ふむ・・・
2019年3月10日12時57分
商店街の空き店舗を開放したら、みんなどんな使い方をするだろう。そんな疑問を実際に確かめてみる試みを、大分市出身の大学生が5日、市中心部の府内五番街商店街で始めた。クラウドファンディングで集めた資金で20坪のがらんとした空間を借り、春休みの21日間、街に何が求められているかを考える。
「開(あ)き店舗」と題したプロジェクトを始めたのは、早稲田大社会科学部1年の吉田安(やす)さん(19)。市中心部育ちで、子どものころから商店街は身近な場所だった。大分商業高の商業調査部の活動で府内五番街のPRに取り組み、一緒に催しをしたこともある。将来は大分に戻ってカフェなどの店を構え、地域に関わる活動をしたいと思っている。
大学で都市計画や街づくりを学び、各地の地域おこしの事例を見てきた。「成功例をただ模倣するだけだと失敗する傾向が強い」と感じた。「大分の街では、どんなことが求められているかを知りたくなった」
インターネットで空き店舗情報を検索して不動産業者と交渉。府内五番街にある「なぎさやビル」(府内町2丁目)の空き店舗を借りることにした。
2月初めにクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」に登録。「空き店舗って、開いてなくない?」などの言葉を交えて資金を募ると、「まちをもっと面白くしていきましょう」といった声とともに目標の50万円が集まった。
店を開けるのは25日までの午前10時~午後8時。吉田さんが管理人として常駐する。訪れる人は休憩場所に使ってもいいし、事前に声をかければ催しや展示に使うこともできる。すでに古着屋の一日出店や書道のワークショップ、フリーマーケットといった予定が入っているという。
中心市街地では小学生のころ大分サティが、高校生だった2017年には大分フォーラスが閉店。その都度寂しさを感じてきた。今の商店街は飲食店以外の店が少なくなり、回遊性に欠けると思う。今回の試みで何が見えてくるかまだ分からないが、「自分が大分に愛着を持てているのは、小さいころから街に関わってきたおかげ。同じように子どもたちが愛着を持てるような街に、自分たちでしていかないと」と吉田さん。
初日の午前。高校時代の友人らと看板書きなどをしていると、90歳という近所の女性がふらりと入ってきた。「ここ、何かできるの? 喫茶店だった時によく通ってたの。久しぶりに扉が開いてうれしいわ」
詳細や問い合わせはCAMPFIREの「開き店舗」紹介ページ(https://camp-fire.jp/projects/view/124196別ウインドウで開きます)で。フェイスブック(https://m.facebook.com/akitenpooita/別ウインドウで開きます)やインスタグラム(akitenpo_oita)もある。(寿柳聡)
情報源:「空き店舗って、開いてなくない?」大学生が開けてみた(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース(コメント)
情報源:「空き店舗って、開いてなくない?」大学生が開けてみた:朝日新聞デジタル
問題は、この企画が終わってからどうなるのかだな。