第69期大阪王将杯王将戦 七番勝負第2局 渡辺明王将VS広瀬章人八段
第1局の振り駒の結果、第2局は広瀬八段の先手
2020年1月24日 18:50
将棋の第69期大阪王将杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)は25日、大阪府高槻市の山水館で第2局が始まる。24日は先勝した渡辺明王将(35)=棋王、棋聖との3冠=、挑戦者・広瀬章人八段(33)ともに現地入りし、対局場を検分した。第2局立会人の桐山清澄九段(72)の弟子で、今期挑戦者決定リーグで広瀬と戦った豊島将之名人・竜王(29)がシリーズを展望した。
全8冠のうち最多3冠の渡辺、ビッグタイトル2冠の豊島、この2人が棋界の2トップと言える。豊島は昨秋、王将戦挑戦者決定リーグに参戦。4勝2敗で、5勝1敗だった広瀬に及ばなかった。
第1局で印象的として挙げたのが23手目[先]9六歩(第1図)だった。渡辺が矢倉へ早く囲うため、次に指したい[先]6八王の際に「後手から開戦されるのを避けている」。[先]9六歩を突かず早囲いへ進むと、広瀬に駒損ながら竜を作られてしまう。昨年の棋聖戦5番勝負などを通じ「準備をしっかりされる棋士。作戦が練られている」と語る渡辺の引き出しの多さを再確認した。
対する広瀬ではその3手後[後]7三銀、[先]6八王と進んだ[後]6四銀に引き付けられた。「これまでじっくり指される印象でしたが積極的」と解説。昨年の竜王戦7番勝負で豊島と対戦した広瀬は角換わりだけでなく先手番で相掛かり、矢倉も指した。「色んな戦型を幅広く指すことで王将へのプレッシャーになる」と準備を重視する渡辺への負担を増す狙いを指摘した。
第2局の舞台、高槻市は師匠の地元。高校2年で四段になるまで月1回ペースで通った。師匠と将棋を指すためで、8年間で約100回に及ぶという。
将棋は先手が若干勝率の上で有利なため、テニスにたとえられる。「後手番でブレークすれば王将が一気に行く可能性も。でも広瀬さんが取れば、2月以降、棋王とのダブルタイトル戦になる王将も大変です」。第1局が2月1日に迫る棋王戦。7番勝負の岐路との見立てを示した。(筒崎 嘉一)
情報源:豊島名人・竜王が展望 25、26日王将戦第2局「後手番でブレークすれば王将が一気に行く可能性も」(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:豊島名人・竜王が展望 25、26日王将戦第2局「後手番でブレークすれば王将が一気に行く可能性も」― スポニチ Sponichi Annex 芸能
2020年1月24日 20時23分(最終更新 1月24日 20時23分)
渡辺明王将(35)に広瀬章人八段(33)が挑戦する第69期大阪王将杯王将戦七番勝負第2局(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、大阪王将特別協賛、大阪府高槻市など共催、囲碁・将棋チャンネル協賛)が25、26両日、高槻市の旅館「山水館」で指される。開幕戦を制した渡辺は連勝を狙い、広瀬は巻き返しを期す。
同市での対局は2年連続2回目。両対局者は24日、弥生時代の環濠(かんごう)集落跡がある安満(あま)遺跡公園(一部国指定史跡)を見学した後、山水館に到着。その後、高槻現代劇場であった前夜祭で渡辺王将は「将棋界の1年は王将戦で始まる。将棋ファンの期待に応えられるよう頑張りたい」、広瀬八段は「王将戦のさなか(18日)に誕生日を迎えた。心機一転巻き返せるよう頑張りたい」と決意を述べた。
対局は25日午前9時開始。午後6時に指し掛けとなり、26日に指し継がれる。持ち時間は各8時間。立会は桐山清澄九段、解説は稲葉陽八段、記録は古森悠太四段。【新土居仁昌】
情報源:渡辺王将「頑張る」、広瀬八段「心機一転で」 王将戦第2局前夜祭で決意 大阪・高槻 – 毎日新聞
2020年1月25日 05:30
渡辺明王将(35)=棋王・棋聖との3冠=に広瀬章人八段(33)が挑む第69期大阪王将杯王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)第2局が25日から2日間、大阪府高槻市の「山水館」で指される。
両者は24日に新幹線で現地入りし、弥生時代の集落跡「安満(あま)遺跡公園」を見学。その後、浜田剛史市長、ファンら約130人が参加した前夜祭に出席した。
第1局に勝利した渡辺は「山水館は自然の音しか聞こえない静かな場所。充実した時間が過ごせるよう頑張りたい」とあいさつ。
広瀬は18日に誕生日を迎え「厳しい戦いのさなかに誰にとってもいい日を迎えた。誕生日を機に巻き返したい」と抱負を語った。
情報源:王将戦第2局、25日に大阪で開幕!「無」の渡辺王将VS「新」の広瀬八段(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:王将戦第2局、25日に大阪で開幕!「無」の渡辺王将VS「新」の広瀬八段― スポニチ Sponichi Annex 芸能
▲広瀬章人八段 vs △渡辺明王将(棋譜を見る)
第1局の振り駒の結果、第2局は広瀬八段の先手
【第69期大阪王将杯王将戦第2局前夜祭】
渡辺明王将の1勝で迎えた大阪・高槻対局!
山水館での対局場の検分、揮毫を終え、前夜祭会場へ。
渡辺「将棋ファンの期待に応えられるよう頑張りたい」
広瀬章人八段「自然の豊かさが感じられる対局場所」 pic.twitter.com/fNtaAp9513— スポニチ文化社会部 (@sponichibunsha) January 24, 2020
明日からの王将戦第2局の開催地、大阪府高槻市に両対局者が到着し、国の史跡のある「安満遺跡公園」で記念撮影しました。
昨年3月オープンした公園は子供の遊び場満載で、広さは甲子園球場5個分とのことです。 pic.twitter.com/GTo0ipjiRG— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) January 24, 2020
検分後に両対局者に話を聞きました。
渡辺王将「タイトル戦の後手番は、先手番よりミスを少なくしないと勝てない。明日午前中の相手の出方を見て方針を決めたい」
広瀬八段「渡辺さんは先手番の勝率が高いので、自分の先手番を落とすと苦しくなる。33歳になったので心機一転で仕切り直したい」 pic.twitter.com/8MrQoQgogJ— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) January 24, 2020
前夜祭では両対局者のほか、立会の桐山清澄九段(中央)、解説の稲葉陽八段(左端)、記録係の古森悠太四段(右端)が登壇しました。
桐山九段、古森四段は地元・高槻市在住で、昨年の王将戦高槻対局に続いての登壇です。 pic.twitter.com/yjy8Wo8Hcd— 毎日新聞・将棋 (@mainichi_shogi) January 24, 2020
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