ICJは、1965年にモーリシャスからチャゴス諸島を分離した英国の措置は違法だったと判断。ICJのアブドルカウィ・アフメド・ユスフ(Abdulqawi Ahmed Yusuf)所長は「英国には、チャゴス諸島の統治を可能な限り迅速に終結させ、モーリシャスに自国領の非植民地化を完了させる義務がある」と指摘した。
モーリシャスはチャゴス諸島分離後の1968年に独立。チャゴス諸島では全住民が島外に退去させられた。モーリシャスは2017年の国連総会(UN General Assembly)で、チャゴス諸島の今後と住民退去の合法性に関するICJの法的助言を求める決議案を提出。同案はアフリカ諸国の支持を得て採択されていた。