タイトルでは王将戦、王位戦では挑戦者決定リーグに入り、一般棋戦でも朝日杯将棋オープン戦では羽生善治九段(49)以来、デビューからは史上初となる3連覇に向けて突き進んでいる。あと2カ月足らずで、高校生棋士としてもラストイヤーを迎える藤井七段。その成長曲線は、まだまだ右肩上がりだ。
◆藤井聡太七段が最年少名人になるには…
順位戦A級の優勝者と名人による七番勝負は、例年4月上旬から6月下旬にかけて開催。藤井七段は2002年7月19日生まれで、谷川九段が持つ21歳2カ月を更新するには、2023年4月(想定)からの七番勝負に、20歳8カ月で挑戦する必要がある。現在、17歳6カ月のため、残りはあと3年だが、順位戦は1年で1段階しか昇級できないため、B級2組、B級1組、A級と全て1期で勝ち抜くことが絶対条件だ。
(AbemaTV/将棋チャンネルより)
情報源:藤井聡太七段、無傷の9連勝でB級2組昇級決定!史上最年少名人への夢続く/将棋・順位戦C級1組(AbemaTIMES) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:藤井聡太七段、無傷の9連勝でB級2組昇級決定!史上最年少名人への夢続く/将棋・順位戦C級1組 | AbemaTIMES
2020年2月4日 23時05分
将棋の高校生棋士、藤井聡太(そうた)七段(17)が4日、大阪市福島区の関西将棋会館で指された第78期名人戦・C級1組順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)9回戦で高野秀行(ひでゆき)六段(47)に99手で勝利。開幕から負け無しの9連勝とし、最終の10回戦を待たず、一つ上のB級2組への昇級を決めた。
対局は午前10時に始まり、午後10時6分に終局。勝った藤井七段は「前期は上がることができなかったので、今期、上がることができて良かったなと思います」。B級2組で師匠の杉本昌隆八段(51)と、前期C級1組に続いて同じクラスになる点については「師匠は前期、先に昇級されてしまいましたので、今期、追いつけて良かった。来期も昇級を目指して戦いたい」と話した。敗れた高野六段は「(藤井七段との対局は)めったに無いチャンスなので非常に楽しみにしていたんですけど、途中から差がついちゃったのが残念です」と話した。
順位戦は名人戦の予選で、上からA級、B級1組、B級2組、C級1組、C級2組の5クラスある。昇級を重ね、A級で優勝すれば名人に七番勝負を挑める。例年、6月から約10カ月がかりで指される長丁場のリーグ戦で、持ち時間が各6時間と長いのも特徴。
藤井七段は、一番下のC級2組からC級1組へは1期で昇級。前期C級1組で9勝1敗と好成績だったが、前期成績などに基づいて決まる「順位」の差で昇級を逃し、同じクラスで足踏みをしていた。
今期C級1組には36人が参加。それぞれ10局指し、成績上位2人がB級2組に昇級する。同じ成績で並んだ場合は、順位が上の棋士が優先される。
今期C級1組で9連勝となった藤井七段は、仮に最終の10回戦で敗れても9勝1敗となる一方、競争相手の棋士たちは8回戦終了時点で1敗以上を喫していた。仮に9勝1敗の棋士が複数出た場合でも、前期も好成績だった藤井七段は、今期順位が3位と他の競争相手より上のため、今期C級1組での成績が1位になることが確定し、ラスト1局を残した状態での昇級が決まった。
来期は「鬼のすみか」めざす
藤井七段は、名人へと続く階段を、また一つ昇ったことになる。来期は、実力者が集うことから「鬼のすみか」という異名があるB級1組への昇級を目指す。B級1組の上は、実力トップ10の棋士が名人挑戦権を争う、最上位のA級だ。
また、B級2組には、藤井七段の師匠の杉本八段も在籍している。前期C級1組では師弟を中心にした昇級争いが話題を呼んだが、来期B級2組での師弟の戦いぶりにも注目が集まりそうだ。
藤井七段の次の対局は11日。東京都千代田区の有楽町朝日ホールでの第13回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の準決勝で千田(ちだ)翔太七段(25)と対戦する。準決勝のもう一局は、永瀬拓矢二冠(27)=叡王(えいおう)、王座=と阿久津主税(ちから)八段(37)の対戦。準決勝の勝者同士による決勝も、同日に同所で指される。
第11回、第12回と2回連続で優勝を果たした藤井七段は、3連覇まで、あと2勝と迫っている。過去、朝日杯では第7~9回に羽生(はぶ)善治(よしはる)九段(49)が3連覇を達成している。(佐藤圭司)
