羽生九段 タイトル戦以外の優勝回数も歴代単独1位

羽生九段 タイトル戦以外の優勝回数も歴代単独1位

77手まで、羽生善治九段の勝ち、NHK杯11回目の優勝、一般棋戦優勝数単独1位(45回)達成。


2019年3月17日 12時12分

将棋の羽生善治九段が「NHK杯テレビ将棋トーナメント」で優勝し、タイトル獲得数だけでなく、タイトル戦以外の大会の優勝回数でも歴代単独1位となりました。

羽生善治九段(48)は、17日放送された「NHK杯テレビ将棋トーナメント」の決勝で、郷田真隆九段(48)と対局しました。

それぞれの持ち時間が10分と短い早指しで、互いに激しく攻め合う展開になりましたが、羽生九段が中盤に相手陣に打ち込んでおいた歩を軸に、終盤から着実に攻めをつないだ結果、郷田九段が77手までで投了しました。

羽生九段は、これまでに「竜王」や「名人」などのタイトルを通算で99期、獲得し、2位の大山康晴十五世名人の80期を大きく引き離して歴代単独1位となっています。

今回、「NHK杯」で優勝したことで、タイトル戦以外の「一般棋戦」と呼ばれる公式戦の優勝回数が「45」となり、こちらも大山十五世名人を抜いて歴代単独1位となりました。

「平成最後の優勝うれしい」

羽生九段 タイトル戦以外の優勝回数も歴代単独1位
羽生九段 タイトル戦以外の優勝回数も歴代単独1位

対局を終えた羽生善治九段は「非常に激しい展開になり緊張感がありました。平成最後のNHK杯で優勝できてうれしく思います」と話していました。

情報源:羽生九段 タイトル戦以外の優勝回数も歴代単独1位 | NHKニュース


2019年3月17日12時10分

NHK杯戦で7年ぶり11回目の優勝を果たした羽生善治九段
NHK杯戦で7年ぶり11回目の優勝を果たした羽生善治九段

第68回NHK杯テレビ将棋トーナメントの決勝戦が17日に放送され、羽生善治九段(48)が郷田真隆九段(48)に77手で勝ち、7年ぶり11回目の優勝を果たした。これでタイトル戦以外の一般棋戦の優勝回数を45に伸ばし、故大山康晴十五世名人の44回を抜いて新記録を達成した。羽生九段は「特に数字は意識していなかったが、一つ前進できてよかった。一生懸命やっているうちに勝ち進むことができた。印象に残る優勝になった」と話した。

対局を終えて感想戦を行う羽生善治九段(左)と郷田真隆九段
対局を終えて感想戦を行う羽生善治九段(左)と郷田真隆九段

羽生九段が初めてNHK杯戦で優勝したのは18歳で五段だった1989年。大山十五世名人、加藤一二三九段、谷川浩司九段、中原誠十六世名人と歴代名人4人を次々と破って優勝し、注目された。それから30年、着実に優勝を重ね、2012年には4連覇を達成するとともに通算10回目の優勝を果たし、初の「名誉NHK杯選手権者」の称号と永久シード権を手にした。今回は本戦で菅井竜也七段や豊島将之二冠ら若手も破り、平成最後のNHK杯戦を優勝で締めくくった。

NHK杯将棋トーナメントで7年ぶり11回目の優勝を果たした羽生善治九段
NHK杯将棋トーナメントで7年ぶり11回目の優勝を果たした羽生善治九段

一方、名人を始め、将棋界に八つあるタイトルの獲得は、12年に大山十五世名人が作った80期の記録を抜き、現在99期に達している。(村上耕司)

情報源:羽生九段がNHK杯戦V 一般棋戦の優勝45回は新記録(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:羽生九段がNHK杯戦V 一般棋戦の優勝45回は新記録:朝日新聞デジタル


2019年3月17日 11時34分

NHK杯将棋トーナメントで優勝し、一般棋戦優勝回数を45回に伸ばして単独1位となった羽生善治九段=東京都渋谷区のNHK放送センターで
NHK杯将棋トーナメントで優勝し、一般棋戦優勝回数を45回に伸ばして単独1位となった羽生善治九段=東京都渋谷区のNHK放送センターで

