<第68期 王将戦第4局・2日目>4連勝で王将タイトルを獲得した渡辺棋王はちゅら海の映像をバックに三線を手に笑顔を見せる(撮影・村上 大輔)

渡辺棋王、4連勝で新王将に 5期ぶり3度目復位 全勝決着は14期ぶり

96手目 5八馬まで、△#渡辺棋王 の勝ち、王将奪取成功


将棋 王将戦七番勝負 渡辺棋王4連勝 ストレートで奪還 |
将棋 王将戦七番勝負 渡辺棋王4連勝 ストレートで奪還 |

2019年2月25日 20時59分

将棋の八大タイトルの1つ、王将戦の七番勝負は、挑戦者の渡辺明棋王が、タイトルを持つ久保利明王将を4連勝で破り、1年2か月ぶりに二冠に戻りました。

第68期王将戦の七番勝負は久保利明王将に渡辺明棋王が挑み、ここまで渡辺棋王が3連勝してタイトルまであと1勝に迫っていました。

24日から那覇市で行われた第4局は、中盤以降、渡辺棋王が優勢に駒を進め、25日午後6時前に96手までで久保王将が投了しました。

勝った渡辺棋王はこれまでに2期、王将のタイトルを獲得していて、5期ぶりの返り咲きを果たしました。

おととし12月に竜王のタイトルを奪われたあと、保持するタイトルが「棋王」だけとなっていましたが、今回の「王将」と合わせて1年2か月ぶりに「二冠」に戻りました。

渡辺二冠「うれしく思う」

対局のあと渡辺明二冠は「挑戦者になってからは奪取を目標にしてましたので、それが達成できたのは大変うれしく思います」と話していました。

久保九段「また一から階段登る」

敗れた久保利明九段は「これまでも順風満帆の棋士人生ではありませんでしたので、また一から階段を登って、この場所に戻れるように頑張りたいと思います」と話していました。

情報源:将棋 王将戦七番勝負 渡辺棋王4連勝 ストレートで奪還 | NHKニュース


将棋の王将戦七番勝負第4局が2月24、25日の2日間、沖縄県那覇市の琉球新報本社ビルで行われ、挑戦者の渡辺明棋王(34)が、久保利明王将(43)を96手で下し、同シリーズ4連勝でタイトルを奪取した。渡辺棋王の王将位獲得は、5期ぶり通算3期目。8つあるタイトルのうち、複数冠は豊島将之二冠(28)と、渡辺新二冠の2人となった。

渡辺明
棋王・王将

渡辺棋王は昨期、順位戦A級からB級1組に降級したが、今期はここまで11戦全勝で既に昇級を決定。公式戦15連勝も達成するなど絶好調で、前日までの今期の成績は35勝9敗、勝率.795と、トップ棋士との対局が続く中で、8割近い勝率を残していた。

王将戦七番勝負では、先手番となった第1局から順調に勝ち進めると、第4局でも快勝。王将戦としては、2004年度に羽生善治二冠(当時)が森内俊之王将(当時)に4連勝で奪取して以来の快記録となった。

将棋界の8大タイトルは一時、8人が1つずつ持ち合う群雄割拠の状態に突入したが、今期、豊島二冠が一気に2つのタイトルを奪取。渡辺棋王は、棋王戦五番勝負でも2勝0敗で防衛に王手をかけており、二冠維持が濃厚の状況となっている。

情報源:渡辺明棋王、4連勝で王将位奪取! 豊島将之二冠と並ぶ複数冠/将棋・王将戦七番勝負第4局(AbemaTIMES) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:渡辺明棋王、4連勝で王将位奪取! 豊島将之二冠と並ぶ複数冠/将棋・王将戦七番勝負第4局 | AbemaTIMES


<第68期 王将戦第4局・2日目>4連勝で王将タイトルを獲得した渡辺棋王はちゅら海の映像をバックに三線を手に笑顔を見せる(撮影・村上 大輔)
<第68期 王将戦第4局・2日目>4連勝で王将タイトルを獲得した渡辺棋王はちゅら海の映像をバックに三線を手に笑顔を見せる(撮影・村上 大輔)

◇第68期王将戦7番勝負第4局第2日 久保利明王将(4敗)VS渡辺明棋王(4勝)(2019年2月25日 沖縄県那覇市・琉球新報本社ビル)

