ほぉ・・・
2019年3月30日 4時39分
地球からおよそ130億光年離れたかなたに、重さが太陽の数億倍もある巨大なブラックホールを83個見つけたと愛媛大学などの研究グループが発表しました。初期の宇宙でつくられたとみられ、宇宙の成り立ちの解明につながる発見として注目されます。
ブラックホールは光を吸い込むため観測が難しく、まだ詳しい実態が分かっていません。このため、愛媛大学などの研究グループは、ハワイにあるすばる望遠鏡などで、強い重力に引き込まれたガスなどがブラックホールの周りで高温になり、明るく見える現象を観測するなどしました。
その結果、地球からおよそ130億光年離れた場所に、重さが太陽の数億倍もある巨大なブラックホールを83個見つけたと発表しました。
遠い天体の光が地球に届くには時間がかかるため、遠くに見える天体は古い時期につくられたもので、今回見つかった大量の巨大ブラックホールは、138億年前に宇宙が誕生してから130億年前までの8億年の間につくられたとみられるということです。
愛媛大学の松岡良樹准教授は「この大きさのブラックホールができるには10億年が必要だと考えられてきたが、今回の発見では初期の宇宙の8億年の間につくられたとみられ、宇宙の成り立ちの解明につながる手がかりとなる」と話しています。
情報源:巨大ブラックホール83個発見 初期宇宙でつくられたか 愛媛大学 | NHKニュース
3月14日に愛媛大学、東京大学、国立天文台、プリンストン大学(アメリカ)、バルセロナ大学(スペイン)、國立清華大學(台湾)から共同リリースされました。 愛媛大学リリース <日本語> 東京大学リリース <日本語><英語> 国立天文台リリース<日本語><英語> プリンストン大学リリース <英語> バルセロナ大学リリース <英語><カタルーニャ語><スペイン語> 國立清華大學リリース<中国語>
へぇ・・・