将棋 最年少タイトルへの道 | マイナビニュース

最年少タイトルホルダーなるか?


将棋界において、これまでの最年少タイトル獲得記録は屋敷伸之九段の18歳6カ月。1990年度第57期棋聖戦五番勝負で中原誠棋聖(当時)を2連敗後の3連勝で下しタイトルを獲得しました。以来29年、この記録は破られていないどころか、影を踏んだ者もいないという状況が続いています。

18歳6カ月の最年少タイトル獲得記録を持つ屋敷九段
18歳6カ月の最年少タイトル獲得記録を持つ屋敷九段

しかし、ついに記録を脅かす存在が現れました。

皆様ご存知、藤井聡太七段。年齢は16歳6カ月です。記録更新までの猶予は約2年あります。

ただしプロ棋士は皆、タイトルを目指して日々対局を重ねていますので、獲得はそう簡単なことではありません。事実、デビューから高勝率を維持し続ける藤井七段ですが、まだ1度もタイトル挑戦権を獲得していませんね。

しかし本記事ではそのことを考えず、藤井七段がタイトルを獲得するとしたら最短ではいつ? 屋敷九段の記録は破れるの? といった点を整理していきたいと思います。

最年少記録を塗り替えられるか?

ヒューリック杯棋聖戦

藤井七段がもっとも早くタイトルを獲得するとしたらこの「棋聖戦」です。今期第90期、藤井七段は二次予選の決勝に進んでいますが、決勝の相手は強敵久保利明王将となっています。二次予選が終わると16人による挑戦者決定トーナメントが行われ、例年6月初旬から7月中旬ごろに掛けて五番勝負が行われます。

王位戦

例年7月初旬から9月下旬ごろに掛けて七番勝負が行われる「王位戦」。今期第60期、藤井七段は予選初戦で山崎隆之八段に敗れ姿を消しています。猶予が2年であることを考えれば、来期以降のお楽しみ、ということになります。

王座戦

前期第66期、藤井七段はベスト4、もっともタイトル挑戦に近づいた棋戦です。今期は前期ベスト4の条件で予選免除。16人による挑戦者決定トーナメントからの出場となります。五番勝負は9月から10月に行われる見込みです。

竜王戦

藤井七段が2期連続でランキング戦で優勝、本戦に出場しているこの棋戦。今期第32期はランキング戦4組の1回戦を突破していますが、本戦出場にはあと4勝が必要となります。七番勝負は10月から年末に掛けて行われる見込みです。

大阪王将杯王将戦

七番勝負が進行中ですが、新期第69期は一次予選が進行中。藤井七段は3回戦に進出しています。突破すれば6人による二次予選、それにも勝つと挑戦者決定リーグに参加できます。七番勝負は来年1月から3月に行われる見込みです。

棋王戦

今期第45期の予選が始まったばかりの棋王戦。藤井七段は予選を2回戦まで勝ち、本戦進出まであと2勝としています。本戦には30人以上が参加、五番勝負は来年2月から3月に行われる見込みです。

タイトル戦は他に「叡王戦」「名人戦」がありますが、「叡王戦」は新期が始まっておらず、「名人戦」は順位戦でA級に上がらなければ手が届きませんのでここでは割愛します。

書き連ねますとどの棋戦もなかなか長い道のりとなっていますが、藤井七段は記録を破ることができるでしょうか。

情報源:将棋 最年少タイトルへの道(マイナビニュース) – Yahoo!ニュースコメント

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