将棋の羽生善治九段(48)は17日に放送されたNHK杯将棋トーナメント決勝で郷田真隆九段(48)に勝って優勝し、一般棋戦の通算優勝回数を45回に伸ばして歴代単独1位となった。2016年に大山康晴十五世名人(故人)の持つ44回に並んでいた。NHK杯優勝は7年ぶり11回目。

羽生は1989年にもNHK杯を制しており、平成の最初と最後を優勝で飾った。終局後、羽生は「数字を特別意識しているわけではないが、一つ前進することができてよかった。気が付いたら長きにわたってNHK杯に参加していた。その機会があるのはありがたいこと」と振り返った。

NHK杯将棋トーナメントで優勝し、優勝トロフィーを手にする羽生善治九段=東京都渋谷区のNHK放送センターで、丸山進撮影
NHK杯将棋トーナメントで優勝し、優勝トロフィーを手にする羽生善治九段=東京都渋谷区のNHK放送センターで、丸山進撮影

将棋の棋戦は、タイトル戦と一般棋戦に分かれる。羽生は、通算タイトル獲得数でも12年に大山の持つ80期を抜いてトップに立ち、99期まで更新している。

一般棋戦優勝記録は大山以下、中原誠十六世名人(28回)、加藤一二三九段(23回)、谷川浩司九段(22回)と続いている。【丸山進】

情報源:羽生、一般棋戦で最多優勝 歴代単独1位に – 毎日新聞


2019年3月17日11時33分

NHK杯決勝に臨む羽生善治九段(左)と郷田真隆九段
NHK杯決勝に臨む羽生善治九段(左)と郷田真隆九段

将棋の羽生善治九段(48)が17日にNHK Eテレで放送された「第68回NHK杯テレビ将棋トーナメント」決勝で郷田真隆九段(48)を破り、7年ぶり11回目の優勝を飾った。

平成元年のNHK杯で初優勝したレジェンドが平成最後のNHK杯も制した。自らの持つ最多優勝記録を11回に更新し、一般棋戦の通算優勝回数を45回とし、並んでいた故・大山康晴十五世名人を抜いて歴代単独最多に。無冠転落も味わった18年度の最後に頂点を極め、健在を示した。

同学年で奨励会入会同期、平成の時代を通じて数々の名勝負を繰り広げてきた盟友・郷田九段との対局前、羽生九段は「せっかくの大舞台なので、張り切って自分らしい将棋を指せるように全力を尽くしたいと思います」と抱負を述べた。振り駒で先手番を握ると、角換わり腰掛け銀の最新流行型の戦いに。▲4三歩の新構想から主導権を握り、勝ち切った。

羽生は新四段時代の1986年度にNHK杯初登場。18歳当時の88年度には大山康晴、加藤一二三、谷川浩司、中原誠という名人経験者4人を破って初優勝し、棋界に衝撃を与えた。同年度の決勝は平成元年2月だったため、平成最初と平成最後のNHK杯で頂点に立ったことになる。

羽生九段は通算10回の優勝者に贈られる永世称号「名誉NHK杯選手権者」の唯一の保持者。11回目のNHK杯制覇は、過去に刻んだ栄光の中でも特に難易度の高い記録と言っていい。前年優勝者でも、タイトル戦のように決勝を「防衛戦」として戦えるわけではなく、トーナメント初戦から無敗で勝ち上がっていかなくてはならない。今大会は高野智史五段(25)、菅井竜也七段(26)、豊島将之2冠(28)、丸山忠久九段(48)、郷田九段という各世代の強豪5人を連破した。

NHK杯は持ち時間各10分と10回の考慮時間各1分で行われる早指し棋戦。「早指しは若手有利」が定説だったが、今大会のベスト4は羽生九段、郷田九段、丸山九段、森内俊之九段(48)。平成を彩ってきた同学年の棋士ばかりで、最強世代の貫禄を示した。

2018年度は棋聖、竜王を失冠。27年ぶりの無冠に転落した年になったが、年度の最後を優勝で終えた意味は大きく、19年度に再びタイトル通算100期の偉業に臨む上でも大きなステップとなりそうだ。

情報源:羽生九段、平成最後のNHK杯で圧巻のV11!一般棋戦優勝で大山十五世名人抜き単独最多に(スポーツ報知) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:羽生九段、平成最後のNHK杯で圧巻のV11!一般棋戦優勝で大山十五世名人抜き単独最多に : スポーツ報知


