将棋名人戦の前夜祭にトップ棋士集結 ファンと触れ合い:朝日新聞デジタル

10時から対局開始


2019年2月28日20時41分

前夜祭ではA級順位戦最終局を戦う10人が登壇した。左から羽生善治九段、稲葉陽(あきら)八段、広瀬章人竜王、佐藤康光九段、久保利明九段、豊島将之二冠、深浦康市九段、三浦弘行九段、糸谷哲郎八段、阿久津主税(ちから)八段=2019年2月28日午後7時12分、静岡市葵区の浮月楼、村上耕司撮影
前夜祭ではA級順位戦最終局を戦う10人が登壇した。左から羽生善治九段、稲葉陽(あきら)八段、広瀬章人竜王、佐藤康光九段、久保利明九段、豊島将之二冠、深浦康市九段、三浦弘行九段、糸谷哲郎八段、阿久津主税(ちから)八段=2019年2月28日午後7時12分、静岡市葵区の浮月楼、村上耕司撮影

佐藤天彦名人への挑戦権を争う第77期将棋名人戦・A級順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の最終9回戦の前夜祭が28日夜、対局場となる静岡市葵区の料亭「浮月楼(ふげつろう)」で開かれた。10人の対局者をはじめ、大盤解説を担当する佐藤名人ら、多くの棋士が集結し、地元のファンと触れ合った。

3月1日に一斉に行われる「将棋界の一番長い日」とも言われる最終局を戦うのは、豊島将之二冠―久保利明九段▽羽生善治九段―広瀬章人竜王▽糸谷哲郎八段―深浦康市九段▽佐藤康光九段―阿久津主税(ちから)八段▽稲葉陽(あきら)八段―三浦弘行九段。対局者と関係者は28日夕方に現地入り。午後4時から対局場の検分を行い、部屋の明るさや用意された盤駒を確認した。

前夜祭では関係棋士も登壇。左から佐藤天彦名人、斎藤慎太郎王座、大石直嗣七段、室田伊緒女流二段、長谷川優貴女流二段、塚田恵梨花女流1級、勝又清和六段、上野裕和五段、上村亘四段、佐々木大地五段
前夜祭では関係棋士も登壇。左から佐藤天彦名人、斎藤慎太郎王座、大石直嗣七段、室田伊緒女流二段、長谷川優貴女流二段、塚田恵梨花女流1級、勝又清和六段、上野裕和五段、上村亘四段、佐々木大地五段

午後6時半からの前夜祭には、対局者のほか、立会人の青野照市九段、副立会人の畠山成幸八段、解説役の佐藤名人と斎藤慎太郎王座、大石直嗣七段、聞き手の室田伊緒女流二段、長谷川優貴女流二段、塚田恵梨花女流1級も参加。解説会のパソコン操作や記録係を務めるプロ棋士も登壇した。

日本将棋連盟を代表して常務理事の鈴木大介九段があいさつ。「本来なら会長である佐藤(康光九段)があいさつするところですが、佐藤は現役A級棋士ですので、対局に集中していただくということで私からあいさつします」と話し、会場を沸かせた。続けて「明日は1年戦ってきた棋士たちの総決算。名人を除くトップ10がしのぎを削っている。5局一斉に楽しんでいただきたい」と話した。

A級順位戦最終局の見どころについて語る佐藤天彦名人(左)と斎藤慎太郎王座=2019年2月28日午後7時20分、静岡市葵区の浮月楼、村上耕司撮影
A級順位戦最終局の見どころについて語る佐藤天彦名人(左)と斎藤慎太郎王座=2019年2月28日午後7時20分、静岡市葵区の浮月楼、村上耕司撮影

対局者が退室したあとは佐藤名人と斎藤王座が見どころを紹介。斎藤王座は「全局、戦型が違うのではないか」と予想。佐藤名人は「最もレベルの高い将棋が一堂に会するような一日になる。それを自分も楽しみつつ、楽しいということをかみ砕いてお伝えできるように明日は頑張りたい」と話した。

現地大盤解説会と棋譜は朝日新聞デジタルの将棋ページ(http://www.asahi.com/shougi/)で中継される(有料会員が対象)。

情報源:将棋名人戦の前夜祭にトップ棋士集結 ファンと触れ合い(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:将棋名人戦の前夜祭にトップ棋士集結 ファンと触れ合い:朝日新聞デジタル




豊島二冠が勝てば挑戦者に決定、負けたら「羽生九段 vs 広瀬竜王」の勝者とのプレーオフ。