「同じクラス、師匠の幸せ」
藤井七段の師匠の杉本昌隆八段(51)の話 藤井七段の実力は今や、トップ棋士と比べても遜色ありません。前期は自分が一足先に昇級しましたが、今期は藤井七段が昇級すると確信していました。一年を通して安定感抜群で、安心して見ていられました。弟子と同じクラスで戦えるのは師匠の幸せ。昇級争いが熾烈(しれつ)になるでしょうが、来期のB級2組順位戦が今から楽しみです。
将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(17)が4日、第78期名人戦・C級1組順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)9回戦で、高野秀行六段(47)を破り、今期順位戦の成績を負け無しの9連勝として、最終の10回戦を残して、来期は、一つ上のB級2組に昇級することを決めた。
終局直後、両対局者にインタビューした。主なやりとりは、以下のとおり。
〈まず、勝った藤井七段に〉
――本局を振り返ると。
藤井七段「中盤で▲6六歩と打った手が、どうなったか、という。その後、銀桂交換になって、少し自信の無い展開かなあ、と思っていたんですが。玉の遠さを生かして、反撃するような展開になって、少し、指しやすくなったかもしれません」
――今日の勝利で、今期C級1組順位戦は9連勝。9勝0敗となって、最終10回戦を残して、一つ上のB級2組への昇級が決まりました。おめでとうございます。昇級決定について。
藤井七段「前期は上がることが出来なかったので、今期上がることが出来て、良かったなあ、と思います」
――前期C級1組順位戦も8勝0敗スタートでしたが、9回戦で1敗を喫して、最終的には9勝1敗となって、順位の差で(藤井さんは)上がれず、ということでした。(今期は前期の)リベンジ、という思いはありましたか?
藤井七段「う~ん、そうですね。もちろん、今期、これまで、昇級を目指して戦ってきたんですけど。まあ、そうですね。本局については、昇級のかかった一番ではありますけど、普段通り指そう、というふうに思っていました」
――本局は、前期の9回戦の藤井七段―近藤誠也六段(23)=当時は五段=戦(結果は藤井七段負け。この敗戦が非常に重く、昇級を逃すことにつながった)と、同じ局面も出現したようだが、意識されていた?
藤井七段「ああ、そうですね。ただ、角換わり(という戦型)で、定跡の一つ、という形なので、特に意識する、ということは無かったです」
――B級2組に上がられると、お師匠さんの杉本八段がおられます。また、順位戦で同じクラスで戦われる、ということになりますが、この点は、いかがでしょうか。
藤井七段「そうですね。師匠は、前期、先に昇級されてしまいましたので、今期、追いつけて良かったなあ、というふうに思いますし。まあ、そうですね。来期も、昇級を目指して戦いたいな、と思います」
――次の対局は11日。第13回朝日杯将棋オープン戦の準決勝、決勝という対局が待っています。今日の昇級決定で、朝日杯に弾みがつく?
藤井七段「そうですね、まあ。次の対局も朝日杯ということで。まあ、そうですね。公開対局でもありますので、良い将棋をお見せできるように、と思っています」
〈続いて、高野六段に〉
――本局を振り返ると?
高野六段「そうですね。用意してきたことが、出来たことは出来たんで。まずまずかなあ、と思ったんですけど、どこか大局観が悪かったのか。夕(食)休(憩)前、銀をぶつけられて、ちょっと厳しいかなあ、という部分で。ちょっと調べないと分からないですけど。まあ、(藤井七段との対局は)めったに無いチャンスなんで、非常に楽しみにしてたんですけれども。ちょっと、途中から、差がついてしまったのは残念です」
――特に印象に残る局面や、「この一手」というのがありましたら、教えてください。
高野六段「えーっと、そうですね。▲6六歩と、途中で(藤井七段に)受けられた手があったんですけど。あれは、まったく、私には考えてなかった手だったんで。ちょっとビックリしたですね」
――藤井さんとの対局を高野六段が楽しみにされている、ということは、漏れ伝わってきてたんですけども。実際に戦われて、いかがでしたでしょうか。
高野六段「いやっ。あの、本当に、ま、ちょっとね。先ほども言いましたけど、差がついちゃったですけど、一生懸命出来たかな、と思います」
――藤井七段が新人のころに「ジェット機」という表現で、その才能をたたえられたことがありました。実際に指してみて、その印象は、いかがでしたか?