2019年3月17日 12:00

優勝トロフィーを手にする羽生善治九段(撮影・我満 晴朗)
優勝トロフィーを手にする羽生善治九段(撮影・我満 晴朗)

将棋の羽生善治九段(48)は17日に放映されたNHK杯将棋トーナメント決勝で郷田真隆九段(48)を下し、7年ぶり11回目の優勝を達成した。これで一般棋戦の優勝回数が45となり、大山康晴15世名人の44を抜いて単独トップに立った。

優勝した羽生善治九段(撮影・我満 晴朗)
優勝した羽生善治九段(撮影・我満 晴朗)

一般棋戦優勝回数の3位は中原誠16世名人で28回。加藤一二三・九段が23回で続いている。

羽生はタイトル獲得数(99期)でも歴代1位。

情報源:羽生九段、郷田九段を下しV 一般棋戦優勝数で単独トップに NHK杯将棋トーナメント(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:羽生九段、郷田九段を下しV 一般棋戦優勝数で単独トップに NHK杯将棋トーナメント― スポニチ Sponichi Annex 芸能


2019年3月17日12時10分

将棋の第68回NHK杯戦で郷田真隆九段(右)を破り、7年ぶり11回目の優勝を果たした羽生善治九段(共同)
将棋の第68回NHK杯戦で郷田真隆九段(右)を破り、7年ぶり11回目の優勝を果たした羽生善治九段(共同)

将棋の第68回NHK杯戦決勝は17日に放送され、羽生善治九段(48)が郷田真隆九段(48)を破り、7年ぶり11回目の優勝を飾った。羽生九段はタイトル戦を除く一般棋戦の優勝回数が故大山康晴15世名人を抜き、最多の計45回となった。

新記録を樹立した羽生九段は「時代背景や棋戦の数も違うので比較はできない」と前置きしながらも、「NHK杯で優勝して、うれしく思っています。1つ前進することができてよかった」と笑顔で感想を述べた。

プロ公式戦は、名人戦や棋王戦など7番勝負や5番勝負で優勝を争う8大タイトル戦と、それ以外の一般棋戦がある。現在、一般棋戦はNHK杯戦や日本シリーズ、最年少プロの藤井聡太七段(16)が2連覇した朝日杯オープン戦など計7つ。

羽生九段は1985年、史上3人目の中学生でプロ入り。96年に初の全七冠独占。2017年12月には初の永世7冠を達成、18年2月に国民栄誉賞を受賞した。一方、18年12月に竜王戦で敗れ、前人未到のタイトル通算100期はならず、27年ぶりに無冠となった。(共同)

情報源:羽生九段NHK杯優勝 一般棋戦での優勝最多45回 – 社会 : 日刊スポーツ


将棋の羽生善治九段(48)は17日に放送されたNHK杯テレビ将棋トーナメント決勝で郷田真隆九段(48)を破って優勝した。昨年12月、タイトル獲得通算100期が懸かった第31期竜王戦七番勝負に敗れて27年ぶりに無冠となった羽生九段だが、その実力が健在であることを示した。

NHK杯は数多い将棋の公式戦の中で、タイトル戦には含まれない「一般棋戦」。朝日杯、銀河戦、将棋日本シリーズなどがある。今回の優勝で羽生九段の一般棋戦優勝は45回となり、44回で1位タイだった大山康晴十五世名人を抜いて歴代単独1位となった。

角換わりの戦型となった決勝は、中盤から攻め合いとなった。羽生九段は鋭い手筋を繰り出してリードを奪い、一気に郷田九段を投了に追い込んだ。対局後、羽生九段は「45回という数字を特に意識したことはないが、それなりに長く(棋士を)やっているのだと実感した。棋戦優勝は素直にうれしい」と話した。

また、本局の解説を務めた日本将棋連盟会長の佐藤康光九段(49)は「羽生さんは常に研究を怠らず、最先端の戦術に適応している。若手棋士が台頭する将棋界において、まだまだ第一線を走る存在だと改めて感じた」と語った。

囲碁・将棋

情報源:「羽生さんは常に最先端適応」一般棋戦で最多V : 囲碁・将棋 : 読売新聞オンライン


2019年3月17日 12:00

優勝した羽生善治九段(撮影・我満 晴朗)
優勝した羽生善治九段(撮影・我満 晴朗)

将棋の羽生善治九段(48)は17日に放映されたNHK杯将棋トーナメント決勝で郷田真隆九段(48)を下し、7年ぶり11回目の優勝を達成した。これで一般棋戦の優勝回数が45となり、大山康晴15世名人の44を抜いて単独トップに立った。

――優勝の感想は?

