ゴーン前会長 日産の取締役解任 臨時株主総会で承認

ゴーン前会長 日産の取締役解任 臨時株主総会で承認 | NHKニュース

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2019年4月8日 13時15分

日産自動車が、8日開いた臨時の株主総会で、私的に会社の資金を支出するなどカルロス・ゴーン前会長に重大な不正があったとして取締役の職から解任することが承認されました。これによって、ゴーン前会長は日産のすべての役職から外れることになりました。

日産の臨時株主総会は、東京都内のホテルで午前10時から始まり、開始時点でおよそ1800人の株主が出席しました。

総会では冒頭、西川廣人社長が社内調査などで明らかになったとするゴーン前会長の重大な不正について、「ガバナンス体制に大きな問題があったのは事実だ。不正の手口がいかに巧妙だったとはいえ、過去の経営陣、私をはじめとする経営陣の責任を大変重く受け止めている」と述べ、陳謝しました。

このあと総会では、カルロス・ゴーン前会長とグレッグ・ケリー前代表取締役の取締役の職をそれぞれ解任する議案と、ルノーのスナール会長を新しい取締役に選任する議案が諮られました。

これに対して、出席した株主の間からは、チェック機能が働かなかった経営陣の責任を問う意見も出され、およそ3時間にわたって質疑応答などが行われたあと、すべての議案が賛成多数で承認されました。

これによって、ゴーン前会長は日産のすべての役職を外れることになりました。

また、日産の取締役に選任されたルノーのスナール会長は総会のあと、「皆さんの信任に心から感謝し、献身的に日産自動車の将来をよりよくすべく頑張っていきたい。日産、三菱自動車、ルノーの3社のアライアンスの枠組みの中で最適な進化を求めていく」と述べました。

日産は、会長職の廃止や社外取締役の役割の強化など、第三者の専門家らでつくる委員会がまとめた提言を踏まえ、ことし6月に開く予定の定時の株主総会で新しい経営体制に移行することにしています。

情報源:ゴーン前会長 日産の取締役解任 臨時株主総会で承認 | NHKニュース


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