ふむ・・・
2019年3月13日 11時06分
北朝鮮による拉致問題の進展に向け、対話に応じる姿勢を引き出そうと、政府は国連人権理事会に11年連続で提出してきた北朝鮮の人権侵害を非難する決議案を、ことしは提出しないことを決めました。
政府は国連人権理事会に、2008年以来11年連続で北朝鮮の拉致問題や人権侵害を非難する決議案をEU=ヨーロッパ連合と共同で提出してきました。
しかし米朝首脳会談が2回行われたことも踏まえ、政府は北朝鮮による拉致問題の進展に向け、対話に応じる姿勢を引き出そうと、ことしは決議案を提出しないことを決めました。
ただEUは単独で決議案を提出する見通しで、その場合は賛成することにしています。
一方、来月13日に期限を迎える北朝鮮に対する輸出入の全面禁止などを含む日本独自の経済制裁については延長する方針で、来月上旬にも閣議決定することにしています。
官房長官「諸情勢を総合的に検討した結果」
菅官房長官は午前の記者会見で「第2回米朝首脳会談ではトランプ大統領から拉致問題が提起され、両首脳間で真剣な議論が行われた。わが国としては、こうした会談の結果や拉致問題などを取り巻く諸情勢を総合的に検討した結果として決議案を提出しないことにした」と述べました。
また、国際社会との連携について「安易な妥協や譲歩を行わず、同時に北朝鮮と建設的な議論を続け、具体的な行動を促していくというトランプ大統領の決断を全面的に支持している。今回の対応で国際社会との足並みの乱れが生じることはないと考えている」と述べました。
一方、記者団が北朝鮮に対する日本独自の制裁を継続する考えか、質問したのに対し「米国をはじめとする国際社会と緊密に連携し、安保理決議を完全に履行していく方針に変わりはない」と述べるにとどめました。
情報源:北朝鮮非難決議案 国連人権理事会に提出せず 政府 対話促す | NHKニュース
へぇ・・・