「5歳の集中力に驚き」逸話披露 恩師が祝福 将棋・豊島名人就位式:朝日新聞デジタル

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2019年7月29日16時30分

就位式で推戴(すいたい)状を手にする豊島将之名人=いずれも19日、東京都文京区
就位式で推戴(すいたい)状を手にする豊島将之名人=いずれも19日、東京都文京区

第77期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)を制して、名人を初めて獲得した豊島将之名人(29)の就位式が19日、東京都文京区で開かれた。少年時代の豊島を指導した恩師2人がエピソードを披露し、祝福の言葉を贈った。

豊島は5歳の時、大阪の関西将棋会館の道場を見学に訪れた。その時に出会ったのが、道場で働いていた指導棋士の土井春左右(はるぞう)七段(83)だった。土井は祝辞の中で「(豊島が)有段者の将棋を1時間見ていて、びっくりした。こんな集中力のある子は万人に一人。ぜひ将棋の道に進んで欲しいと思った」と振り返った。

指導を始めた頃の手合いは6枚落ちだったが、豊島はメキメキと上達。小学3年の春にはアマ六段になり、平手で指すようになったという。「今日の晴れの日を迎えられたのが本当にうれしい。近い将来、永世名人の座に就かれることを祈念します」

豊島は奨励会入会の際、名人挑戦の経験を持つ桐山清澄九段(71)に入門した。式で乾杯の音頭を取った桐山は「昨年の順位戦の大詰めで、あと一歩で挑戦権を逃した彼の胸中は、言いようのない苦しさがあったと思う。その影響を心配したが、私にとっても思い入れのあるタイトルを取ってくれてうれしい」と喜びを語った。

豊島は今月、棋聖を失冠したものの、竜王戦や王座戦で上位に進出するなど活躍が続く。「名人戦の後も対局が多く、充実した時間を過ごせている。名人は総合的な活躍が求められる。実績を積み上げ、来期の防衛戦を迎えたい」と抱負を語った。(村瀬信也)

情報源:「5歳の集中力に驚き」逸話披露 恩師が祝福 将棋・豊島名人就位式:朝日新聞デジタル



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