高野六段「それは、色あせることなく、より素晴らしいことになっていることは、(藤井七段の)成績を見ていただいても、間違いないことでしょうし。私にとっても、この後、対局できるかどうか分からないチャンスだと思ったもんですから、非常に楽しみにしていたんですけども。良い機会だったかな、と思います」
〈再び、藤井七段に〉
――「ジェット機」とたとえられたことについて、どんな感想がありますか?
藤井七段「はい。そうですね。評価していただけたことは、うれしいんですけれども。やはり、これから、さらに強くなる必要があるのかなあ、と思っています」(佐藤圭司)
情報源:藤井七段、B級2組に昇級 来期は「鬼のすみか」に挑戦:朝日新聞デジタル
2020年2月4日 22時37分
将棋の現役最年少棋士、藤井聡太七段(17)は4日、大阪市福島区の関西将棋会館で指した第78期名人戦順位戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)C級1組9回戦で高野秀行六段(47)に99手で勝った。藤井は9戦全勝で単独トップを守り、最終局を残してB級2組への昇級が決まった。藤井の順位戦参加は3期目で、通算成績は28勝1敗となり、圧倒的な強さを見せている。
藤井は「前期は(B2に)上がることができなかったので、今期上がることができてよかった。師匠(杉本昌隆八段)が前期、先に昇級したので追いつけてよかった。(B2でも)昇級を目指して戦いたい」と話した。
順位戦はA級をトップに、5階級に分かれた棋戦。成績に応じて昇級・降級し、A級1位が名人戦の挑戦者になる。藤井はC級1組で1期足踏みしたが、今後毎年昇級して挑戦者になり、名人位を獲得すれば、谷川浩司九段(57)が持つ最年少名人(21歳2カ月)の記録を更新し「20歳名人」となる可能性がある。【新土居仁昌】
情報源:藤井聡太七段、全勝でB級2組へ昇級 「師匠に追いつけてよかった」 名人戦順位戦 – 毎日新聞
2020.2.4 22:38
将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(17)は4日、大阪市福島区の関西将棋会館で行われた第78期順位戦C級1組9回戦で、高野秀行六段(47)に勝って順位戦の成績はトップの9勝0敗とし、最終10回戦を待たずに上位のB級2組への昇級を決めた。
順位戦は、八大タイトル戦の「名人戦」の予選にあたる。最上位のA級▽B級1組▽B級2組▽C級1組▽C級2組-の5クラスあり、クラスごとに1年かけてリーグ戦をし、成績によって昇級や降級がある。今期のC級1組は36人が参加し、B級2組に昇級できるのは成績上位の2人のみ。
この日の対局が始まる時点で藤井七段が単独トップの8勝0敗で、勝てば昇級という状態だった。
A級の優勝者が豊(とよ)島(しま)将(まさ)之(ゆき)名人・竜王(29)に挑戦する仕組みで、すでに渡辺明棋(き)聖(せい)(35)=棋王・王将=の挑戦が決まっている。
順位戦のクラスは過去の実績を反映した段位とは別に、現時点での強さを示すとされ、棋士の対局料などにも反映されるという。
藤井七段は順位戦初参加の76期、C級2組で全勝して1年で昇級を決めた。前期は、C級1組に在籍していた師匠の杉本昌隆八段との同時昇級なるかが注目されたが、杉本八段だけが昇級、藤井七段は残留となっていた。
情報源:藤井聡太七段、B級2組に昇級決める(産経新聞) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:藤井聡太七段、B級2組に昇級決める – 産経ニュース
2020年2月4日 22時47分
将棋の史上最年少棋士・藤井聡太七段(17)が4日、大阪市福島区の関西将棋会館で指された第78期順位戦C級1組9回戦で、後手の高野秀行六段(47)を99手で破り、無傷の9連勝。単独首位をキープしたまま、ラストの10回戦を待たずに、36人中上位2人のみがつかめるB級2組への昇級を自力で決めた。
「自信のない展開でしたが、反撃する段階になって指しやすくなった」。前期は9勝1敗の好成績ながら順位が響いて“頭ハネ”され、デビュー以来の連続昇級が止まった藤井だが、その悔しさを1年で晴らした。「今期、上がることができてよかったなと思います」とホッとした表情。
