ほぉ・・・
2012年途中にカープに入団し、球団外国人としては最長となる7シーズン在籍したエルドレッド氏が現役引退を決断した。
豪快なフルスイングから放たれた通算133本のホームラン、そして巨体を揺らし、常に全力でプレーをするひたむきな姿勢。カープファンに愛され、広島とファンを愛し続けた男に引退の理由とカープでの思い出、これからの自分を聞いた。─ カープを退団後、アメリカでもカープの戦いぶりは気になっていましたか? またカープを退団後、現役続行を選んだ理由を聞かせてください。
「もちろんカープの戦いぶりを気にしていましたし、試合を見たりもしていました。カープの一員としてプレーしたい気持ちはあったのですが、退団が決まってから妻と相談する中で、『カープ以外でプレーするのも変な気持ちだね』ということを話すこともありました。ですが、私はまだまだ選手としてプレーを続けたかったので、退団という道を選びました。ただ最終的にカープの選手として現役を終えることができたのは素晴らしいことだと思っています」
─ アメリカでトレーニングを続けながら、なかなか次の所属先が決まらない時期、どんな思いでしたか?
「今シーズンスタートの時点ではどこのチームの一員でもない状況だったので、今まで自分がやってきたことと違う状況に関して寂しいなと思うことがありました。しかし自分にはまだチャンスがあると思っていました。ですが、シーズン前にオファーが来なかったことは正直驚きました。自分はまだまだプレーができると思っていても年齢を重ねていますし、それも仕方がないことだと思っていました。また日本では一軍でプレーできる外国人選手は4人、野手は2人という決まりがあります。もしかしたら、その枠の問題もあったのかもしれませんね」
─ 最終的に現役引退を決断されたのは、いつのことですか? また引退を決断した最大の理由を教えてください。
「日本の球団と契約できる7月31日という期限までにオファーがなかったということが、引退する区切り、最大の理由になりますね。もちろんアメリカのマイナーリーグ、もしくはアメリカの独立リーグでプレーをしながら、いつでもプレーできる状態にしておくということも考えたのですが、やはり日本でプレーすることに専念したいという気持ちが強かったので、結果的にプレーしないことを選択しました」
─ 引退を決断したときの気持ちはいかがでしたか?
「日本のチームと契約できる7月31日までに期間もありましたので、なんとなく気持ちの整理もできてきました。それまでに悲しい気持ち、幸せな気持ちなど、いろいろな気持ちが自分の中にありました。現役を引退することで競争できるという環境ではなくなりましたが、また新しいことにチャレンジすることができる状態になったという、前向きな気持ちにもなりました」
(広島アスリートマガジン2019年11月号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)
▼ ブラッド・エルドレッド(Brad Eldred)
1980年7月12日生、アメリカ出身。39歳。
フロリダ国際大-パイレーツ-ロッキーズ-タイガース-広島(12年途中~18年)。
12年シーズン途中にカープ入団。来日3年目の14年には37本塁打をマークし、本塁打王に輝く。16年には来日通算100本塁打を記録。日本シリーズでは3試合連続本塁打を放ち、敢闘賞を受賞した。18年シーズンオフにカープを退団。その後NPB復帰を目指したが、19年夏に現役引退を決断。今後はカープ球団の駐米スカウトに就任。在籍7年は球団在籍外国人選手では最長。通算133本塁打はライトルに次いで、球団歴代2位の記録。
情報源:広島 日本でのプレーが叶わず引退を決断したエルドレッド氏「また新しいことにチャレンジすることができる」(広島アスリートマガジン) – Yahoo!ニュース(コメント)
ふむ・・・