はぁ・・・
2019年3月4日 20時51分
日産自動車のカルロス・ゴーン前会長の弁護を担当している弘中惇一郎弁護士が4日、日本外国特派員協会で記者会見しました。主な発言は以下のとおりです。
検察の捜査ついて
「今回の事件はほとんどが10年以上前の話で、日産も当時から知っていたことばかりだ。今になって何のために刑事事件として検察に届け出たのか大変奇妙な感じがする。細かいことは証拠を見なければ分からないが、常識的に考えて刑事事件になるようなものではない」
「時代の変わり目、大きな政策の転換点にそれまで社会を代表していた人がひどくたたかれることがあり、“国策捜査”ということばでも説明されている。今回の事件も10年以上前のことを蒸し返すというのは、世界の経済的な動きとか政治的な動きとリンクしているのではないかと思って取り組んでいきたい」
保釈請求について
「逃亡や証拠隠滅を疑われないような説得力のある保釈申請を出したつもりだ。ゴーン前会長が外部と情報交換することができなくなるような工夫を、コンピュータや監視カメラを使って具体的に考え裁判所に提案している」
「検察官の言うとおり自白しないと勾留を続けることは“人質司法”と呼ばれ、各国から批判が多い。私どももこうした状況を訴えて1日も早く保釈を取りたい」
弁護戦略は?
「われわれは前の弁護士の大鶴基成氏(元東京地検特捜部長)から引き継ぎを受けているが、大鶴氏のやったことに縛られるということはない。ゴーン前会長が経験した事実自体は変わらないので、そこからどういう証拠を集めて論理を組み立てるか。全く新しい発想で進めてきたいきたい」
「ゴーン前会長とは何回か会って打ち合わせやヒアリングをし、前の弁護士からの引き継ぎもした。ゴーン前会長に関するいくつかの著書も読んでいる」
今後の裁判について
「このような事件が起きれば、海外から優れた経営者が日本に来なくなると海外のメディアは報じている。日本の社会や将来のためにもできるだけ早く無罪を明らかにし、信用を取り戻す必要がある。いずれにしてもこの事件は歴史的にも社会的にも大変重要な裁判になるだろうと思う」
「関係者がフランスや中近東など世界中に散らばっている。非常に長い時間の間に、非常に多くの国の方々を巻き込んでいる事件なので、これからの裁判はかなり大変なものになるだろう」
「私も73歳になったが、まだカミソリの切れ味があるかどうか試してみたい」
ゴーン前会長の近況
「私は前会長と会ってから1か月もたっていないので、以前より顔色がよいか悪いか、太ったか痩せたかよく分からないが、拘置所で面会したかぎりでは元気を維持しているという印象を受けた」
「身柄が拘束されて4か月近くたち、ゴーン前会長には何としても保釈を得たいという強い気持ちがある」
情報源:ゴーン前会長の弁護士 記者会見の主な発言 | NHKニュース
ふむ・・・