B級2組は、前期の混戦を制して昇級した師匠・杉本昌隆八段(51)も在籍する。「追いつけてよかった。来期も昇級を目指して戦いたい」と笑顔もこぼした。
今後B級2組―B級1組―A級―名人挑戦と、最短でも3年かかる道のりを目指す。これまでの名人挑戦最年少記録は加藤一二三・九段(80)の20歳3か月。その更新はかなわないが、名人獲得最年少記録である谷川浩司九段(57)の21歳2か月は、記録を塗り替える可能性が残されている。
情報源:藤井聡太七段が9連勝でB級2組へ自力昇級「今期、上がることができてよかった」(スポーツ報知) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:藤井聡太七段が9連勝でB級2組へ自力昇級「今期、上がることができてよかった」 : スポーツ報知
2020年2月4日 22:26
将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)が4日、大阪市の関西将棋会館で指された順位戦C級1組9回戦で高野秀行六段(47)に99手で勝って9勝0敗とし、2期ぶりの昇級を決めた。
ベテラン棋士の巧みな駒さばきに苦しんだが、徐々に差を広げた。対局前は「普段通り指そうと思っていた」というが、終局後は「前期は上がることができなかったので、今期上がることができて良かった」と安どの笑みを浮かべていた。
谷川浩司九段(57)が持つ史上最年少名人記録(21歳2カ月)を更新には年に一度の昇級を逃すことはもう許されない。来期はまず1つ上のランクのB級2組へ戦いの舞台を移すことになる。
同組には現在、前期に先に昇級を果たした師匠・杉本昌隆八段(51)を含めて25人が在籍。来期、2人だけの狭き昇級枠をめぐって、師弟対決が実現する可能性もある。「師匠には先に昇級されていたので追いつけて良かった」と苦笑いを浮かべながら、「B級2組で昇級を目指して戦いたい」と、来期の戦いに思いを巡らせていた。
情報源:藤井聡太七段 9戦全勝でB級2組昇格、安どの笑み「良かった」来期師弟対決実現も(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:藤井聡太七段 9戦全勝でB級2組昇格、安どの笑み「良かった」来期師弟対決実現も― スポニチ Sponichi Annex 芸能
2020年2月4日22時8分
将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(17)が4日、大阪市の関西将棋会館で指された順位戦C級1組9回戦で高野秀行六段(47)を破り、開幕から無傷の9連勝とし、B級2組への昇級を決めた。
各10局を戦う順位戦C級1組は今期36人が参加し、上位2人がB級2組へ昇級する。藤井は最終10回戦で敗れた場合でも、前期成績をもとにした順位で他の棋士が藤井を上回ることができないため、上位2人の昇級枠入りが確定した。
中盤でリードを広げた藤井が落ち着いた指し回しで、快勝した。最終10回戦を待たず、9戦全勝で昇級を決めた。順位戦は最上位のA級からC級2組までの5クラスに分かれて戦い、A級の優勝者が名人挑戦者となる。藤井は前期、9勝1敗の好成績を収めたものの、B級2組への昇級を逃した。上位が同じ戦績で並んだ場合、昇級は「順位」が優先され、昨年はプロ2期目だった藤井の順位は31番。同じ成績で並んだ3人よりも「順位」が下だったため、「頭ハネ」で昇級を逃した。
「名人をこす」。小学4年の時に小学校の文集に書いた言葉だ。大きな目標へ、また1つ、階段を駆け上がった。谷川浩司九段が持つ名人獲得の史上最年少記録は21歳2カ月。これを更新するには、今後の順位戦をすべて1期で昇級する必要がある。
情報源:藤井聡太七段が無傷9連勝で昇級、前期無念晴らした(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:藤井聡太七段が無傷9連勝で昇級、前期無念晴らした – 社会 : 日刊スポーツ
2020/02/04 23:22