「早指しの棋戦ということで、NHK杯は(前回優勝から)間があいたこともあり、今回優勝できたのは非常にうれしく思っています」

――一般棋戦では45回目の優勝で新記録。

「そうですね。数字については特に意識をしていたわけではないのでのですが、一つ前進することができて良かったかなと」

――大山康晴15世名人を超えた。

「時代背景とか棋戦の数とかが全く違うので、数字だけで比較することではないかなと。でも直接、10代の頃に教わっているということもありますので、その大山先生のいろいろな指し方を学んで、これから先も前進していけたらいいなと思います」

――NHK杯の最初の優勝が平成に変わるタイミングで、今回は平成最後の優勝。

「気がついてみたらずいぶん長きにわたって参加をしていたんだなあと実感としてはありますし、そういう機会があり続けるということは棋士としてはありがたいことと思っています」

――去年の末に無冠となり、今年はどんな気持ちで再スタートしたのか?

「長いこと棋士を続けているとさまざまな時期があると思うので、その中で今自分が出来ることに集中してやっていくのがいいのではないかなと思っています」

――これからの目標は?

「ここ一、二年で将棋そのものの内容とかがずいぶん変わってきているので、自分なりに勉強して、今の時代の将棋に対応できるようにしていけたらいいなと思っています」

――第1回に参加した当時と対戦相手もかなり変わったが。

「30年前は対戦する人が全員先輩で、30年たてば後輩、若手と対戦するというのは自然な流れ。そのなかで自分自身もどれだけ頑張っていけるかということだと思っています」

――今回は上位者がほぼ同年代だった。

「ベスト4あたりで気がつきました。なにか、周りを見たら同年代の人ばっかりで(笑い)。最近はなかった傾向で、こういうこともあるんだなと」

――昨年、タイトルを失った後、最初の棋戦で優勝したことについては?

「ちょうど年度の終わりになるので、また切り替わるタイミングのところで一つ結果が残せたので、前を向いて進む大きな推進力になればいいなと思っています」

――タイトル奪還への意気込みを。

「根本的なところで若い人が強くなっている。自分自身の棋力を充実させていくのがまず最初の課題。それがうまくいったときにチャンスがあるかどうか…分からないですけど。そのチャンスを目指していく感じです」

――優勝回数45回という数字の印象は?

「さすがに30年くらい前だと記憶とかがだいぶ薄れているので、その回数を成し遂げていたのかというところでは自分自身意外な感じです」

――今期のNHK杯を振り返ると。

「一つの傾向は、若手との対戦が非常に多かったことと、準決勝、決勝は同年代との対戦だったので、大変な相手ではありますが、なんかまた頑張っていこうという気持ちになりました」

――平成時代を振り返ると、どの優勝が印象にのこる?

「将棋ファンの方から言われるのは最初に優勝したときの加藤(一二三)先生との将棋(1988年度)なのですが、個人的には回数を重ねていた後の優勝の方が、時系列も近いと言うこともあり、印象に残っています」

――と言うことは、今回の優勝も。

「そうですね。今回は最初から優勝をあまり意識していなかったので、一生懸命やっている中で、勝ち進むことができたのがすごい幸運だったと思っていますし、他の棋戦ではうまくいっていないところもあるので、そう言う意味でも今回は印象に残りました」

――早指しは若手が有利、と言われているが?