挑戦者の渡辺棋王が96手で久保王将を下し、4勝0敗で第63期(2013年度)以来、5期ぶり3度目の王将位を獲得した。終了時間は午後5時53分。

王将戦での4戦全勝決着は14期ぶり10回目。過去には羽生善治九段(48)が最多の5回を記録している。

現時点で渡辺は棋王と合わせ2冠となった。現在進行中の棋王戦3番勝負では広瀬章人竜王(32)に2勝0敗とリード。防衛に王手をかけた状態だ。

情報源:渡辺棋王、4連勝で新王将に 5期ぶり3度目復位 全勝決着は14期ぶり(スポニチアネックス) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:渡辺棋王、4連勝で新王将に 5期ぶり3度目復位 全勝決着は14期ぶり― スポニチ Sponichi Annex 芸能


4連勝でタイトルを獲得し、対局を振り返る渡辺明新王将=那覇市で2019年2月25日午後6時15分、上入来尚撮影
4連勝でタイトルを獲得し、対局を振り返る渡辺明新王将=那覇市で2019年2月25日午後6時15分、上入来尚撮影

那覇市の琉球新報本社ビルで24日から指された第68期王将戦七番勝負第4局(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、琉球新報社共催、囲碁・将棋チャンネル協賛)は25日、挑戦者の渡辺明棋王(34)が久保利明王将(43)に96手で勝ち、4勝0敗で奪取した。

渡辺の王将位獲得は5期ぶり通算3期目。久保の3連覇はならず、無冠となった。久保に代わり、渡辺が最年長タイトル保持者になった。

◇渡辺新王将「中終盤、うまく指せた」

渡辺新王将の話 挑戦者になってからは(王将獲得を)目標にしていたので、達成できたのは大変うれしい。中終盤でうまく指せたのがいい結果につながった。

◇久保王将「しっかり研究し、この場に戻る」

久保王将の話 全体的にチャンスの少ない将棋が多かったのが今後の課題。一から階段を上って、しっかり研究してこの場所に戻れるよう頑張りたい。

情報源:渡辺4連勝で新王将に 5期ぶり通算3期目の復位 久保は無冠に – 毎日新聞


2019年2月26日 05:00

感想戦で対局を振り返り、ポイントとなった指し手などを語る渡辺明新王将=25日夕、那覇市泉崎の琉球新報社
感想戦で対局を振り返り、ポイントとなった指し手などを語る渡辺明新王将=25日夕、那覇市泉崎の琉球新報社

将棋の久保利明王将(43)に渡辺明棋王(34)が挑戦した「第68期王将戦七番勝負第4局那覇対局」(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社、日本将棋連盟主催、琉球新報社共催)は25日、那覇市泉崎の琉球新報社で2日目の対局が行われた。同日午後5時53分、96手で後手の渡辺棋王が先手の久保王将に勝ち、4連勝で王将位のタイトルを獲得した。渡辺新王将は棋王と合わせて2冠となった。

渡辺新王将は東京都葛飾区出身。2000年に15歳11カ月で四段のプロ棋士となった。04年度に奪取した竜王は12年度まで9連覇を果たした。獲得タイトルは竜王11期、王座1期、棋王6期で、王将は3期目となった。

渡辺新王将は「挑戦者になってから目標にしていたので、達成できて大変うれしく思う」と喜びをかみしめた。

久保前王将は16年度の第66期王将戦で王将を奪取し、17年度の第67期王将戦で防衛を果たしていたが、今回の対戦で無冠となった。久保前王将は「全体的にチャンスが少ない将棋が多かったように思う。今後の課題にしていきたい」と次を見据えた。

将棋のタイトル戦が沖縄で開催されたのは01年の第49期王座戦以来、約18年ぶり。琉球新報ホールで行われた大盤解説会には多くの将棋ファンが駆け付け、にぎわった。

情報源:渡辺4連勝、王将復位 那覇第4局、棋王と2冠(琉球新報) – Yahoo!ニュースコメント

情報源:渡辺4連勝、王将復位 那覇第4局、棋王と2冠 – 琉球新報 – 沖縄の新聞、地域のニュース


王将戦七番勝負第4局は渡辺棋王が勝ちました。投了図以下は▲8六玉なら△8五金、▲6五玉なら△6四金までの詰みです。終局時刻は17時53分。消費時間は▲久保王将7時間58分、△渡辺棋王7時間1分。渡辺棋王が4勝0敗で七番勝負を制し、王将位を奪取。自身3期目の獲得とともに、二冠に復帰しました。

