(大志 藤井聡太のいる時代)挑戦編:4 将棋一本か進学か、心は揺れた:朝日新聞デジタル

ふむ・・・


2019年3月10日05時00分

名古屋で行われた名人戦の検討室に姿を見せた藤井聡太七段(右)と杉本昌隆現八段。藤井は高校の授業の後に駆けつけた=2018年5月
名古屋で行われた名人戦の検討室に姿を見せた藤井聡太七段(右)と杉本昌隆現八段。藤井は高校の授業の後に駆けつけた=2018年5月

「棋士に学歴は必要ない」

杉本昌隆八段(50)は、棋士養成機関「奨励会」に通っていた中学生の頃、師匠の板谷進九段(故人)にそう告げられた。

かつて将棋界は、「高校や大学には行かなくて良い」という風潮があった。杉本は板谷の教えに従い、高校に進学しなかった。「『お前は棋士になれる』という期待を感じたので、不安はそれほどなかった」。名古屋市内の板谷の将棋道場で働きながら、修業の日々を送った。

今は後進を育てる立場になった。弟子たちには「しっかり勉強して、高校には行くように」と言い聞かせている。「自分が選んだ道に後悔はないが、高校に行けば視野が広がるし、規律のある生活もできる」

小学4年で入門した藤井聡太七段(16)にも、進学については同じことを伝えた。だが、藤井は杉本の期待を上回る速さで力を伸ばし、中学2年で一人前の棋士になった。

もっと強くなりたい。高校には行った方がいいのだろうか――。2017年、中学3年の藤井の心は揺れた。中高一貫校だったため、受験勉強の必要はなかったが、対局と学業を、どう両立させるかが問題だった。

杉本は、あえて意見は言わなかった。「自分で判断して欲しい」と考えたからだ。ただ、「高校に行かないと、仕事の依頼が増えるデメリットがある」とは説明した。

10月25日、藤井は日本将棋連盟を通じて、名古屋大学教育学部付属高校に進学する意向を発表した。注目が集まったゆえの、異例の発表だった。

今年4月から、藤井は高校2年になる。昨秋、高校に通う意義について、こう語っている。

「ずっと将棋のことを考えていても精神的に行き詰まってしまう。学校に行くことで、バランスが保たれるのかな」

=敬称略(村瀬信也)

◆毎週日曜に掲載します。

情報源:(大志 藤井聡太のいる時代)挑戦編:4 将棋一本か進学か、心は揺れた(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:(大志 藤井聡太のいる時代)挑戦編:4 将棋一本か進学か、心は揺れた:朝日新聞デジタル


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