ふむ・・・
2019年11月9日03時00分
県内初の女流プロ棋士として6年目を迎えた山根ことみさん(21)が、才能を花開かせようとしている。8月に棋戦で初優勝するなど2度の棋戦優勝を果たし、10月に女流二段に昇段した。地元の松山市で9日に開かれる祝賀会のために帰郷した山根さんが、将棋で生きる覚悟や女流タイトルを目指す意気込みを語った。
今年8月の「YAMADA女流チャレンジ杯」で優勝し、棋戦を初めて取りました。10月にも非公式戦の「白瀧あゆみ杯争奪戦」を制することができました。この世界に入って、もう6年。デビュー当初はやっていけるのか心配だったけど、さすがに実力はついてきたのかなと感じます。
もともと四間飛車という戦法が得意で、終盤に粘るタイプでした。でも、プロは序盤を含め全体のバランスがとれないと勝てない。全ての手が勝負です。努力した結果、前より先を読めるようになった気はしています。勝ち方もつかめてきていて、いろんな手を試しています。
もっと将棋の勉強をしたくて、昨年7月に活動拠点を松山から東京に移しました。一人暮らしで、最初は対局だけでは食べられませんでした。このごろやっと対局以外の仕事も入るようになり、仕事半分、勉強半分の自分のペースができたと思います。
正直に言って、今年の調子はあまり良くないです。自分が目指しているところに届いていない。今年度の成績は12勝9敗(8日現在)で、勝率は5割7分ほど。今年は女流王位リーグ入りを逃してしまったのが悔しい。
今は絶対に無理ですが、里見香奈女流五冠(27)に勝ってタイトルを手にしたい。1度対局した時には、手が出ませんでした。上位10人を目指して、まずはタイトル挑戦者を決める各リーグ戦に割って入りたい。そのうえで、タイトルに挑戦できるように精進したい。
松山では小4から松山将棋センターに毎日のように通いました。今は忙しくて、地元に戻るのは半年に1、2回ぐらい。でも、愛媛の多くの方々が応援してくださっているのは分かっています。いつかもっと良い報告ができるようにがんばりたいと思っています。(聞き手 亀岡龍太)
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1998年、松山市生まれ。9歳から将棋を始め、松山将棋センターに通う。中学時代に女子の全国大会を連覇し、新田高在校中の2014年に県内初の女流プロ棋士(女流2級)になった。昨年7月から活動拠点を東京に移し、今年10月に女流二段に昇段。野田敬三六段門下。
情報源:愛媛)山根女流二段、進化中 松山発の6年目プロ棋士:朝日新聞デジタル
村)「里見香奈女流五冠に勝ってタイトルを手にしたい。1度対局した時には、手が出ませんでした。上位10人を目指して、まずはタイトル挑戦者を決める各リーグ戦に割って入りたい」
愛媛)山根女流二段、進化中 松山発の6年目プロ棋士:朝日新聞デジタル https://t.co/axCDn9gFsW— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) November 8, 2019
昨日の対局に勝ち、女流二段に昇段しました。
女流名人リーグ中に昇段が目標だったので、達成することができてホッとしています😊
明日からも対局は続くので引き続き頑張ります🐢— 山根ことみ (@kokoko6987) October 24, 2019
ほぉ・・・