広島 守護神・永川勝浩を支え続けた女房役の石原慶幸がフォークのサインに込めた思い(広島アスリートマガジン) – Yahoo!ニュース

ほぉ・・・


カープの低迷期を支えた永川勝浩氏との思い出を話してくれた石原選手
カープの低迷期を支えた永川勝浩氏との思い出を話してくれた石原選手

緊迫した最終回のマウンドを守護神・永川と共に切り抜けてきた石原慶幸。故障しながらもマウンドへと舞い戻る右腕の姿に女房役は何を感じたのか。
独特の軌道を描き幾多の打者から空振りを奪ってきたフォークや、共に低迷期を支えた盟友としての思い出を語ってもらった。

永川の球を初めて受けたのは、彼が入団して初めてのキャンプ、03年の春季キャンプのことでした。あの独特な足を高く上げるダイナミックな投球フォーム、そして特徴的なフォークボールが印象に残っています。僕自身プロでの経験もまだ浅かったこともあり『こんなフォークを投げる投手がいるんだ』と驚いた覚えがあります。

彼のフォークで最も特徴的なのは、あの落差です。また変化量も一定ではありません。すごく落ちるときもあれば、揺れるときもあります。ある程度経験を重ねた今でも、彼のフォークは独特な球だと思いますし、永川の代名詞と言っても良い球ですよね。

そんなフォークを止めるのはとても大変なことでしたが、どんな球でも正確に止めるのが捕手の仕事ですし、そうやって投手との信頼関係は高まっていくものだと思っていました。永川のフォークは空振りが取れる球ですし、彼にとっての勝負球ですので、たとえベースの前でバウンドしたとしても僕の中では絶対止めてやるという意識しかありませんでした。

お世辞にもコントロールが良いと言える投手ではありませんでしたが(苦笑)、それを補うだけのフォーク、そして力強い直球も持っていました。またその直球があったことで彼のフォークボールはより効果的に使うことができました。走者が三塁にいる場面であれば落ち球を投げづらい気持ちも少なからずあったと思いますが、そこでフォークの選択肢を消してしまったら彼の最大の武器が使えないわけですし、走者が三塁にいる場面であっても僕から『自信を持って投げてこい』というメッセージを込めてフォークのサインを出したこともありましたね。

(広島アスリートマガジン2019年11月号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)

▼ 石原慶幸(いしはらよしゆき)
1979年9月7日生、40歳。01年ドラフト4巡目でカープに入団。
入団2年目の03年に116試合に出場すると、以降正捕手として活躍。1学年下の永川とは03年からバッテリーを組み、永川が守護神として活躍した06年以降は、頼れる女房役として幾度も勝利の瞬間を演出してきた。

情報源: 広島 守護神・永川勝浩を支え続けた女房役の石原慶幸がフォークのサインに込めた思い(広島アスリートマガジン) – Yahoo!ニュースコメント


ふむ・・・