情報源:王将戦中継ブログ : 渡辺棋王が王将奪取


終局直後の様子。

主催者のインタビューに答える渡辺新王将。

【渡辺新王将の談話】
―― 本局の序盤戦はいかがでしたか。
「予想していた戦法の一つではありました」

―― △7三桂(36手目)は控室では予想されていませんでしたが、予定の作戦だったのですか。
「はい。あのあたりまでは予定していました」

―― 封じ手の局面はどのように見ていましたか。
「攻め自体はうまくいっていると思っていましたが、その後、本譜のように反撃されますので。1筋と3筋の反撃がどれぐらいかな、という感じて見ていました」

―― 2日目の進行についてはいかがでしたか。
「▲1五歩(57手目)△同歩▲3五歩の攻め筋は、あまり読んでいなかった手だったので。本譜△5五銀(60手目)は長考になりましたが、自玉が案外危ないので、そこはあまり成算がなかったです」

―― 終盤は追い上げもあったように思いますが、どこでよくなったと思いましたか。
「(80手目△1三金で)銀が入って先に詰めろがかかったので、そのあたりはよくなったと思いました」

―― 一4連勝で王将を奪取されました。
「挑戦者になってからは(タイトルを奪取することを)目標にしてましたので、それが達成できたのは大変うれしく思います」

―― シリーズ全体を振り返っていかがですか。
「中終盤をまずまずうまく指せた気がしますので、それが結果につながったのかなと思います」

久保前王将はさばさばとした表情でインタビューに応じた。

【久保前王将の談話】
―― 三間飛車から右四間に振り直す展開でしたが、これは予定の作戦でしたか。
「変化としては、想定内の一つではありました」

―― 1日目の展開はどう見られていましたか。
「評価が難しい局面が続いていたので、先に進まないとわからない局面が多かった気がします」

―― 今日の午前中の流れはいかがでしたか。
「1筋と3筋の反撃がどれほどの効果があるのか、先に進まないとわからなかったので、なんとも言えないなと思いながらやっていました」

―― 終盤は追い上げたようにも見えましたが、いかがでしたか。
「組み合わせがいろいろあるので、一つぐらい何か、こちらにいい変化があるのではないかと考えていたのですが……。いろいろと読んでみると、全部こちらにうまくいかない変化で、いい組み合わせがなかったように思います」

―― 形勢が思わしくないと判断されたのはどのあたりでしたか。
「▲1三銀(77手目)に△2二金と寄る変化が出てきて。(持ち駒の)金を温存されてしまう変化にどうしてもなってしまうので、それで苦しくなったと思いました」

―― 一局を振り返っていかがでしたか。
「変化自体は何十年も前からあるもので、その時のことを思い出しながらやっていたんですが。ちょっと精査してみないと、先手番で使える戦法なのかどうかはわかりませんが、自分のやりたい将棋を指せたとは思います」

―― 今シリーズを振り返っていかがでしたか。
「全体的にチャンスの少ない将棋が多かったように思いますので、今後の課題にしていきたいと思います」

―― 今後の抱負をお願いいたします。
「これまでも順風満帆の棋士人生ではありませんでしたので。また1から階段を登って、しっかり研究をして、この場所に戻れるように頑張りたいと思います」

情報源:王将戦中継ブログ : 終局直後


久保利明王将に渡辺明棋王が挑戦する第68期王将戦七番勝負の第4局が、2月24・25日(日・月)に沖縄県那覇市「琉球新報本社ビル」で行われ、渡辺棋王が久保王将を96手で破り、ストレートの4連勝で王将戦を制しました。

渡辺棋王は5期ぶり通算3期目の王将獲得となり、二冠を達成しました。

情報源:渡辺明棋王が久保利明王将を破りストレートでタイトル奪取 王将戦七番勝負第4局|将棋ニュース|日本将棋連盟


久保利明王将 vs △渡辺明棋王(棋譜を見る

96手目 5八馬まで、△#渡辺棋王 の勝ち、王将奪取成功

勝った△渡辺明棋王
投了図:玉は6五か8六しか逃げられない
どちらも金打ちで詰み




渡辺二冠か・・・
タイトルホルダーから、40代が消えたな。