「もちろん若さでの早見えの強さも間違いなくあると思ってます。一方で経験値というか、年齢を重ねて出来上がるものもある。そちらの部分でも可能性はあるのかなと思っています」

情報源:“無冠”羽生九段、再出発の棋戦でV 今後の目標は「今の時代の将棋に対応できるように」(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:“無冠”羽生九段、再出発の棋戦でV 今後の目標は「今の時代の将棋に対応できるように」― スポニチ Sponichi Annex 芸能


第68回NHK杯テレビ将棋トーナメントの決勝戦(3月17日放映)は、羽生善治九段(48)と郷田真隆九段(48)による対戦となり、羽生が勝って自身11回目のNHK杯優勝を果たした。この優勝により、羽生は一般棋戦の優勝回数が45回となり、大山康晴十五世名人と並んでいた44回を抜いて、単独1位となった。

今回のNHK杯戦は羽生と郷田の他に、丸山忠久九段(48)と森内俊之九段(48)のいわゆる「羽生世代」がベスト4に勝ち残って勢ぞろいしたことでも注目を集めた。4名すべてがNHK杯優勝の経験を持つ。

かつて何度もタイトル戦の舞台で競い合った羽生九段(左)と郷田九段(右)。第67期名人戦では、羽生名人(当時)がフルセットの末に防衛を果たした ©共同通信社
かつて何度もタイトル戦の舞台で競い合った羽生九段(左)と郷田九段(右)。第67期名人戦では、羽生名人(当時)がフルセットの末に防衛を果たした ©共同通信社

最強と言われ続けてきた羽生世代だが……

羽生世代が同棋戦の上位4名を占めたのは第51回(2001年度)以来となる(優勝・森内、準優勝・佐藤康光九段、ベスト4・羽生、藤井猛九段)。そして、ベスト4が同学年(1970年度生まれ)で占められたのは史上初の快挙となる(上記の佐藤は69年度生まれ)。

最強と言われ続けてきた羽生世代も40代後半となってからは、盤上で結果を残すことが難しくなってきた。その象徴的な出来事ともいえるのが、昨年末の竜王戦における「羽生、27年ぶりの無冠」だろう。また先月の朝日杯決勝では最年少棋士である藤井聡太七段が2連覇を果たした。これも将棋界の世代交代をより印象付けた感がある。

そのような状況で、羽生世代がそろってNHK杯で健在を見せつけた。一般的に早指しのテレビ棋戦は、若手有利と言われている。NHK杯のベスト4に40代以上の棋士がそろったのが、第33回以来(優勝・大山、準優勝・加藤一二三九段、ベスト4・大内延介九段、米長邦雄永世棋聖)の、史上2例目であることも、若手有利を示す一つの根拠となると思う。

そう考えると今回の結果は改めて、「羽生世代」が「史上最強世代」であることを示した事象と言えそうだ。

昨年末の「羽生、27年ぶり無冠」は衝撃的なニュースだった ©相崎修司
昨年末の「羽生、27年ぶり無冠」は衝撃的なニュースだった ©相崎修司

トーナメントは1度でも負けてしまえば終わり

羽生の「タイトル通算99期」が他者の追随を許さない偉業であることは論を待たないが、今回の優勝で達成した「一般棋戦優勝45回」もやはり偉大である。なんといっても、挑戦者を待ち受けるタイトル戦とは異なり、トーナメントの途中で1度でも負けてしまえば、次期までチャンスがなくなるからだ。

一般棋戦優勝回数の上位は以下の通り。

1位・羽生善治、45回
2位・大山康晴、44回
3位・中原誠、28回
4位・加藤一二三、23回
5位・谷川浩司、22回
6位・米長邦雄、16回
7位・内藤國雄、13回
7位・森内俊之、13回
9位・佐藤康光、12回
9位・丸山忠久、12回
11位・丸田祐三、10回
11位・森安秀光、10回
11位・渡辺明、10回

当たり前だが、通算獲得タイトル数でも上位に名を連ねる棋士が多い。結局、強い棋士はどんな舞台でも強いという、身も蓋もない結論になってしまう。

2016年2月13日に行われた朝日杯決勝では、森内九段(左)を破って12度目の朝日杯優勝を果たした ©相崎修司
2016年2月13日に行われた朝日杯決勝では、森内九段(左)を破って12度目の朝日杯優勝を果たした ©相崎修司

羽生九段の棋戦優勝、回数が多いのは……

そして羽生の45回の内訳は以下の通りだ。

朝日杯将棋オープン戦、12回(前身棋戦の全日本プロ将棋トーナメント及び朝日オープン将棋選手権 を含む)
NHK杯テレビ将棋トーナメント、11回
銀河戦、5回
将棋日本シリーズ、5回
新人王戦、1回
オールスター勝ち抜き戦、4回
早指し将棋選手権、3回
天王戦、2回
若獅子戦、2回