将棋の藤井聡太七段(17)が4日、大阪市の関西将棋会館で順位戦C級1組の対局に臨み、高野秀行六段(47)に99手で勝利した。藤井七段は同組開幕から9連勝となり、3月の最終局を残して来期のB級2組昇級を決めた。
名人戦の予選リーグにあたる順位戦はA級、B級1組・2組、C級1組・2組の5クラスに分かれて対局し、成績によって昇級、降級する。昨年度、藤井七段はC級1組で9勝1敗だったが、勝ち星で並んでいた師匠の杉本昌隆八段(51)ら2人が順位で上位だったため、昇級を逃していた。
終局後、藤井七段は「今期は(B級2組に)上がることができ、師匠に追いつけてよかった」と話した。
情報源:藤井聡太七段、順位戦で開幕9連勝…来期は昇級(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:藤井聡太七段、順位戦で開幕9連勝…来期は昇級 : 囲碁・将棋 : ニュース : 読売新聞オンライン
2020年2月4日 22時51分
将棋 藤井聡太七段 順位戦の対局に勝ち昇級決める将棋の高校生棋士・藤井聡太七段(17)は4日、大阪市福島区の関西将棋会館で指された第78期名人戦順位戦C級1組9回戦で高野秀行六段(47)を99手を破り無傷の9連勝。最終10回戦を待たずにB級2組への昇級を決めた。
藤井七段は「前期は上がることができなかったので、今期上がれたのはよかった」と喜びをかみしめた。来期は再び師匠の杉本昌隆八段(51)と同組となることについて聞かれると「前期は師匠に昇級されてしまいましたが、追いつけてよかった」と笑みがこぼれた。
前期は9回戦で近藤誠也六段(23)に苦杯をなめたのが響き、9勝1敗でトップに並びながら痛恨の頭ハネで昇級を逃した藤井七段。あれから1年、時計の針は再び動き始めた。谷川浩司九段(57)が持つ最年少名人記録(21歳2カ月)を更新するには、まずは順位戦をA級までノンストップで駆け上がる必要がある。負けられない戦いが続く。
角換わり腰掛け銀となった盤上は、くしくも1年前の近藤六段戦と同じ局面に。ここで高野六段が変化すると、藤井七段はいったん受けに回るも絶妙な切り返しから攻勢に転じ、最後は力で押し切った。消費時間は藤井七段5時間23分、高野六段5時間21分。終局は午後10時6分だった。
情報源:藤井聡太七段が無傷9連勝で昇級! 高野六段破りB級2組に。最年少名人へノンストップで駆け上がる(中日スポーツ) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:【最年少名人へ】藤井聡太七段 B級2組昇級決めた 高野六段破り無傷の9連勝 順位戦C級1組:芸能・社会:中日スポーツ(CHUNICHI Web)
2020/2/4 22:47
将棋の高校生プロ、藤井聡太七段(17)は4日、大阪市の関西将棋会館で指された第78期名人戦順位戦C級1組の9回戦で高野秀行六段(47)を破って9連勝とし、最終局を残して一つ上のクラス、B級2組への昇級を決めた。
対局を終えた藤井七段は「前期は上がることができなかったので、よかった。(B級2組でも)昇級を目指して戦いたい」と話した。
前期のC級1組は藤井七段、師匠の杉本昌隆八段(51)ら4人が9勝1敗で首位に並ぶ混戦となった。師弟同時昇級なるかに注目が集まったが、前期成績の差により、杉本八段は昇格したものの、弟子の藤井七段は惜しくも及ばなかった。
情報源:将棋、藤井七段名人戦順位戦昇級 9連勝、B級2組へ(共同通信) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:将棋、藤井七段名人戦順位戦昇級 9連勝、B級2組へ | 共同通信
2020年2月4日 23時22分
高校生の将棋棋士、藤井聡太七段が、大阪で行われた棋士のランクを決める「順位戦」の対局に勝ち、ここまで9戦全勝として1つ上のクラスへの昇級を決めました。
将棋の藤井聡太七段(17)は、名人を頂点とする棋士のランクを決める「順位戦」で今年度は下から2番目の「C級1組」に在籍し、ここまで8戦全勝で単独首位となっています。
藤井七段は4日、大阪の関西将棋会館で高野秀行六段(47)と対局しました。
対局は、藤井七段が積極的に相手陣に攻め入って次第に優勢な展開に持ち込み、午後10時6分、99手までで高野六段を投了に追い込んで9戦全勝としました。
