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2019年2月21日 16時36分
人工知能=AIを活用して、「歯周病」や「口くうがん」を早期に発見できるスマートフォンのアプリを実用化しようと、産学の共同研究が始まることになりました。
これは東北大学とNTTドコモが発表したもので、ことし4月から共同研究を始めるとしています。
21日は実用化をイメージしたアプリが公開され、スマホのカメラで口の中を撮影すると歯周病の症状が出ているかどうか、判定します。
判定を行うのは、歯周病の人の口の中を学習した人工知能=AIで、歯ぐきの色や腫れがあるかどうかなどを瞬時に見極めることを目指します。
また、同じくAIを活用して舌の写真から、「口くうがん」の症状があるかどうか調べことができるアプリも開発するということです。
正式な診断はあくまで医師が担いますが、病気の予防や早期発見につなげたいとして、2022年度の実用化を目指しています。
東北大学大学院歯学研究科の佐々木啓一研究科長は「どの時点で歯医者に行けばよいか、検診すればよいか、わからない人が多いのでそこを助けられればよいと思う」と話しています。
また、NTTドコモ先進技術研究所の滝田亘所長は「AIの技術は応用性が広いので社会に役立つサービスをつくっていく」と話しています。
情報源:AIで口くうがんや歯周病を早期発見 スマホアプリ開発へ | NHKニュース
2019年02月21日18時05分
東北大学とNTTドコモは2月21日、歯周病を早期に発見するAIを共同研究すると発表した。4月1日から開始する。
歯周病検診は歯科医院などの診察時間内といった限られた場所や時間帯でしか受診できないが、40歳~70歳を対象とした歯周病検診の受診率は全国で4.3%と低く、重症化してから歯科医師にかかる患者も多いという。
東北大学とNTTドコモでは、スマホで歯ぐきを撮影するだけで歯周病を発見できるAIを共同で開発することを目指す。撮影時の手振れや撮影環境の明るさの違いを考慮しながら、歯ぐきの色情報や歯周病独特の形状などを解析、歯周病のリスクを判定するという。
東北大学の口腔疾患に関する豊富な診断実績・研究実績に基づく専門的見識とNTTドコモのAI技術をあわせ、日常の生活シーンで活用できる歯周病発見AIを確立。2022年度を目途に歯周病だけではなく、顎関節症や口腔がんなど他の口腔疾患も発見可能にして実用化を目指すとしている。
■関連サイト
情報源:東北大学とドコモ、スマホとAIを使って歯周病の早期発見を目指す研究 – 週刊アスキー
- 報道発表資料 : (お知らせ)東北大学とドコモ、歯周病発見AIの共同研究を開始 | お知らせ | NTTドコモ
- 東北大学とドコモ、歯周病発見AIの共同研究を開始 … | プレスリリース | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-
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