上記のうち、オールスター勝ち抜き戦以下の4棋戦は、現在行われていない。現行棋戦で羽生が優勝していないのは、参加資格がない若手棋戦の加古川青流戦と上州YAMADAチャレンジ杯を除くと、第3期よりタイトル戦に昇格した叡王戦だけだ。

2010年のJT杯将棋日本シリーズでは、決勝で山崎隆之八段を破って優勝した ©相崎修司
2010年のJT杯将棋日本シリーズでは、決勝で山崎隆之八段を破って優勝した ©相崎修司

そして羽生が1期以上参加して優勝経験がないのは名将戦、早指し新鋭戦、大和証券杯ネット将棋最強戦という3つの終了棋戦である。さすがの羽生と言えども、棋戦優勝コンプリートは無理だったが、上記の3棋戦で最多参加数は大和証券杯の6回であるので、これは致し方ない(とはいえ、天王戦では6回の参加で2回の優勝を果たしているのだが)。

「史上最強棋士は誰だ?」論争に新たな材料

一発勝負のトーナメントという意味では、やはりNHK杯の11回優勝が出色だろう(朝日杯の12回は、朝日オープン将棋選手権時代に番勝負の防衛戦が3回あった)。しかもその中には第58~61回の4連覇が含まれる。トーナメント棋戦の4連覇も不滅の記録と言ってよい。現在継続中の一般棋戦連覇記録は、藤井七段が朝日杯で達成した2連覇があるのみだ。次世代の最強棋士候補は、この連覇記録を超えられるかどうか。

将棋ファンにとって永遠のテーマともいえる「史上最強棋士は誰だ?」を語る上で、羽生の45回目の優勝は、また新たな材料を提供したともいえる。要するに「大山と羽生はどっちが上?」という点についてだ(他の棋士を史上最強と考える方々からはお叱りを受けそうだが)。

NHK杯テレビ将棋トーナメントは、毎週日曜日午前10:30から、NHK Eテレにて放映されている
NHK杯テレビ将棋トーナメントは、毎週日曜日午前10:30から、NHK Eテレにて放映されている

ハッキリ言ってしまえば、時代やそれにともなう環境が違い過ぎて、比較自体が無理である。大山最強派の主張を想像すると「今と同じだけ棋戦の数があれば、タイトル獲得数も優勝回数も、もっと増えていることは絶対に間違いない」となるだろうし、対して羽生最強派は「昔は参加棋士が少なかったから、現在の優勝のほうが価値が高い」(第1~15回のNHK杯は参加棋士が8名だった)と主張することもできる。推論としてはどちらも間違ったことを言っているわけではない。

決着がつかないからこその永遠のテーマであり、無理に結論付けようとするのは無粋と思うのだが、いかがだろうか。

情報源:羽生善治九段、48歳でNHK杯優勝の快挙 まだまだ「世代交代」とは言わせない(文春オンライン) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:羽生善治九段、48歳でNHK杯優勝の快挙 まだまだ「世代交代」とは言わせない | 観る将棋、読む将棋 | 文春オンライン


羽生善治九段が3月17日(日)放送の第68回NHK杯決勝で郷田真隆九段に勝利し、一般棋戦優勝回数45回を達成。

大山康晴十五世名人が持つ一般棋戦優勝回数記録44回を抜いて、歴代単独1位となりました。

一般棋戦優勝回数ベスト10

順位 棋士名 回数
1 羽生善治九段 45
2 大山康晴十五世名人(物故) 44
3 中原誠十六世名人(退役) 28
4 加藤一二三九段 (退役) 23
5 谷川浩司九段 22
6 米長邦雄永世棋聖(物故) 16
7 森内俊之九段 13
7 内藤國雄九段(退役) 13
9 丸山忠久九段 12
9 佐藤康光九段 12
第68回NHK杯決勝 感想戦の様子
第68回NHK杯決勝 感想戦の様子
優勝杯を手にする羽生九段
優勝杯を手にする羽生九段

情報源:羽生善治九段、一般棋戦の優勝回数歴代1位に|将棋ニュース|日本将棋連盟


羽生善治九段 vs △郷田真隆九段(棋譜を見る

77手まで、羽生善治九段の勝ち、NHK杯11回目の優勝、一般棋戦優勝数単独1位(45回)達成。

 




あとはタイトル奪還だけだな。