「C級1組」には現在36人が在籍し、1年間にそれぞれ10局を戦って成績を競い、このうち上位2人が1つ上の「B級2組」に進むことができます。
単独首位を維持した藤井七段は、来月行われる最終局で敗れてもクラス内の上位2人に入ることが確定し、「B級2組」への昇級を決めました。
対局後、藤井七段は、「昇級のかかった一番でしたが、ふだんどおり指そうと思っていました。前期は上がることができなかったので、今期で上がることができてよかったです」と話していました。
また、「B級2組」で師匠の杉本昌隆八段が競争相手となることについては、「今期で追いつけてよかったと思います。来期も昇級を目指して戦いたいと思います」と意気込みを語っていました。
順位戦では驚異の成績
順位戦に参加して3年目の藤井七段は、これまでの通算成績が28勝1敗と一度しか負けておらず、驚異の成績をあげています。
「順位戦」は、上から「A級」「B級1組」「B級2組」「C級1組」「C級2組」の5つのクラスがあり、在籍する棋士は同じクラスの棋士と対局を重ね、昇級の機会は年に一度しかありません。
藤井七段はプロ入りした翌年の平成29年度に「C級2組」で10戦全勝の成績をあげ、この組ではそれまでに5人しかいない「全勝・1期抜け」を果たしました。
「C級1組」に上がった2年目には、順位戦でのデビューからの連勝を最多タイの「18」に伸ばしましたが、次の対局で敗れて最終的には9勝1敗となり、昇級はなりませんでした。
3年目となる今年度も「C級1組」に在籍し、4日で9戦全勝となったことで、順位戦の通算成績は28勝1敗となりました。
順位戦では、トップ棋士10人が総当たり戦を行う「A級」で最も高い成績を収めた棋士が、「名人戦」に出場します。
今回昇級を決めた藤井七段が最短で名人に挑戦できるのは、「B級2組」と「B級1組」をいずれも1年で通過し、「A級」での戦いを初挑戦で制したあとの3年後ということになります。
情報源:将棋 藤井聡太七段 順位戦の対局に勝ち昇級決める | NHKニュース
第78期C級1組順位戦で、9回戦の18対局が2月4日(火)に行われました。
各対局の結果は以下の通りです。【東京・将棋会館】
●青野照市九段 VS ○平藤眞吾七段(棋譜DB・動画)
●塚田泰明九段 VS ○佐藤秀司七段(棋譜DB・動画)
○島朗九段 VS ●日浦市郎八段(棋譜DB・動画)
●先崎学九段 VS ○金井恒太六段(棋譜DB・動画)
●真田圭一八段 VS ○増田康宏六段(棋譜DB・動画)
●堀口一史座七段 VS ○門倉啓太五段(棋譜DB・動画)
●豊川孝弘七段 VS ○青嶋未来五段(棋譜DB・動画)
○北島忠雄七段 VS ●高崎一生六段(棋譜DB・動画)
○阿部健治郎七段 VS ●阪口悟六段(棋譜DB・動画)
○宮田敦史七段 VS ●西尾明七段(棋譜DB・動画(千日手)・指し直し)
●片上大輔七段 VS ○佐々木勇気七段(棋譜DB・動画)
●佐藤和俊七段 VS ○石井健太郎五段(棋譜DB・動画)【関西将棋会館】https://www.youtube.com/watch?v=pCGbLXIHmo8&hd=1
●高橋道雄九段 VS ○都成竜馬六段(棋譜DB・動画)
●森下卓九段 VS ○船江恒平六段(棋譜DB・動画)
●小林裕士七段 VS ○村田顕弘六段(棋譜DB・動画)
○千葉幸生七段 VS ●安用寺孝功六段(棋譜DB・動画)
○藤井聡太七段 VS ●高野秀行六段(棋譜DB・動画)
○及川拓馬六段 VS ●宮本広志五段(棋譜DB・動画)上位のリーグ成績は以下の通りです。
[C級1組成績]( )内は順位
【9勝0敗】藤井聡太七段(3)
【8勝1敗】佐々木勇気七段(14)、及川拓馬六段(32)、石井健太郎五段(34)
【7勝2敗】都成竜馬六段(20)
【6勝3敗】阿部健治郎七段(5)、青嶋未来五段(6)、千葉幸生七段(15)、高野秀行六段(30)、佐藤和俊七段(33)この結果、藤井七段がB級2組への昇級を決めました。
最終局・10回戦は、3月3日(火)に行われます。
これまでの成績の詳細は、以下の対戦表をご覧ください。
◆第78期名人戦・順位戦C級1組 対戦表
