絶好調だった“永世二冠”渡辺明棋王に勝利 トップ棋士を次々に倒す藤井聡太七段の現在地

絶好調だった“永世二冠”渡辺明棋王に勝利 トップ棋士を次々に倒す藤井聡太七段の現在地 | AbemaTIMES

ふむ・・・


2019.02.17 08:30

2月16日の朝日杯将棋オープン戦で、藤井聡太七段(16)が昨年に続く優勝で、羽生善治九段(48)が2013年から3連覇して以来となる、史上2人目の朝日杯連覇を達成した。昨年も羽生九段、広瀬章人竜王(32、当時八段)、佐藤天彦名人(31)ら、将棋界のトップ中のトップを下して優勝したが、本戦から出場となった今年も順位戦A級棋士、朝日杯歴代優勝者、そしてタイトル通算20期を誇る超トップ棋士と、強豪たちに完勝といい内容で頂点まで駆け抜けた。果たして、藤井七段の棋界における立ち位置はどこまで上がっているのか。

今期、朝日杯で倒したのは1回戦で稲葉陽八段(30)、2回戦で糸谷哲郎八段(30)がいずれもA級棋士。準決勝の行方尚史八段(45)は、朝日杯の第1回優勝者でタイトル挑戦経験もある。そして極め付きは、決勝の渡辺明棋王(34)だ。藤井七段は史上5人目の中学生棋士して話題になったが、その4人目が渡辺棋王。竜王位と棋王位でそれぞれ永世資格を持つ“永世二冠”で、タイトル通算20期は歴代5位に入っている。

渡辺棋王にいたっては、実績だけではなく、今年度は絶好調だった。藤井七段に決勝で敗れるまで、直近20局はなんと19勝1敗。しかも15連勝、敗れて直後に5連勝と、とにかく勝ちまくっていた。対局も「鬼の棲家」と称される順位戦B級1組や、タイトル戦といったものが大半を占め、開催中の棋王戦五番勝負(2勝0敗)、王将戦七番勝負(3勝0敗)では、いずれもタイトルにあと1勝と迫っていた。力が衰えつつある“元トップ棋士”ならまだしも、現役バリバリのタイトルホルダーが、しかも絶好調だったにもかかわらず、藤井七段に完敗を喫したことは、昨年達成した史上最年少15歳6カ月での棋戦優勝よりも、同じプロ棋士の中に走る衝撃は大きいかもしれない。

改めて、今年度の藤井七段の成績と対戦相手を見てみれば、29連勝で沸きに沸いた1年目よりも、凄みを感じるものが浮かび上がってくる。今年度の成績は、広瀬竜王と勝利数でトップタイとなる40勝7敗。勝率は、中原誠十六世名人が持つ最高記録0.8545(47勝8敗)に迫る.851で単独トップだ。昨年は61勝を上げ、勝率0.8356を記録したが、今年度は予選免除の棋戦もあり、順位戦もC級1組に上がったことから、対戦相手のレベルが1ランク上がった。また、偶然にも対局前の振り駒で後手番となるケースが多く、今回の朝日杯では4局すべて後手番。今年度の全対局を見ても2/3が後手番だ。7敗のうち5敗は後手番で、巡り合わせ次第では29連勝に匹敵する連勝記録を打ち立てていた可能性すらある。

ファンの間で愛用されている、棋士の現在の力を示す「レーティング」はいろいろあるが、藤井七段はトップ5に入っていることがほとんど。そのレーティングでもトップである渡辺棋王を破ったことからも、現在7人いるタイトルホルダー級の実力を兼ね備えていると言っても、過言ではない。少なくとも連覇を果たした朝日杯のような、若手有利とされる早指し棋戦では、もはや全棋士から「打倒藤井」とターゲットにされる存在になった。

将棋ファン待望の藤井七段のタイトル獲得。現在、各棋戦で奮闘中だが、より近い将来に実現するだろうことを確信させる、そんな朝日杯連覇となった。

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ひふみんの順位戦参加当時は、今とは人数が違うからな・・・
第9期順位戦、C級2組は17人しかいなかった。
しかも、途中からの参加だったみたいだし。