情報源:藤井聡太七段が勝って昇級を決める 第78期順位戦C級1組 9回戦 対局結果|棋戦トピックス|日本将棋連盟
▲藤井聡太七段 vs △高野秀行六段(棋譜を見る)
99手 3三銀打まで、▲藤井聡七段 の勝ち
【#将棋 ニュース】
藤井聡太七段、無傷の9連勝でB級2組昇級決定!史上最年少名人への夢続く/将棋・順位戦C級1組 https://t.co/cQkYwjJz3e#藤井聡太— ABEMA将棋ch(アベマ) (@Shogi_ABEMA) February 4, 2020
村)藤井七段は「師匠は前期、先に昇級されてしまいましたので、今期、追いつけて良かった」、杉本八段は「今期は藤井七段が昇級すると確信していました。一年を通して安定感抜群で、安心して見ていられました。弟子と同じクラスで戦えるのは師匠の幸せ」と話しています。https://t.co/XgthtH2G4Q
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藤井聡太七段は順位戦C級1組9回戦で高野秀行六段に勝って9戦全勝とし、最終局を残してB級2組への昇級を決めました。順位戦参加3期目で通算成績は28勝1敗となり、圧倒的な強さを見せています。 pic.twitter.com/xQRMkrOTx8
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藤井七段は「前期は上がることができなかったので、上がることができてよかった。先に昇級した師匠(杉本昌隆八段)に追いつけてよかった。(B2でも)昇級目指して戦いたい」と語りました。高野六段は「途中から差がついたのは残念ですが、一生懸命指せたと思います」と話していました。 pic.twitter.com/5ao4eka9uL
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▲佐藤和俊七段 vs △石井健太郎五段(棋譜を見る)
108手 4五同歩まで、△石井健太郎五段 の勝ち
村)C級1組順位戦、石井健太郎五段が佐藤和俊七段に勝ち、1敗を守りました。大阪で対局だった及川拓馬六段も宮本広志五段に勝ち、8勝1敗です。1敗は佐々木七段を含めた3人だけで、残る昇級1枠はこの3人に絞られました。 pic.twitter.com/E8nTGtrxbz
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▲佐々木勇気七段 vs △片上大輔七段(棋譜を見る)
91手 4四桂打まで、▲佐々木勇気七段 の勝ち
村)C級1組順位戦、佐々木勇気七段が片上大輔七段に勝ち、1敗を守りました。佐々木七段は最終戦で勝てばB級2組昇級です。 pic.twitter.com/lRmrnjifE4
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▲阪口悟六段 vs △阿部健治郎七段(棋譜を見る)
80手 2七角打まで、△阿部健治郎七段 の勝ち
▲宮本広志五段 vs △及川拓馬六段(棋譜を見る)
78手 6五金まで、△及川拓馬六段 の勝ち
他のC級1組の結果です(左が勝ち)。
16金井-1先崎
2船江-9森下
18北島-4高崎
5阿部健-22阪口
6青嶋-12豊川
32及川-7宮本
21増田康-8真田
10宮田-13西尾明
20都成-11高橋
14佐々勇-19片上
15千葉-27安用寺
17佐藤秀-26塚田
28平藤-23青野
29村田顕-24小林裕
25島-35日浦
31門倉-36堀口
34石井-33佐藤和— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) February 4, 2020
(つづき)
3勝6敗≫8真田 11高橋 26塚田
2勝7敗≫9森下 12豊川 24小林裕 31門倉
1勝8敗≫23青野
0勝9敗≫36堀口— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) February 4, 2020
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もう一枠は最終戦に持ち越し。